このセクションでは、SOAtest のテスト ケースと HP ALM / Quality Center の特定の要求をマッピングする方法を説明します。テスト ケースを要求にマッピングすると、HP ALM 内でボタンをクリックするだけで、要求をテストできます。HP ALM の内部から Parasoft のテスト ケースを実行し、結果を HP ALM にレポートします。

このセクションの内容:

HP ALM を使用するための SOAtest の準備

HP ALM は、SOAtest の Web サービス インターフェイスまたはコマンドライン インターフェイス (soatestcli) を使用して SOAtest のテスト スイートを実行します。Web インターフェイスを使用すると、クライアントはリモート マシンで実行されている SOAtest の共有インスタンスを使用してテストを実行します。コマンドライン インターフェイスを使用すると、クライアントのローカル マシンで soatestcli によってテストを実行できます。Web サービス インターフェイスを使用するほうが、より高速にテスト実行を開始および終了できます。

SOAtest の Web サービスを有効にするには、SOAtest を Web サービス モードで起動します。Web サービス モードで SOAtest を実行するマシンは、HP ALM から実行する SOAtest のテスト スイート (.tst ファイル) を含むワークスペースにアクセスできなければなりません。Web サービス モードは、SOAtest の Automation Edition で利用できます。Web サービス モードでの SOAtest の実行の詳細については、「Web サービス インターフェイスからのテスト実行」を参照してください。

SOAtest-ALM 統合オプションの選択

SOAtest と HP ALM を統合するには、2 つの方法があります。

  • Parasoft SOAtest テスト タイプを使用する (HP ALM 10、11 および 12 のみ): このテスト タイプを使用すると、グラフィカルなユーザー インターフェイスを使用してテスト実行を構成できます。スクリプトの作成は必要ありません。テスト タイプを HP ALM サーバーにインストールする必要があります。これは、ALM 管理者によって行われる 1 回限りのインストール作業です。インストールが完了した後は、ユーザーは (スクリプトではなく) Parasoft の GUI で操作を行います。
  • VAPI-XP テスト タイプを使用する (任意のバージョン): このテスト タイプは HP ALM に含まれています。SOAtest には VAPI-XP テストによって実行可能なスクリプトが付属しています。スクリプトの変数を編集することでテストの実行を制御できます。ALM サーバーを変更する必要はありません。

どちらのオプションでも、HP ALM は SOAtest の Web サービス インターフェイスまたはコマンドライン インターフェイス (soatestcli) を使用してテストを実行できます。

Parasoft SOAtest テスト タイプの設定とテストの作成

Parasoft SOAtest テスト タイプの統合は以下を必要とします:

  • サーバー構成: Parasoft SOAtest テスト タイプがインストールされていること。手順は HP ALM 11 and 12HP QC 10 で異なります。
  • クライアント構成: Microsoft Visual C++ 2008 SP1 Redistributable Package (x86) および the Microsoft SOAP Toolkit 3.0 SDK がインストールされていること。手順は バージョン 12、11 および 10 のすべてで同じです。手順は「Configuring the Client Machine - for HP ALM 12, ALM 11 and QC 10」で説明します。

HP ALM / QC サーバー マシンの設定

HP ALM 11 および 12

カスタム タイプのインストール手順は、HP ALM の 『ALM Installation Guide』に記載されています (Windows 7 では C:\Program Files\HP\ALM\application\20qcbin.war\Help\doc_library\pdfs にあります)。

次の手順は、HP ALM 11 または 12 に Parasoft SOAtest テスト タイプをインストールする場合のものです。

  1. <SOAtest Installation>/integration/HP にある ZIP ファイルのコンテンツを <HP Deployment Location>\application\20qcbin.war フォルダーに展開します。<HP Deployment Location>については『HP ALM Installation Guide』を参照してください (Windows Server 2003 では、C:\Documents and Settings\All Users\Application Data\HP\ALM になります)。

  2. HP Server Deployment ウィザードを実行します。これによって、HP ALM に必要なタイプ更新が再デプロイされます。
  3. 管理者権限で IE を実行して Site Administration として HP ALM にログインし、[Tools] > [Update Test Types] をクリックします。すると、アクティブなプロジェクトでカスタム テスト タイプが使用できるようになります。
  4. HP ALM をログアウトします。

