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設定

C/C++test は、.properties ファイルに指定された設定によってカスタマイズできます (「設定リファレンス」を参照)。基本的な設定は、[INSTALL_DIR] にある  cpptestcli.properties  ファイルに記載されています。  デフォルトでは、多くの設定は無効です。有効化する設定のコメントを解除し、パラメーターを指定してください。または、ホーム ディレクトリ <USER_HOME_DIR> に置いた .properties ファイルに設定を保存し、再インストールやアップデートで既存の設定が影響を受けないようにすることもできます。インストール ディレクトリとユーザーのホーム ディレクトリの両方で設定されている場合、<USER_HOME_DIR> で設定されている値が <INSTALL_DIR> の値を上書きします。

 カスタム . properties ファイルを作成し、 -settings スイッチを使用して cpptestcliに渡すこともできます。  -settings スイッチは複数回使用して複数の .properties ファイルを指定できます。同じキーのエントリは上書きされます。

cpptestcli -settings team.properties -settings project.properties -settings user.properties -config "builtin://Recommended Rules" -compiler gcc_9-64 -input cpptest.bdf

Windows でのファイル パス記述

Windows の .properties ファイルでファイル パスを指定する際、2 つのバックスラッシュを使用してください。例:

configuration.dir.user=C:\\parasoft\\2018\\configs\\user

パスワードを設定する

認証の成功とセキュリティ レベルの向上を確保するために、暗号化されたパスワードを使用することを強く推奨します。「暗号化されたパスワードの作成」を参照してください。

設定の階層

全般的な設定は次の順序で適用されます。 

  1. <INSTALL_DIR>/etc/cpptestcli.properties: 基本構成であり、変更してはいけません
  2. <INSTALL_DIR>/cpptestcli.properties: 設定情報を指定するメインの設定ファイルです。ライセンスやレポートなどの基本的な設定のリストが含まれます。設定値を指定する前にコメントを解除する必要があります。
  3. <USER_HOME_DIR>/cpptestcli.properties: 利便性のために、設定ファイルをホーム ディレクトリに配置して <INSTALL_DIR> の設定を上書きすることができます (たとえば、設定が再インストールやアップデートの影響を受けないようにするため)。
  4. <WORKING_DIR>/cpptestcli.properties: 利便性のため、作業ディレクトリに設定ファイルを保存できます。
  5. コマンドライン スイッチ -settings path/to/settings.properties (-settings ../settings.properties) で渡されたカスタム設定
  6. コマンドライン スイッチ -property [key=value] (例: -property "report.mail.enabled=true") で渡されたカスタム設定
上記のすべての設定は、コマンドライン スイッチ (例: -report, -config) から渡される設定で上書きすることができます。

単一のプロパティの変更

-property スイッチを使用すると、個別にコンフィギュレーションを作成することなく、設定コンフィギュレーション ファイルの 1 つのプロパティだけを簡単に変更できます。

cpptestcli -property dtp.url=https://dtp.parasoft.com.pl:8443 -config "builtin://Recommended Rules" -compiler gcc_9-64 -input cpptest.bdf

現在の設定の参照 

各設定の元の値を含めた現在の設定およびカスタマイズの状況を参照するには、-showsettings スイッチを使用します。 

DTP Server からの自動構成設定

DTP で設定を行い、Parasoft ツールが DTP Server に接続したときにその設定を使用するよう指定できます。これによって、複数のマシンや環境で同じ設定を使用することができ、一貫性を保証するのに役立ちます。自動構成を有効にするには、.properties ファイルで次の設定を行います。  

dtp.autoconfig=true

組織全体またはプロジェクト単位で自動構成を設定できます。 

組織レベルの設定の指定

  1. DTP に管理者としてログインします。 
  2. 設定メニューから [Report Center 設定] を選択します。
  3. サイドバー メニューから [グローバル ツール設定] を選択し、表示されているスペースに .properties ファイルの設定を入力します。個々の設定を新規行として入力します。コメントを追加するには、文字「#」を使用します。
  4. [保存] をクリックします。

プロジェクトごとの設定の指定

  1. DTP に管理者としてログインします。
  2. 設定メニューから [Report Center 設定] を選択します。
  3. [Administration] タブの [プロジェクト] をクリックし、プロジェクトをクリックします。 
  4. [Parasoft ツール設定] セクションに .properties ファイルの設定を入力します。個々の設定を新規行として入力します。コメントを追加するには、文字「#」を使用します。
     
  5. [保存] をクリックします。

詳細設定

C/C++test のネイティブ コード アナライザーの詳細な設定を行うには、専用のコンフィギュレーション ファイル (アナライザーのサポートするフォーマット) で -psrc <CONFIG_FILE> スイッチを指定します。Parasoft Support にお問い合わせいただければ、詳細なコンフィギュレーション ファイルのコンテンツを提供いたします。

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