MongoDB Query Tool は、MongoDB データベースにクエリーを送り、クエリーからの JSON 形式の結果を返します。JSON Data Bank やJSON Assertor などの JSON ツールを「出力」として MongoDB Query Tool に追加して、クエリーの結果を表示したり検証したりすることができます。

このセクションの内容:

要件

  • MongoDB バージョン 2.6、3.0、3.2、3.4 および3.6 をサポートします。
  • このツールは、SOAtest/Virtualize バージョン 9.5 以降を必要とします。

インストール

このツールは UI またはコマンドラインからインストールすることができます。

UI からのインストール

  1. [Parasoft] > [設定] を選択します。
  2. [システムプロパティ] ページで[JAR の追加] をクリックします。
  3. mongodbquerytool.jar を選択して [Open] をクリックします。
  4. 変更を適用して SOAtest/Virtualize を再起動します。

コマンドラインからのインストール

設定プロパティ ファイルで、system.properties.classpath プロパティに mongodbquerytool.jar ファイルを追加します。例:

system.properties.classpath=<path to jar>/mongodbquerytool.jar

使用方法

MongoDB Query Tool は、SOAtest の [テストの追加] ツールからスタンドアロンツールとして追加できます。また、Virtualize のセットアップ アクション ツールとして追加することも可能です。MongoDB Query Tool を実行するには、MongoDB の接続設定と、実行するクエリーの設定が必要です。MongoDB Query Tool をテストスイートに追加したら、出力に任意の JSON ツールを追加できます。

設定

以下の設定を行うことができます。

接続の設定

ホスト

照会する MongoDB サーバーのホストおよびポートをカンマ区切りのリストで指定します。空の場合、デフォルト値が使用されます。デフォルト値は localhost:27017 です。

例:

host1:27017,host2:27018,host3:27019

SSL を使用MongoDB サーバーに接続するときに SSL を使用するかどうかを指定します。指定しない場合、デフォルト値を使用します。デフォルトは false です。
Read Preference

レプリカ セットのどのメンバーに読み取り操作を送信するかを指定します。読み取り設定オプションの詳細については MongoDB のドキュメントを参照してください。デフォルト値は primary です。

認証の設定

Authentication Mechanism

MongoDB サーバーへの接続に使用する認証メカニズムを指定します。次の値を設定できます。

none: 認証メカニズムが必要ない場合、この値を使用します。

server-defined: mongoDB サーバーで設定されたデフォルトの認証メソッド (SCRAM-SHA-1 または MONGODB-CR) を使用する場合、この値を指定します。

LDAP: Active Directory や OpenLDAP などの LDAP サービスを使用して認証を行う場合、この設定を使用します。

ユーザー名認証を使用する MongoDB データベースで認証に使用するユーザー名を指定します。
パスワード認証を使用する MongoDB データベースで認証に使用するパスワードを指定します。
認証データベース使用する認証データベースを指定します。指定しない場合、デフォルト値を使用します。認証メカニズムに LDAP が指定されている場合、この設定は無視されます。デフォルト値は admin です。

クエリーの設定

データベース照会するMongoDB の名前を指定します。
コレクション照会する MongoDB コレクションの名前を指定します。
クエリーMongoDB Extended JSON 言語の strict モードでクエリーを指定します (詳細については MongoDB Documentation を参照)。空の場合、デフォルト値が使用されます。デフォルト値は all documents です。
プロジェクションMongoDB Extended JSON 言語の strict モードでプロジェクションを指定し ます (詳細については MongoDB Documentation を参照)。指定しない場合、デフォルト値を使用します。デフォルト値は all fields です。

サンプル クエリー 1

以下のクエリーは、products コレクションのすべての項目を返します。

サンプル クエリー 2

以下のクエリーは、products コレクションから product id 101 のすべてのフィールドを返します。

サンプル クエリー 3

以下のクエリーは、products コレクションから product id 101 の sku フィールドだけを返します。

クエリー結果を参照/処理するための出力ツールの使用

JSON を操作するツールであれば、MongoDB Query Tool に出力として追加することができます。たとえば、JSON Data Bank を追加して結果を参照したり、JSON Assertor を追加して結果を検証したりすることができます。出力を追加するには、以下の操作を行います。

  1. 適切な MongoDB Query Tool ノードを右クリックし、[出力の追加] を選択します。
  2. [出力の追加] ダイアログで、右側のペインから目的の JSON ツールを選択し、[終了] をクリックします。

MongoDB Query Tool を実行すると、連結したツールに出力を渡します。必要に応じて (たとえば値の抽出やアサーションの設定など) 複数のツールを連結できます。

変更ログ

この拡張プラグインには以下の更新が行われました。

1.1

  • 複数ホストのサポートが追加されました。 

    ホストおよび/またはポート接続設定を指定したスクリプトは、ツールのアップグレード後は動作しません。

    接続設定のホストおよびポートは 1 つのフィールドにマージされました。接続ホストおよび/またはポートを定義するスクリプトを使用していた場合、このバージョンにアップグレードした後は、Hosts フィールドを指定する新しいスクリプトを追加する必要があります。詳細については「接続の設定」を参照してください。

  • 結果をトラフィックとして出力するオプションのサポートが追加されました。
  • 読み取り設定のサポートが追加されました。

1.0

  • 初回リリース

サード パーティのコンテンツ

このプラグインは、以下のサードパーティのコンテンツを含みます。

その他のライセンスの詳細については、MongoDB Query Tool の licenses フォルダーを参照してください。

  • No labels