HP QC 10

カスタム タイプのインストール手順は、『HP Quality Center Custom Test Type Guide』に記載されています。このドキュメントを参照するには、Quality Center で [Help] > [Documentation Library] をクリックします。 

次の手順は、Quality Center 10に Parasoft SOAtest テスト タイプをインストールする場合のものです。

  1. Quality Center サーバー マシンに一時的な作業ディレクトリを作成します。Quality Center の application ディレクトリに一時ディレクトリを作成できます (たとえば C:\Program Files\HP\Quality Center\application\my_scratch_files)。
  2. Quality Center の jboss\server\default\deploy ディレクトリに移動し、20qcbin.war ファイルを一時ディレクトリにコピーします。
  3. SOAtest の integration\HP ディレクトリに移動し (例: C:\Program Files\Parasoft\SOAtest\<version>\integration\HP)、soatest_test_type.zip ファイルを Quality Center サーバーの一時ディレクトリにコピーします。
  4. soatest_test_type.zip を一時ディレクトリに展開します。次の 2 つのフォルダーが作成されます: CustomTestTypes および Extensions
  5. CustomTestTypes および Extensions で 20wcbin.war を更新します。Java JDK の jar コマンドを使用できます。例:jar uvf 20qcbin.war CustomTestTypes Extensions
    war ファイルは zip ファイル フォーマットを使用するため、zip アプリケーションを使用して 20qcbin.war を更新することもできます。

  6. jboss\server\default\deploy ディレクトリにあるオリジナルの 20qcbin.war ファイルのバックアップ コピーを作成します。たとえば、オリジナルのファイルをコピーしてファイル前を 20qcbin.war.bak に変更します。
  7. 新しい 20qcbin.war ファイルを一時ディレクトリから jboss\server\default\deploy ディレクトリにコピーします。
  8. Quality Center を再起動します。通常、Windows Services コンソールから実行します([Start] > [Administrative Tools] > [Services])。
  9. タイプ オプションのリストに Parasoft SOAtest を追加します。
    1. ブラウザーを開き、URL http://<server:port>/qcbin/start_a.htm を入力します。
    2. [HP Quality Center] リンクをクリックします。
    3. Quality Center にログオンします。
    4. [Tools] > [Customize] をクリックします。
    5. [Project Entities] をクリックします。
    6. [Test] を展開し、[System Fields] を展開します。
    7. [Type] を選択し、[Goto List] ボタンをクリックします。
    8. [New Item] ボタンをクリックし、アイテム名に Parasoft SOAtest を入力して [OK] をクリックします。
    9. [Project Lists] ボックスを閉じ、[Save] をクリックします。
    10. Quality Center をログアウトします。変更が有効になります。

クライアント マシンの設定 - HP ALM 12、ALM 11、QC 10

Parasoft SOAtest テスト タイプを使用するクライアント マシンには、以下のものがインストールされている必要があります。

  • Microsoft Visual C++ 2008 SP1 Redistributable Package (x86)Parasoft SOAtest テスト タイプが機能するには、Microsoft の Visual C++ ライブラリが必要です。Microsoft Download Center からインストーラーをダウンロードできます。 http://www.microsoft.com/en-us/download/details.aspx?id=5582
  • Microsoft SOAP Toolkit 3.0 SDKHP ALM / QC が Web サービスを呼びだすために必要です。この SDK がインストールされていない場合、テスト タイプおよび VAPI-XP スクリプトは SOAtest Web サービス インターフェイスを使用できません。Microsoft Download Center からインストーラー (SoapToolkit30.exe) をダウンロードできます。 http://download.microsoft.com/download/2/e/0/2e068a11-9ef7-45f5-820f-89573d7c4939/soapsdk.exe

さらに、各クライアント マシンで Parasoft 製品を実行できるよう構成する必要があります。それには、次の操作を行います。

  1. 次の手順に従い、ALM / QC を使用してクライアントを再登録します。
    1. IE を管理者権限で実行します。
    2. http://<HP ALM server>:<HP ALM port>/qcbin/start_a.jsp?common=true に移動します。
    3. ダイアログが表示されたら、Parasoft のアドインをインストールします。



