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概要

解析中に作成者に関する情報を収集するよう C/C++test を設定すると、タスクの割り当てが容易になります。作成者情報を DTP サーバーに送信すると、Process Intelligence Engine (PIE) などの他の解析コンポーネントがその情報を利用できるため、欠陥の修正や開発プロセスの最適化に役立ちます。  

ソース管理システムの情報、ソースを作成者に直接マッピングする XML ファイル、現在のローカル ユーザーに基づいて作成者を割り当てるよう C/C++test を設定できます。 

作成者設定の優先順位

作成者の優先順位は、.properties 設定ファイルの設定を上から下へ読み取ることによって決定されます。複数の作成者のソースが使用されている場合、次の優先順位が適用されます。

  1. ソース管理システムの情報 
  2. XML マップ ファイル
  3. 現在のユーザー 
選択されたオプションのいずれかで作成者を決定できない場合 、選択された次のオプションに基づいて作成者が決定されます。最終的に作成者を決定できない場合、ユーザーは「unknown」に設定されます。同様に、どのオプションも選択されていない場合もユーザーは「unknown」に設定されます。

作成者の算定方法

作成者の決定方法を指定するには、設定ファイルを編集します。

scope.local=[true or false]
scope.scontrol=[true or false]
scope.xmlmap=[true or false]

その他の作成者設定

デフォルトでは大文字と小文字が区別されますが、authors.ignore.case プロパティに true を指定すると、大文字と小文字の区別を無効にすることができます。

authors.ignore.case=true

authors.user[identifyer] オプションを使用してユーザー名、E-mail アドレス、およびユーザーのフルネームを設定できます。たとえば、設定は次のようになります。

authors.user1=john,[email protected],John Doe

ユーザーがチームからいなくなった場合や、作成者を他のユーザーに変更する必要がある場合、authors.mapping[x,y] オプションを使用します。

authors.mapping1=old_user,new_user

作成者 XML マップ ファイルの作成

作成者 XML マップ ファイルを使用するには、scope.xmlmap 設定に true を指定し、ファイルへのパスを指定する必要があります。scope.xmlmap および scope.xmlmap.file を参照してください。

<authorship> 要素はマッピング 情報の開始を表します。

<file /> 要素は <authorship> 要素内に置かれ、author および path の 2 つのプロパティでユーザーをファイルまたはファイルのセットにマッピングします。

<?xml version="1.0" encoding="UTF-8" ?>
  <!DOCTYPE authorship (View Source for full doctype...)> 
    <authorship>
      <!-- assigns all files named: "foo/src/SomeClass.java" to "author1" --> 
      <file author="author1" path="foo/src/SomeClass.java" />
ワイルドカード表現説明

?oo/src/Foo.c

名前が / 以外の文字で始まり "oo/src/" で終わるすべてのファイルを割り当てます。
**.cs任意のディレクトリにあるすべての *.cs ファイルを割り当てます。
**/src/**パスに "src" という名前のフォルダーを含むすべてのファイルを割り当てます。
src/**ディレクトリ "src" にあるすべてのファイルを割り当てます。
src/**/Test*"src" ディレクトリ内にあり、名前が "Test" で始まるすべてのファイルを割り当てます ("src/some/other/dir/TestFile.c" など)。

マッピングの順序の問題

マッピング ファイルは上から下に読み取られるため、より詳細なマッピングを上に配置すると、正しいファイルに作成者がマッピングされるようにできます。  

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