このセクションの内容:
概要
適切な権限を持ったユーザーだけがテスト コンフィギュレーションを編集できます。「テスト コンフィギュレーションのアクセス」を参照してください。
サイドバーでテスト コンフィギュレーションをクリックすると、そのテスト コンフィギュレーションを編集できます。変更は、DTP 上のテスト コンフィギュレーション ファイルに影響します。
各タブをクリックして関連する設定にアクセスします。設定の横に表示されている情報アイコン ("i") をクリックすると、その設定についての簡単な説明が表示されます。
[スコープ] タブ
[スコープ] タブには、テスト コンフィギュレーションがカバーするコード範囲を定義するためのフィルターがあります。スコープ情報を収集するには、ソース管理システムに Parasoft 静的解析/テスト ツールを接続する必要があります。「全プロジェクトでの Parasoft Test の設定」を参照してください。[保存] をクリックして、このタブで加えた変更を保存してください。
以下の設定を行うことができます。
時間フィルター
[時間フィルター] セクションを展開して、ファイルまたは行レベルで時間ベースのフィルターを設定します。時間フィルターを使用すると、特定の日付範囲や期間に解析スコープを制限できます。scope.scontrol を true に設定していて、ツールのソース管理設定を設定している場合、ソース管理の履歴から変更時刻がセットされます。scope.local を true に設定している場合、ツールを実行しているマシンのファイル システムから変更時刻がセットされます。
以下の設定を行うことができます。
ファイル レベルの設定
| すべてのファイルをチェック | デフォルト。ユーザーがアクセスする解析スコープの全ファイルを含めるには、このオプションを有効にします。 |
|---|---|
| ローカルで変更されたファイルをチェック | ローカルで変更されたファイルだけをチェックするには、このオプションを有効にします。ソース管理システムのファイルは除外されます。このオプションを機能させるには、Parasoft 静的解析/テスト ツールで以下の設定を行う必要があります。
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| 特定の日付範囲内に変更されたファイルをチェック | スコープに含める日付範囲を指定するには、このオプションを有効にします。指定の日付範囲において変更または追加されたファイルがチェックされます。 |
| 最近 n 日間に変更されたファイルをチェック | スコープに含める日数を指定します。指定の日数において変更または追加されたファイルがチェックされます。 |
| 現在のブランチと指定されたブランチの間に更新されたファイルをチェック | スコープに含めるブランチの範囲を指定するには、このオプションを有効にします。「ユーザーの現行ブランチ」と「指定したブランチ」の間で変更されたファイルがチェックされます。ブランチ間で変更がなかったファイルは除外されます。以下のオプションを有効化できます:
|
行レベルの設定
| すべての行をチェック | デフォルト。ユーザーがアクセスする解析スコープの全コード行を含めるには、このオプションを有効にします。 |
|---|---|
| ローカルで変更された行をチェック | ローカルで変更されたコード行だけをチェックするには、このオプションを有効にします。ソース管理システムのコード行は除外されます。このオプションを機能させるには、Parasoft 静的解析/テスト ツールで以下の設定を行う必要があります。
|
| 次の日以降に更新された行をチェック | スコープに含める開始日を指定するには、このオプションを有効にします。指定の開始日以降に変更または追加されたファイルがチェックされます。 |
| 最近 n 日間に更新された行をチェック | スコープに含める日数を指定します。指定の日数内に変更または追加されたファイルがチェックされます。 |
ファイル パス フィルター
[ファイル パス フィルター] セクションを展開して、「解析に含める」および/または「解析から除外する」ファイル パスのパターンを指定します。ワークスペース/ソリューション内の相対パスです。
以下の設定を利用できます。
| 対象に含めるパス (ワイルドカード) | 含めるファイルをカンマ区切りリストで指定します。ワイルド カードがサポートされます (たとえば *.cpp, *.java, *.cs)。 |
|---|---|
| 除外するパス (ワイルドカード) | 除外するファイルをカンマ区切りリストで指定します。ワイルド カードがサポートされます (たとえば *.cpp, *.java, *.cs)。 |
正規表現を使ってファイル パス フィルターを設定するには、[詳細] を展開します。以下の設定を利用できます。
| 対象に含めるパス (正規表現) | 正規表現を指定します。正規表現に一致するファイルが解析に含まれます。 |
|---|---|
| 除外するパス (正規表現) | 正規表現を指定します。正規表現に一致するファイルが解析から除外されます。 |
ファイル コンテンツ フィルター