      セキュリティ警告への対応

      Parasoft が提供するソフトウェアを実行するかを確認するダイアログが表示された場合、[Always run software from Parasoft Corporation] オプションを選択します。
      ダイアログに Parasoft Corporation ではなく、unknown publisher と表示される場合は、次の操作を行います。

      1) Internet Explorer を終了します。

      2) 次のページから Thawte Code Signing Intermediate CA をインストールします。 https://search.thawte.com/support/ssl-digital-certificates/index?page=content&actp=CROSSLINK&id=AR1493.

      3) Internet Explorer を再起動します。

      4) もう一度ログインを行います。

    4. プロンプトが表示されたら、クライアント登録が完了した後にブラウザーを閉じます。
  2. 再び Internet Explorer を開き、URL http://<server:port>/qcbin/start_a.htm を入力します。
  3. [HP ALM / QC] リンクをクリックします。Internet Explorer はいくつかのセキュリティ警告ダイアログを表示します。



  4. 前の囲みの記述に従ってダイアログに対応します。

([Always run software from Parasoft Corporation] を有効にせずに) [Run] をクリックした場合も統合は有効化されますが、ALM / QC にログインするたびにこれらのセキュリティ警告が表示され続けます。

Test Plan モジュールでのテスト作成

  1. HP ALM にログインした後、[Test Plan] モジュールを選択します。Test Plan モジュールを使用して自動テストおよびカスタム スクリプトをセットアップできます。
  2. Test Plan ツリーで [Subject] を選択し、[New Folder] ツールバー ボタンをクリックします。



  3. [New Folder] ダイアログの [Test Folder Name ] フィールドにフォルダー名 (例: SOAtest) を入力します。



  4. 新しく作成されたフォルダーを選択し、ツールバーの [New Test] アイコンをクリックします。



  5. [Create New Test] ダイアログの [Test Type] ドロップダウン ボックスで [Parasoft SOAtes] を選択し、[Test Name] フィールドにテスト名 (例: SOAtest Demo) を入力して [OK] をクリックします。

     

  6. 新しく作成されたテストを選択し、[Test Script] タブを開きます。



  7. 表示されているコントロールを使用してテストを変更します (下の説明を参照)。
コントロール必須説明
Execution modeXWeb サービス インターフェイスを使用するか (server)、コマンドライン インターフェイスを使用するか (command line) を指定します。
ProtocolX

SOAtest サーバーとの接続に HTTP を使用するか HTTPS を使用するかを指定します。 

HTTPS の注意点

デフォルトでは、HP ALM / QC は、HTTPS を使用して接続した場合に SOAtest が返す、SOAtest 付属の自己署名された SSL 証明書を受け入れません (「...Security certificate required to access this resource is invalid...」というメッセージが表示されます)。  

HTPS を使用して接続する場合、以下を確認してください。

  1. ドメイン固有の SSL 証明書を作成します (Portecle または Java keytool コマンドラインで)。
  2. SOAtest サーバーが使用する SSL 証明書を変更します。これを行うには、<INSTALL>/plugins/com.parasoft.ptest.libs.web_<VERSION>/root/tomcat/conf/ ディレクトリにある server.xml ファイル の SSL HTTP/1.1 Connector エントリを変更します。

  3. 生成された証明書が自己署名されている場合: 証明書を信頼するよう Windows を構成します (Windows Certificate Manager などで)。

