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基本的な手順
C/C++test を使ってコードをテストするには、ワークベンチ (ユーザーごとに固有の一時作業エリア) で C/C++ プロジェクトを用意する必要があります。プロジェクトを作成するための基本手順は次のとおりです。
- プロジェクトを作成またはインポートします。
- 既存の Eclipse CDT、Wind River Workbench、ARM DS-5 プロジェクトの場合、ステップ 2 に進んで、C++test で使用するためにプロジェクトを設定します。
- コマンド ライン ビルド システムでビルドされたプロジェクトの場合、
cpptestscan
ユーティリティを使用してビルド プロセスから情報を収集し、情報をインポートしてプロジェクトを作成します。プロジェクトは、コマンドラインからでも GUI ウィザードからでも作成できます。C++test は、CMake コンパイル コマンド JSON ファイルをインポートしてプロジェクトを作成する方法もサポートしています。詳細については 「既存のビルド システムを使った C++test プロジェクト」を参照してください。 - Wind River Tornado プロジェクトをインポート する場合、「既存の Wind River Tornado プロジェクトのインポート」の操作を行います。
- その他の場合、「GUI からの C++test プロジェクトの作成」の説明に従って、GUI でプロジェクトを設定します。
- C/C++test プロジェクト オプションを使ってビルド設定を構成します。
- このステップは、すべての C/C++test プロジェクトで必須です。C/C++test を使ってテストする既存の Eclipse CDT、Wind River Workbench、および DS-5 のプロジェクトも該当します。
- 「プロジェクトとファイルのオプション設定」を参照してください。
上記のステップは、一度だけ実行する必要があります。1 人のチーム メンバーがプロジェクトを作成して構成し、ソース管理システムにチェックインしたら、他のチーム メンバー全員がそのプロジェクトを再利用できます。詳細については「プロジェクトの共有」を参照してください。
C/C++test プロジェクトでの作業
C/C++test プロジェクトは、 1 つのバイナリ (つまりライブラリまたは実行ファイル) にビルドされる、ソース ファイルとヘッダー ファイルを定義します。各プロジェクトは、ファイル システム中の 1 つのプロジェクトにマップします。このディレクトリにあるすべてのファイルとフォルダーはプロジェクトの一部であり、プロジェクト サブツリーとして表示されます。さらにプロジェクトには、ファイル システム中の外部の場所を指す「リンクされたフォルダー」が含まれることもあります。リンクされたフォルダーにあるすべてのファイルおよびサブ フォルダーも、プロジェクトの一部として表示されます。
プロジェクトの場所の選択
プロジェクトはソース ファイル構造のルート ディレクトリに作成することができます。この場合、すべてのソース ファイルがプロジェクトの一部として表示されます。
プロジェクトを共有する予定である場合、ソース ファイル構造のルート ディレクトリにプロジェ クトを作成することを推奨します。そうすれば、C/C++test のファイル/フォルダーをプロジェク トのルート ディレクトリに追加することができます。
オリジナルのファイル構造に C/C++test ファイルを追加できない場合、プロジェクトをワークスペースまたは外部の場所に作成し、リンクされたフォルダーを作成してソース/ヘッダー ファイルの場所をプロジェクトに含めるべきです。
ワークスペース ディレクトリなどの他の場所にプロジェクトを作成することもできます。この場合、ソース ファイル/ヘッダー ファイルがあるディレクトリを指す「リンクされたフォルダー」を作成する必要があります。
リンクされたリソースによるプロジェクトの共有
リンクされたフォルダーは、プロジェクト定義ファイル (.project
ファイル) において絶対パスで定義されます。リンクされたリソースを含むプロジェクトの共有を容易にするために、リンクされたフォルダーはパス変数への相対で指定することもできます。パス変数を定義するには、[ウィンドウ] メニューの [設定] をクリックし、[一般] > [ワークスペース] > [リンクされた リソース] を選択してパス変数を新規に作成します。
Eclipse ベースのスタンドアロン版について
C/C++test のスタンドアロン GUI は Eclipse を使ってビルドされています。したがって C++test は、プロジェクトの作成と編成に関する一般的な Eclipse の機能の一部を使用します。Eclipse の機能の詳細については、[ヘルプ] メニューの [ヘルプ目次] をクリックして、『Workbench User Guide』ブックを参照してください。ただし、C/C++test プロジェクトは完全な Eclipse プロジェクトではないため、Eclipse の一部の機能は C/C++test プロジェクトでは使用できません。たとえば、C/C++test プロジェクトは Eclipse メ ニューからのビルドおよび実行オプションをサポートしません。