テスト プロセスの失敗などの技術的な問題が起こった場合、問題を解決するのに最も良い方法は、問題の原因となったソース ファイルや関連するテスト情報を zip ファイルにアーカイブして、 テクニカルサポートに送信することです (「テクニカルサポート」を参照)。この作業を簡単にするために、C/C++test には、ビルドに失敗したときに自動的にアーカイブを作成する機能があります。通常、アーカイブのサイズは約 0.5 MB であり、作成時間は約 1 分です。

デフォルトでは、ビルドに失敗してもアーカイブは作成されません。必要に応じて手動でサポート アーカイブを準備し、送信することができます。あるいは、Parasoft アーカイブ作成オプションを変更して、テストの問題が発生したときに自動的にアーカイブを準備して送信することもできます。
自動的にアーカイブを準備して送信するよう設定するには、次の操作を行います。

  1. [Parasoft] メニューの [設定] をクリックし、[テクニカル サポート] をクリックします。
  2. [サポート アーカイブの自動生成を有効にする] チェックボックスをオンにします。
  3. 必要に応じてオプションを設定します。以下のオプションがあります。

    オプション説明
    E-mail でアーカイブを送信するサポート アーカイブを自動的に送信します。このオプションをオンにする場合、必ず [Parasoft] メニューの [設定] > [E-mail] で電子メール オプションを設定してください。
    C/C++test コンフィギュレーション ファイルテクニカル サポート アーカイブの作成時に C/C++test で利用可能なすべてのユーザー定義テスト コンフィギュレーションとチーム テスト コンフィギュレーションを送信します。
    DTP engine configuration files解析時に生成された追加の C/C++test データです。
    環境情報環境変数、JVM システム プロパティ、プラットフォームの詳細、その他のプロパティ (メモリなど)。
    プリプロセス済みソース ファイルこのオプションを有効にすると、[アーカイブの作成] ボタンをクリックしたときに、サポート アーカイブに含めるプリプロセス済みソース ファイルを選択するためのダイアログが表示されます。[サポート アーカイブの自動生成を有効にする] チェックボックスがオンの場合、プリプロセス済みソース ファイルは、作成されるアーカイブに自動的に追加されます。
    プロジェクト プロパティプロジェクト、プラットフォーム、ツール、およびオプション エクストラクターのプロパティ。このオプションを選択した場合、プリプロセス済みソースと Makefile をはじめ、プロジェクトに追加したその他のファイルがサポート アーカイブに含まれます。また、プロジェクトの構造を公開するデータも含まれる可能性があります。
    テスト実行データテスト セッション時に自動的に収集されるチェッカー固有のデータ (スタンダード、実行、生成)。テスト実行時にデータを収集するには、このオプションを有効にする必要があります。
    アプリケーション ログさまざまなプラットフォーム/アプリケーションのログ。
    詳細ログを有効にする

    テクニカル サポート アーカイブに詳細ログを含めます。なお、ロギング システムにカスタム コンフィギュレーションがある場合、このオプションを true にすることはできません。

      • 詳細ログは、ユーザーホームの一時ディレクトリ内にある xtest.log ファイルに格納されます。 Windows の場合、ユーザーホームは <drive>:\Documents and Settings\<user>\Local Settings\Temp\parasoft\xtest です。
      • 詳細ログの状態は、セッションを越えて保持され、アプリケーションの起動時に復元されます。
      • ログファイルは、一定のサイズ以上に大きくなることはありません。最大サイズに達するたびに、バックアップが作成されます。
    ソース管理出力を有効にする詳細ログに、ソース管理コマンドの出力を含めたい場合、このチェックボックスをオンにします。出力にソースコードの一部が含まれることがあります。
    拡張オプションサポート チームから拡張オプションを入力するように要求された場合、このチェックボックスをオンにして拡張オプションを入力します。
    アーカイブ ロケーション

    アーカイブの場所としてデフォルト以外の場所を使用するには、右側の [参照] ボタンをクリックして場所を指定します。

  4. [適用] をクリックして [OK] をクリックします。

手動でサポート アーカイブを作成するには、次の操作を行います。

  • [Parasoft] メニューの [設定] をクリックし、[テクニカル サポート] を選択します。アーカイブ オプションを設定して [アーカイブの作成] ボタンをクリックします。

テクニカル サポート アーカイブでは、最近のサポート アーカイブの参照、削除、メール送信を実行できます。テクニカル サポート アーカイブを開くには、次の操作を行います。

  • [Parasoft] メニューの [設定] をクリックし、[テクニカル サポート] を選択します。 [最新のアーカイブの参照] ボタンをクリックします。

サポートアーカイブを作成する際は、問題に関連する情報をすべて含めるとともに、関連しない情報を除くのが最適です。

ベスト プラクティス:関連データだけのテクニカル サポート アーカイブを作成する

作成するテクニカル サポート アーカイブには、完全なアプリケーション ログが含まれます。長い期間のうちに実行された多数のテストの情報がログに含まれる可能性があります。 しかし多くの場合、問題に関係する情報はその中のごく一部です。問題が発生したテスト セッションのアプリケーション ログだけをテクニカル サポート アーカイブに含めるようにすると、テクニカル サポートが問題の原因を切り分けるのに役立ちます。次の操作を行います。

  1. [詳細ログを有効にする] チェックボックスをオンにして、アプリケーション ログを消去します。[詳細ログを有効にする] チェックボックスがすでにオンになっている場合は、いったんオフにしてから再度オンにします。
  2. 問題が発生しているテスト セッションを実行します。
  3. テクニカル サポート アーカイブを作成します。


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