デフォルトでは、SOAtest サーバーのポートは、HTTPS では 9443、HTTP では 9080 です。

HostXSOAtest サーバーのホスト名です。
PortXSOAtest サーバーのポート番号です。
Username*

CTP に接続するためのユーザー名です。

* SOAtest が CTP に接続する場合は必須です。

Password*

CTP に接続するためのパスワードです。

* SOAtest が CTP に接続する場合は必須です。

Executable
SOAtest の実行モジュールへのフル パスです。
Workspace

ワークスペース ディレクトリへのフル パスです。空の場合、デフォルトのワークスペースが使用されます。"-data" コマンドライン引数に相当します。

ResourceXワークスペースから SOAtest .tst ファイルへの相対パスです。"-resource" コマンドライン引数に相当します。
XML Report
テスト結果を格納する XML レポート ファイルへのフル パスです。
HTML Report
HTML レポート ファイルへのフル パスです。
Environment
テスト中に有効にする環境の名前です。"-environment" コマンドライン引数に相当します。
Test name
指定された名前に一致するテストを実行します。"-testname" コマンドライン引数に相当します。
Data source row
1 つのデータ ソース行を使用してテストを実行します。"-dataSourceRow" コマンドライン引数に相当します。
Data source name

1 つのデータ ソースを使用してテストを実行します。"-dataSourceName" コマンドライン引数に相当します。
指定する場合、-dataSourceRow の後に -dataSourceName を指定する必要があります。このオプション単独では使用できません。使用するデータ ソース 行を指定し、さらにデータ ソースの名前を指定してスコープを制限することができます。"-dataSourceRow" コマンドライン引数に相当します。

Data group config

実行される .tst ファイル内の各データ グループに対応するアクティブなデータ ソースを指定する XML ファイルへのフル パスです。

"-dataGroupConfig" コマンドライン引数に相当します。

Environment config

実行される .tst ファイルで使用する環境変数を指定する XML ファイルへのフル パスです。

"-environmentConfig" コマンドライン引数に相当します。

Extra command line arguments
soatestcli に渡すその他のコマンドライン引数を指定します。上級ユーザー向けです。
Custom request XML
SOAtest サーバーに渡すカスタム XML リクエストを指定します。上級ユーザー向けです。
Custom script path
SOAtest VAPI-XP スクリプトへのフル パスです。カスタム VAPI-XP スクリプトの実行を有効にします。上級ユーザー向けです。


VAPI-XP テスト タイプの設定とテストの作成

クライアント構成

VAPI-XP テスト実行で SOAtest スクリプトを使用するクライアント マシンには、以下がインストールされていなければなりません。

  • Microsoft SOAP Toolkit 3.0 SDKHP ALM / QC が Web サービスを呼びだすために必要です。この SDK がインストールされていない場合、テスト タイプおよび VAPI-XP スクリプトは SOAtest Web サービス インターフェイスを使用できません。Microsoft Download Center からインストーラー (SoapToolkit30.exe) をダウンロードできます。 http://download.microsoft.com/download/2/e/0/2e068a11-9ef7-45f5-820f-89573d7c4939/soapsdk.exe

Test Plan モジュールでのテスト作成

  1. HP ALM にログインした後、[Test Plan] モジュールを選択します。Test Plan モジュールを使用して自動テストおよびカスタム スクリプトをセットアップできます。
  2. Test Plan ツリーで [Subject] を選択し、[New Folder] ツールバー ボタンをクリックします。



  3. [New Folder] ダイアログの [Test Folder Name ] フィールドにフォルダー名 (例: SOAtest) を入力します。



  4. 新しく作成されたフォルダーを選択し、ツールバーの [New Test] アイコンをクリックします。



  5. [Create New Test] ダイアログの [Test Type] ドロップダウン ボックスで [VAPI-XP-TEST] を選択し、[Test Name] フィールドにテスト名 (例: SOAtest Demo) を入力して [OK] をクリックします。

     

  6. HP VAPI-XP Wizard でスクリプト言語として [JavaScript] を選択し、[Script Name] に SOAtest を入力して [Finish] をクリックします。
  7. [Test Script] タブを開きます。HP VAPI-XP ウィザードによってテンプレートが作成されています。



  8. SOAtest のインストールディレクトリの integration/HP にあるカスタマイズされた SOAtest スクリプト HPQualityCenter.txt を開きます。

    スクリプトはデフォルトのインストール ディレクトリとして c:/Progra~1/Parasoft/SOAtest/[SOAtest version number]/ を想定していることに注意してください。スクリプトは examples/tests ディレクトリにある HPQualityCenter.tst という テストスイートを実行するよう構成されています。 
  9. HPQualityCenter.txt のスクリプトをコピーしてテンプレートと置き換えます。