[ファイル コンテンツ フィルター] セクションを展開し、コンテンツに基づいて特定のファイル タイプ (たとえば自動生成ファイル) を除外する正規表現を指定します。
ファイル フィルターがコード ブロック フィルターよりも優先されます
同じフィルター タイプを同時に使用する場合、競合が起こる可能性があります。
作成者フィルター
[作成者フィルター] セクションを展開して、特定の作成者に解析スコープを制限します。scope.scontrol を true に設定していて、ツールのソース管理設定を設定している場合、ソース管理システムからファイル作成者が取得されます。scope.xmlmap を true に設定していて、ツールの XML マップ設定を設定している場合、XML マップからファイル作成者が取得されます。
以下の設定オプションを使用できます。
| 作成者が所有するファイルだけを含める | [作成者のリスト] フィールドで指定した作成者が所有するファイルだけを含めるには、このオプションを有効にします。 |
|---|---|
| 作成者が所有する行だけを含める | [作成者のリスト] フィールドで指定した作成者が所有するコード行だけを含めるには、このオプションを有効にします。 |
| 作成者のリスト | 解析対象とするコードの作成者をカンマ区切りリストで指定します。 |
ファイル サイズ フィルター
[ファイル サイズ フィルター] セクションを展開して、ファイル サイズに基づいて解析スコープを制限します。
コード ブロック オプション
[コード ブロック オプション] セクションを展開して、「解析に含める」または「解析から除外する」コード ブロックを指定します。
ファイル フィルターがコード ブロック フィルターよりも優先されます
同じフィルター タイプを同時に使用する場合、競合が起こる可能性があります。
| 特定のブロック内の行だけを対象に含める | 開始/終了マーカーで定義したコードだけを解析に含めるには、このオプションを有効にします。 |
|---|---|
| 開始マーカー | 解析対象のコードの開始地点をマークする正規表現を指定します。 |
| 終了マーカー | 解析対象のコードの終了地点をマークする正規表現を指定します。 |
| マーカーのないファイルをスキップ | このオプションを有効にすると、開始/終了マーカーに一致するパターンを持たないファイルはスキップされます。 |
[静的解析] タブ
[静的解析] タブでは、テスト コンフィギュレーションが使用する静的解析ルールを有効化/無効化できます。このタブには、選択したコード解析ツールがサポートする全ルールが表示されます。[保存] をクリックして、このタブで加えた変更を保存してください。
ルールの検索
特定のルールを検索するにはいくつか方法があります。検索フィールドを使って特定のルールまたはルール カテゴリを検索できます。ドロップダウン メニューを使ってカテゴリでフィルターし、ルールを探すこともできます。アクティブなルールだけを表示するには [有効なルールだけを表示] をオンにします。
ルールの有効化/無効化
ルールはカテゴリ単位でグループ化されています。テスト コンフィギュレーションでルールを使用するには、カテゴリを展開してルールを有効化します。
[有効化 <数字> ルール] または [無効化 <数字> ルール] ボタンをクリックして、テスト コンフィギュレーション中のすべてのルールを一括で有効化/無効化できます。
ルールの説明の参照
ルールをクリックすると、ルール ドキュメント パネルにルールの説明が表示されます。
新しいブラウザー タブでルールの説明を表示することもできます。
文書のアイコンをクリックすると、新しいブラウザー タブに有効な全ルールのドキュメントが表示されます。
ルールのパラメータライズ
設定可能なルールの場合、ルール オプション パネルでパラメーターを設定できます。ルールをクリックし、[ルール パラメーター] タブでルールを設定します。利用できるオプションはルールによって異なります。
ルール マップの関連付け
テスト コンフィギュレーションに関連付けるカスタム ルール マップを選択します。「ルール マップ」を参照してください。
[メトリクス] タブ
[メトリクス] タブでは、解析中に収集および計測するメトリクスを有効化/無効化します。[保存] をクリックして、このタブで加えた変更を保存してください。
以下の操作を行うことができます。
- 検索フィールドにメトリクス ID を入力してメトリクスを検索します。
- [有効なルールだけを表示] オプションを有効にして、有効なメトリクスでフィルターします。
- [有効 [n] メトリクス] または [無効 [n] メトリクス] をクリックして、テスト コンフィギュレーションのすべてのメトリクスを有効化/無効化します。
- 個々のメトリクスを有効化/無効化します。
- メトリクスのしきい値の上限と下限を設定するには、[許容範囲外の場合に静的解析違反をレポート] を有効にします。このオプションが有効な場合、[有効] 列に旗のアイコンが表示されます。
- メトリクスをクリックして [メトリクスのドキュメント] タブをクリックし、メトリクスの説明を参照します。
