Jtest には、ルール マップ エディターという、既存のルールを変更 (「マッピング」)するための Web インターフェイスが付属しています。変更に関する情報は、作業マシンの指定されたルール マッピング ディレクトリにある rulemap.xml ファイルにローカルに保存されます (詳細については「カスタム ルールおよびマッピングのディレクトリの指定」を参照)。

既存の静的解析ルールの名前、重要度、カテゴリ、ID などの基本的なプロパティを変更し、組織独自の開発ポリシーや目標を達成するのに役立てることができます。たとえば、「全社標準」、「全社セキュリティ ルール」などの会社独自のルール カテゴリを作成し、ビルトイン ルールやカスタム ルールをそのカテゴリにマッピングできます。また、特定の規約に合わせてルールの重要度を変更することもできまs。ルール プロパティを変更すると、ルールは「マッピング済み」とみなされます。

セクションの内容

ルール マップ エディターを開く

  1. [Parasoft] メニューの[設定] (Eclipse)、[オプション] (NetBeans) または [設定] (IntelliJ) をクリックします。

  2. [コンフィギュレーション] を選択します。
  3. ルール マッピング ディレクトリが設定済みであることを確認します (「カスタム ルールおよびマッピングのディレクトリの指定」を参照)。ルールのカスタマイズに関するすべての情報がこのディレクトリに保存されます。
  4. [ルール マップの編集] をクリックしてルール マップ エディターを開きます。
       

ルール プロパティの編集

  1. [ルールのカスタマイズ] タブをクリックしてカスタマイズするルールを見つけます。検索フィールドに入力するか、[複製]、[ID 変更]、[カスタム] フィルターをオンにしてルールをフィルタリングできます。
  2. テーブルでルールをクリックし、ルールのプロパティとドキュメントを表示します。


    [ルール プロパティ] パネルでは以下のアクションを実行できます。

    1. [ルール ID] フィールドをクリックしてルール ID を編集します。
    2. [ルール] フィールドをクリックしてルール名を編集します。
    3. [重要度] ドロップダウン メニューから重要度を選択し、ルールの重要度を変更します。
    4. [カテゴリの編集] リンクをクリックしてルール カテゴリ エディターを開きます (「ルール カテゴリの編集」を参照)。
    5. [複製] をクリックしてルールを複製します。複製されたルールは元のルールと同じ内部ロジックを使用します。このオプションを使用すると、元のルールのプロパティを維持したまま、ルールのプロパティをカスタマイズできます。複製されたルールは、自動的にすべてのテスト コンフィギュレーションに表示されるので、アクティブ化して実行することができます。
    6. ルールのプロパティを変更しても、元の値も表示されます。[デフォルト] をクリックすると、ルール プロパティを元の値に戻すことができます。

  3. [保存] をクリックしてルールの変更を保存します。

ルール カテゴリの編集

ルール カテゴリ エディターで、ルールが所属するカテゴリを変更できます。ルール プロパティ パネルの [カテゴリの編集] リンクをクリックし、エディターを開きます。

次のアクションを実行できます。

  • カテゴリを選択して [割り当て] ボタンをクリックし、編集中のルールを選択したカテゴリに割り当てます。ルール プロパティ パネルで [保存] をクリックして変更を保存します。
  • カテゴリ名をクリックしてフィールドをアクティブ化し、カテゴリ名を編集します。
  • テキスト フィールドから離れると、カテゴリ名が保存されます。

    カテゴリ名を変更すると、該当カテゴリのすべてのルールに影響があります。

    復元ボタンをクリックすると、カテゴリ名を元に戻すことができます。

       
  • [新規] をクリックして新規カテゴリを定義します。
       
  • 削除ボタンをクリックして選択したルール カテゴリを削除します。作成したカスタム カテゴリだけを削除できます。
     

ルール マップでルール プロパティを変更すると、ルールの変更は、ビルトイン テスト コンフィギュレーションもユーザー定義テスト コンフィギュレーションも含め、ローカルで利用可能なすべてのテスト コンフィギュレーションに適用されます。

ルール マップ ファイル (rulemap.xml) のアップロード

DTP ルール マップ エディターで作成したルール マップ (詳細については DTP のマニュアルを参照) など、既存のルール マップ ファイルをアップロードできます。

ファイル名が rulemap.xml であることを確認してください。他の名前の場合、ルール マッピングは適用されません。

  1. [アップロード/ダウンロード] タブをクリックします。

  2. ルール マッピング セクションで [ファイルを選択] をクリックします。
  3. アップロードするファイルを参照して [アップロード] をクリックします。

カスタム ルールのアップロード

カスタム ルールの作成方法については、Rule Wizard のマニュアルを参照してください (Parasoft の担当者にお問い合わせください)。Rule Wizard はカスタム ルールを .rule ファイルに出力します。.rule ファイルをアップロードしてルール マップ エディターで変更することができます。

  1. [アップロード/ダウンロード] タブをクリックします。
  2. カスタム ルール セクションで [ファイルを選択] をクリックし、アップロードする .rule ファイルを参照します。
     
  3.  [アップロード] をクリックして .rule ファイルのアップロードを実行します。
  4. [ルールのカスタマイズ] タブをクリックしてカスタム ルールを探し、アップロードされていることを確認します。検索フィールドに入力するか、[複製]、[Modified]、[カスタム] フィルターをオンにしてルールをフィルタリングできます。 

    ルール作成時にルールの説明を追加した場合、説明も表示されます。 

Rule Wizard で作成されたルールが複雑な場合、.rule ファイルとともにサブフォルダーが作成され、ルールの拡張が出力されることがあります。そのような場合、.rule ファイルおよび拡張フォルダーを .zip ファイルに圧縮して .zip ファイルをアップロードできます。ファイルは指定した場所 (「カスタム ルールおよびマッピングのディレクトリの指定」を参照) に解凍されて保存されます。

[すべてのカスタム ルールをダウンロード] をクリックすると、ルール マッピング フォルダーのすべてのカスタム ルールをダウンロードできます。



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