  10. 必要に応じてスクリプトを変更します (詳細については次のセクションを参照してください)。
  11. スクリプトを保存します。

スクリプトの修正

HPQualityCenter.txt 統合スクリプト (SOAtest インストール ディレクトリの integration/HP にあります) を [Test Script] タブで使用し、プロジェクト ファイルを実行してテスト結果を HP ALM / QC にレポートするよう SOAtest に指示します。 

必要に応じて SOAtestServerHost および testSuite を変更します。SOAtestServerHost には、Web サービス モードで SOAtest を実行しているマシンのホスト名または IP を指定します。testSuite には、SOAtest Web サービスが使用しているワークスペースから SOAtest プロジェクトへの相対パスを指定します。

スクリプトのデフォルト値

スクリプトには以下のデフォルト値が設定されています。

変数デフォルト値
useWebServicetrue
SOAtestServerProtocolhttp
SOAtestServerHostlocalhost
SOAtestServerPort9080
SOAtestServerUsername

""
(認証を指定しない)

SOAtestServerPassword

""
(認証を指定しない)

testSuiteワークスペースの HPQualityCenter プロジェクトにある "HPQualityCenter/HPQualityCenter.tst"
testName

""
(すべてのテストを実行)

dataSourceRow

""
(すべてのデータ ソース行を使用)

dataSourceName

""
(すべてのデータ ソース行を使用)

testConfiguration"user://Example Configuration"
environment

""
(デフォルトのアクティブな環境を使用)

dataGroupConfig

""
(各データ グループで現在アクティブになっているデータ ソースを使用)

environmentConfig

""
(各テストで現在アクティブになっている環境変数を使用)

xmlReport"C:/Progra~1/Parasoft/SOAtest/<version>/examples/reports/HPQualityCenter.xml"
htmlReport"" 
detailedReportingtrue

変数の説明

次の表は、スクリプトの振る舞いを構成する際に使用可能な変数の説明です。

変数説明
useWebServiceSOAtest の Web サービス インターフェイスを使用してテストを実行するかどうかを指定します。false を設定すると、テストは SOAtest のコマンドライン インターフェイスを使用して実行されます。var useWebService = true;
SOAtestServerProtocolSOAtest サーバーとの接続に HTTP を使用するか HTTPS を使用するかを指定します。 var SOAtestServerProtocol = "https";
SOAtestServerHost SOAtestServerPort

サーバー モードで SOAtest を実行するマシンのホスト名または IP アドレスです。

サーバー モードで SOAtest を実行するマシンのポート番号です。

var SOAtestServerHost = "localhost";

var SOAtestServerPort = 9080;

SOAtestServerUsername SOAtestServerPassword

CTP に接続するためのユーザー名です。

CTP に接続するためのユーザー名です。

* SOAtest が CTP に接続する場合は必須です。

var SOAtestServerUsername = “user1”;

var SOAtestServerPassword = “password”;

testConfigurationテスト コンフィギュレーション名です (-config CLI 引数と同じです)。var testConfiguration = "user://Example Configuration";
testSuiteワークスペースから SOAtest プロジェクト ファイルへの相対パスです。

var testSuite = "HPQualityCenter/HPQualityCenter.tst";

テスト スイートは、ワークスペースの HPQualityCenter というプロジェクト内にあると仮定します。

testName実行するテスト スイート内のテスト名です (-testName CLI 引数と同じです)。

var testName = "";
(すべてのテストを実行する場合は、空文字列 "" のままにします。)

dataSourceRow dataSourceName1 つのデータ ソース行でテストを実行します (-dataSourceRow および -dataSourceName CLI 引数と同じです)。

var dataSourceRow = "";
var dataSourceName = "";
(leave as empty string "" to use all data source rows)

environmentテスト中に有効にする環境の名前です (-environment CLI 引数と同じです)。

var environment = "";
(デフォルトのアクティブな環境を使用する場合は、空文字列 "" のままにします)

dataGroupConfig

実行される .tst ファイル内の各データ グループに対応するアクティブなデータ ソースを指定する XML ファイルへのフル パスです。

"-dataGroupConfig" コマンドライン引数に相当します。

var dataGroupConfig = "C:/configFiles/dataGroupConfig.xml"
environmentConfig

実行される .tst ファイルで使用する環境変数を指定する XML ファイルへのフル パスです。

"-environmentConfig" コマンドライン引数に相当します。

var environmentConfig = "C:/configFiles/environmentConfig.xml"
xmlReportテスト結果を格納する XML レポート ファイルへのフル パスです。このファイルはテストを実行するたびに作成されます。var xmlReport = "C:/Progra~1/Parasoft/SOAtest/<version>/examples/reports/HPQualityCenter.xml";
htmlReport

