このセクションでは、SOAtest のテスト保守性レポートの目的と、そのアクセス方法について説明します。

このセクションの内容:

テスト保守性レポートとは

Web アプリケーションの経年変化に耐える保守可能な Web シナリオを作成する上で、要素ロケーターをどのように作成するかは大きな障壁です。  id のような一意の属性でページ要素を作成した場合、その id を使用して要素を検索するテストが作成されます。id は一意なため、ページ上のどこに要素が移動しても検索が可能です。しかし、このような一意な識別子は Web アプリケーションではあまり使用されません。代わりに XPath が一般的に使用されますが、XPath を使用するテストは保守が困難です。なぜなら、ページ要素を再編成した場合、 XPath がすぐに無効になり得るからです。

テスト スイートの保守性を測るために、SOAtest は Web シナリオのサマリーを表示する「テスト保守性レポート」を提供します。保守性の低いテストには警告が出されます。保守性が低いテストとは、 1 つ以上の XPath を使用し、Web アプリケーションが進化するに従ってテストの保守が困難になるテストです。



警告をクリックすると、より詳細な情報を記載したダイアログが開きます。

テスト保守性レポートの生成

テスト保守性レポートの作成方法は 2 通りあります。

  • テスト ケース エクスプローラーでルートの .tst ファイルを右クリックし、ショートカット メニューから [テスト保守性レポートの表示] を選択します。
  • ブラウザー記録から新しい Web シナリオを作成するとき (「ブラウザー操作の記録と再生」に記載のように)、[Web シナリオの記録] ウィザードで [テスト保守性レポートの生成] チェック ボックスをオンにします。記録が完了するとレポートが自動的に開きます。
  • No labels