[単体テスト] タブ
[単体テスト] タブをクリックして、単体テストの実行とカバレッジ データの収集をコントロールします。
C++test のテスト コンフィギュレーションには以下のオプションがあります。
- GoogleTest の結果をレポートする: GoogleTest のテスト結果をレポートするには、このオプションを有効にします。
- カバレッジの結果をレポート: カバレッジ モニタリングを結果に含めるには、このオプションを有効にします。
dotTEST のテスト コンフィギュレーションには以下のオプションがあります。
- 単体テストの実行: 単体テストの実行を有効にするには、このオプションを有効にします。
- Execution engine: テスト フレームワークに対応した単体テストの実行エンジンを選択します (現在サポートされるテスト フレームワークについては dotTEST のドキュメントを参照してください)。
- カバレッジの結果をレポート: カバレッジ モニタリングを結果に含めるには、このオプションを有効にします。
Jtest のテスト コンフィギュレーションには以下のオプションがあります。
- 単体テストの結果をレポート: 単体テストの実行結果をレポートするには、このオプションを有効にします。
- カバレッジの結果をレポート: カバレッジ モニタリングを結果に含めるには、このオプションを有効にします。
[静的解析の設定] タブ
[静的解析の設定] タブをクリックし、静的解析とフロー解析を有効化/無効化します。利用できるオプションはコード解析ツールによって異なります。詳細については、ご使用のコード解析ツールのドキュメントを参照してください。
[保存] をクリックして、このタブで加えた変更を保存してください。
詳細設定
以下のオプションを有効化するには [詳細設定] セクションを展開します。
- ルールごとにレポートされる違反数の上限を設定します。
- エンジン ホストで設定される抑制を有効化/無効化します。
- [グローバル解析ルールをスキップ] を有効にして、グローバル データの収集と使用を防止します (Jtest のみ)。
フロー解析詳細設定
[フロー解析詳細設定] セクションを展開して、パフォーマンス、レポートの冗長性、null チェック メソッド パラメータライゼーション、およびチェックするリソースに関連する設定を行います。
パフォーマンスの設定
このセクションを展開して、解析の深さとマシン パフォーマンスに関連するオプションにアクセスします。解析の深さとマシン パフォーマンスに関連するオプションにアクセスするには、このセクションを展開します。
以下のオプションを設定できます。
| インクリメンタル解析 | [インクリメンタル解析] セクションでオプションを選択し、インクリメンタル モードでフロー解析を実行します。インクリメンタル モードは、毎日変化する単一コード ベースで夜間に解析を実行する場合に、その実行時間を削減します。 [インクリメンタル キャッシュの圧縮] を有効にして、キャッシュされた可能性のある不要データを削除する頻度を指定します。 このオプションは C++test での使用できます。 |
|---|---|
| 解析の深さ | フロー解析の深さを選択します。深い解析を設定すると、検出数が増えますが、解析速度が低下してメモリ消費が増大することがあります。 |
| タイムアウトの方針 | フロー解析のタイムアウト設定を行います。 [時間] オプションを有効にして、コード中の単一ポイントを解析する際にフロー解析が待機する時間を秒で指定します。 [インストラクション] オプションを有効にして、コード中の単一ポイントを解析する際に許容されるフロー解析インストラクションの最大数を指定します。 [オフ] を有効にしてタイムアウトを無効にします。 |
| ディスクへの解析データのスワップを有効化 | このオプションを有効にすると、解析に必要なデータをフロー解析ツールがディスクに書き込むことができます。解析対象ソース コードの意味モデルをデータが表す大規模プロジェクトを解析する場合に、利用可能なメモリをフロー解析が消費し尽くすのを防止できます。 |
冗長性の設定
このセクションを展開して、レポートに含める情報量を設定できます。
以下の設定オプションを使用できます。
| 原因が特定できない場合は違反をレポートしない | 原因がない違反を除外したい場合は、このオプションを有効にします。このオプションを有効にすると、原因から違反の発生地点までの完全なパスがレポートされます。ただし、複数の原因があるパスの場合、違反の原因はレポートされません。 |
|---|---|
| ポイントごとに 1 つだけ違反をレポートする | このオプションを有効にすると、違反の原因または発生地点が共有される場合に、レポートされる違反の数を制限できます。 |
| パスがインライン アセンブリ コードを経由する違反をレポートしない | パスがインライン アセンブリ コード構造を経由する違反をレポートしないようにするには、このオプションを有効にします。C/C++test のみ。 |
| 解析データ構築の問題をレポートする | 解析データの構築中にフロー解析で問題があった場合に問題をレポートします。 |