オプションの HTML レポート ファイルのディレクトリへのフル パスです。XML ファイルと同じ名前ではいけません。空文字列 "" のままにすると、HTML のレポートを無効にできます。
var htmlReport = "";

var htmlReport = "c:/Progra~1/Parasoft/SOAtest/<version>/examples/reports/HPQualityCenter2.html";
detailedReportingレポートのレベルを制御します。true の場合、テスト結果には各テスト実行の詳細な情報が表示されます。false の場合、テストの失敗に関する情報だけがレポートされます。var detailedReporting = true;
SOAtestExeSOAtest のexe へのフル パスです。

var SOAtestExe = "C:/Progra~1/Parasoft/SOAtest/<version>/soatestcli.exe";

この変数は非推奨であり、useWebService が false の場合にだけ使用できます。

workspaceLocation

ワークスペースへのフル パスです。 var workspaceLocation = "C:/Users/name/soatest/workspace";
デフォルトのワークスペースの場所を指定するには、"" を使用します。

var workspaceLocation = "C:/Docume~1/soatest-workspace/"

この変数は非推奨であり、useWebService が false の場合にだけ使用できます。

additionalArgs

SOAtest に渡すその他のコマンドライン引数を指定します。たとえば、Custom という名前のテストだけを実行するには、"-testName Custom" と指定します。テスト スイート全体を実行する場合は、空文字列 "" のままにします。
var additionalArgs = "";

var additionalArgs = ""-testName Custom"

この変数は非推奨であり、useWebService が false の場合にだけ使用できます。

SOAtest 5.5.x から移行した場合

SOAtest 5.5.x と SOAtest 2020.x の変数には、若干の違いがあります。

SOAtest 5.5.x の変数:

  • SOAtestExe: SOAtest インストール ディレクトリ内の soatestcli.exe へのフル パスです。デフォルトでは、この変数はデフォルトのインストール ディレクトリを指しています。大部分のユーザーにとってデフォルトの設定は適切であり、変更する必要はありません。
  • testSuite: SOAtest のプロジェクト ファイルへのフル パスです。デフォルトでは、この変数には (SOAtest インストール ディレクトリの examples/tests にある) HPQualityCenter.tst が設定されています。この変数の値を、SOAtest で実行するプロジェクトへのフル パスに変更する必要があります。
  • xmlReport: テスト結果を格納する XML レポート ファイルへのフル パスです。このファイルはテストを実行するたびに作成されます。
  • htmlReport: HTML レポート ファイルへのフル パスです (任意)。xmlReport 変数と同様に、このファイルはテストを実行するたびに作成されます。HTML レポートを生成しない場合、この変数に空の文字列 "" を設定します (デフォルト値)。HTML レポートを生成する場合、レポートはテスト実行に添付され、HP ALM から直接的に参照することができます。
  • detailedReporting: レポートのレベルを制御する Boolean 変数です。true (デフォルト値) を設定すると、SOAtest プロジェクト内のすべてのテストに関する詳細な情報がレポートされます。false を設定すると、テストの失敗だけがレポートされます。
  • additionalArgs: SOAtest に渡すその他のコマンドライン引数を指定します。たとえば、Custom という名前のテストだけを実行するには、"-testName Custom" と指定します。同様の方法で、その他のコマンドラインの詳細機能を使用することができます。


Test Lab モジュールでのテスト実行

Test Lab モジュールでテストを実行するには、次の操作を行います。

  1. [Test Lab] モジュールを開きます。
  2. Root ノードから新しいフォルダーを作成します。
  3. 作成したフォルダーに新しい Test Set を追加します。



