このセクションの設定手順は、仮想化対象の JDBC ドライバーを使用するアプリケーションが次のいずれかの条件にあてはまる場合に行います。
- スタンドアロンの Java アプリケーション
- データ ソース設定を管理しないアプリケーション サーバーにデプロイされたアプリケーション
このような場合、システム プロパティを使用するか (汎用的な java.sql.Driver クラスの実装が使用されている場合)、またはドライバー プロパティを使用して(その他の実装が使用されている場合) Parasoft JDBC ドライバーを制御することができます。
次の操作を行います。
- Parasoft JDBC ドライバーの jar ファイルをアプリケーションがアクセスできる場所にコピーします。
- アプリケーションの JDBC 接続設定を変更し、現在のデータベース ベンダーのドライバーの代わりに Parasoft JDBC ドライバーを使用するようにします。
- 手順はアプリケーション内で JDBC アクセスがどのように設定されているかによって、またデプロイされているフレームワークによって異なります。たとえば、JDBC アクセスがアプリケーションコードにハードコーディングされている場合、コードを変更する必要があるでしょう。また、JDBC 接続設定を指定するプロパティ ファイルや記述子ファイルの変更が必要な場合もあります。
- アプリケーションが java.sql.Driver を拡張するドライバー クラスを使用している場合、ドライバー クラス名を com.parasoft.xtest.jdbc.virt.driver.JDBCProxyDriver に変更し、アプリケーションの JDBC 接続 URL を次のように変更します。
jdbc:parasoft:proxydriver:[original driver fully qualified class name]:@[original driver connection URL]
たとえば、元の JDBC 接続 URL がorg.hsqldb.jdbcDriver:@jdbc:hsqldb:hsql://localhost/parabank
だった場合はjdbc:parasoft:proxydriver:org.hsqldb.jdbcDriver:@jdbc:hsqldb:hsql://localhost/parabank
に変更します。
java.sql.Driver の実装が使用されている場合、必要なプロパティをシステム プロパティ定義に追加します。
たとえば、Tomcat サーバーの場合はプラットフォームに応じて catalina.sh または catalina.bat を編集します。Java 実行可能ファイルの起動引数リストに次のコマンドライン引数を追加します (改行は入れず 1 行で指定します)。-Dparasoft.virtualize.server.url=http://[virtualize server host name]:9080 -Dparasoft.virtualize.group.id=parabank -Dparasoft.virtualize.driver.register.jdbcproxydriver.in.drivermanager=true
この 1 行の引数の文字列に空白や新規行を入れる際は注意してください。一部のアプリケーションサーバーには、このような引数の変更を簡単に管理できるよう、編集可能な変数 (またはこれらの引数が追加された変数) があります。
- サーバーを再起動するか、サーバーでサポートされている方法でプロパティを適用します。