Null チェック メソッドの設定
[Null チェック メソッド] セクションを展開して、メソッドに null パラメーターが渡されたときの期待される戻り値を指定します。この方法は、偽陽性を削減するほか、null 変数の戻り値が不明な場合に通常作成される過剰なパスを削減します。この設定は C++test では使用できません。
新しいパラメータライゼーションを追加するには、追加 (+) ボタンをクリックします。パラメータライゼーションを削除するには、削除 (x) ボタンをクリックします。
ターミネーターの設定
[ターミネーター] セクションを展開して、アプリケーションの実行を終了させる関数を定義します。この設定は C++test でのみ使用できます。
新しいターミネート関数 API を追加するには、追加 (+) ボタンをクリックします。
表示されたフィールドでターミネーターを設定します。詳細については C++test のドキュメントを参照してください。
マルチスレッドの設定
[マルチスレッド] セクションを展開して、スレッド間の同期化のための関数を定義したり、すでに定義されたマルチ スレッド関数を有効化/無効化します。ここで指定するオプションは、BD.TRS (スレッドと同期化) カテゴリのルールに影響します。この設定は C++test でのみ使用できます。
新しい関数を追加するには、追加 (+) ボタンをクリックします。
名前を指定して関数を設定します。詳細については C++test のドキュメントを参照してください。
リソースの設定
どのリソースをリソース ルール (BD.RES カテゴリ) でチェックするかを定義できます。リソース ルールは、このタブで定義され有効にされた全リソースについて、リソースが正しく使用されているかをチェックします。
新しいリソースを追加するには、追加 (+) ボタンをクリックします。
名前を指定してリソースを設定します。
拡張解析スコープの設定
コード解析を実行する際、フロー解析はテスト対象のソース/ヘッダー ファイルで定義された関数定義を処理します。テスト スコープの外にあるヘッダー ファイルで定義された関数は解析されず、フロー解析はそれらのセマンティクスを認識しません。テスト スコープの外にあるヘッダー ファイルで定義された関数定義の情報をフロー解析が必要とする場合、この設定を行います。この設定は C++test でのみ使用できます。
以下の設定を行うことができます。
| 解析対象の外部ファイル | フロー解析の対象とするヘッダー ファイルを絶対パスで指定します。ワイルドカードを使用してパターンを指定します。 |
|---|---|
| 解析対象の外部関数 | フロー解析の対象とする関数を指定します。以下の情報を設定します。
|
コンパイラ固有の設定
コンパイラ固有の引数を定義することができます。この設定は C++test でのみ使用できます。
制御フレームワークの置換の設定
[制御フレームワークの置換の設定] セクションを展開して、実行時に挿入/初期化のために使用するアノテーションを指定します。アノテーションとして使用する完全修飾名をカンマ区切りリストで入力します。この設定は Jtest でのみ使用できます。
[一般的な設定] タブ
[一般的な設定] タブをクリックして、テスト コンフィギュレーションに関連するメタデータを参照または編集します。[保存] をクリックして、このタブで加えた変更を保存してください。
以下の設定と情報を利用できます。
| 構成名 | テスト コンフィギュレーションの名前を変更できます。 |
|---|---|
| フォルダー | フォルダー名を入力して、テスト コンフィギュレーションの保管場所を変更します。既存のフォルダー名を入力すると、テスト コンフィギュレーションがそのフォルダーに移動します。その名前のフォルダーが存在しない場合、フォルダーが新規に作成され、そのフォルダーにテスト コンフィギュレーションが移動します。 テスト コンフィギュレーションを保管するフォルダーは、スラッシュ (/) で区切ってネストすることができます。
|
| アクセス | テスト コンフィギュレーションのアクセシビリティを選択します。「テスト コンフィギュレーションのアクセス」を参照してください。 |
| タグ | タグを追加または削除します。タグは、テスト コンフィギュレーションに付ける検索可能な用語です。 |
| 構成 URL | Parasoft 静的解析/テスト ツールが使用するテスト コンフィギュレーション ファイルの URL を確認します。これは変更できません。 |
| 最終変更日 | テスト コンフィギュレーションを追加または更新した日時を確認します。 |
| 作成者 | 作成者を追加します。作成者は、チーム メンバーに指示を出すことができる個人の場合もあります。 |
| 承認者 | 承認者を追加します。承認者は、テスト コンフィギュレーションについて情報提供したり品質ゲートの役割を果たしたりする個人の場合もあります。 |
| 説明 | テスト コンフィギュレーションについての情報を追加します。説明は、このテスト コンフィギュレーションの目的をチーム メンバーが理解するのに役立ちます。 |