  4. Test Plan ツリー (ALM 12 では、ツールバー左上の [Select Tests] をクリックして開きます) で、Test Plan から作成されたテストを見つけて新規テスト セットにそれを追加します。





  5. テストを追加したら、選択して実行します。SOAtest がローカルにインストールされている場合は必ず [Run All Tests Locally] オプションをオンにしてから、[Run All] または [Run] ボタンをクリックします。

テスト結果について

テストの実行が完了したら、他のテストの場合と同様に、結果のサマリーおよび詳細を参照できます。 

テストを実行するたびに、Test Center のステータス列に SOAtest のテスト スイートの全体的な結果が表示されます。SOAtest のテスト スイート内で実行された各テストに相当する実行ステップのリストも表示されます。実行ステップのステータス列は、テストが成功したか失敗したかを表します。


テストに関する詳細な情報を確認するには、実行ステップの [Description] フィールドを参照します。フィールドには以下の情報が表示されます。

  • Test Information: テスト名、開始時刻、終了時刻、実行時間、およびステータスが表示されます。SOAP Client テストの場合、アセット (WSDL URI) および操作名も表示されます。
  • Traffic: トラフィックを生成するテストの場合にだけ表示されます。レスポンス時間、リクエスト メッセージ、およびレスポンス メッセージが表示されます。
  • Error Source, Error Summary, Error Detail: これらのフィールドは、テストが失敗した場合にだけ表示されます。Error Source にはエラーをレポートしたツールの名前と、該当するデータ ソース列がある場合、列名が表示されます。Error Summary および Error Detail セクションには、エラーに関する簡潔なメッセージおよび詳細なメッセージが表示されます。

各実行ステップには、Expected および Actual エリアがあり、それぞれテストの期待される結果と実際の結果が格納されます。SOAtest プロジェクトのテストが diff または回帰テストが失敗したために失敗した場合、これらのエリアには、エラーをレポートした Diff ツールが期待する入力と実際に受信された入力が表示されます。

トラブル シューティング

HP ALM を使用してテストを実行する際、以下のようなエラー メッセージが表示される場合があります。

エラー メッセージ解決方法
You do not have the required permissions to execute this action

このエラーは、test lab モジュールからテストを実行する QC ユーザーに対して 1 つ以上のパーミッションが有効に設定されていない場合に HP ALM からスローされます。SOAtest に付属の HP QC スクリプトが特定のタスクを正常に実行するためには、特定のパーミッションを有効にする必要があります。

このエラーが表示された場合、ログインした QC ユーザーの所属するグループに次のパーミッションが与えられていない可能性があります: Status [RUN] (Modify Run > Status [RUN])

Quality Center 10 で、QC ユーザーが所属するグループのパーミッションを参照/変更するには、次の操作を行います。

  1. [Tools] > [Customize] をクリックします。
  2. [Groups] を選択します。
  3. 左側で、QC ユーザーが所属するグループを選択します。
  4. 右側の [Change] ボタンをクリックします。

Status [RUN] パーミッションが有効化されているかをチェックするには、次の操作を行います。

  1. 新規ダイアログで [Test Lab] タブを開きます。
  2. [Modify Run] ノードを展開します。
  3. ネストされたノード [Status [RUN] ] に移動します。
  4. パーミッションが有効であることを確認します。

     
Automation server can't create objectParasoft SOAtest Test Type Configuration and Test Creation」または「VAPI-XP Test Type Configuration and Test Creation」で説明されているとおり、Microsoft SOAP Toolkit SDK がインストールされているかを確認してください。
WSDLReader: Loading of the WSDL file failed HRESULT=0x80040154: Class not registered.

これは、一部の Windows マシンで Microsoft SOAP Toolkit を使用している場合に発生する既知の問題です。Microsoft Support Knowledge Base の次のページに、問題とさまざまな解決方法が説明されています: http://support.microsoft.com/kb/922736

SOAtest XML test results not found!xmlReport 変数が適切であることを確認してください。SOAtest Server には、XML ファイルを書き込むフォルダーへの書き込み権限がなければなりません。
  • No labels