このセクションでは、C/C++test GUI からテストを実行するための一般的な手順について説明します。

このセクションの内容

前提条件

• テストを実行するには、 C/C++ または C++test パースペクティブである必要があります。
• C/C++test でコードをテストするには、C/C++test プロジェクトにコードを追加する必要があります。新規プロジェクトの作成方法については「プロジェクトの作成」を参照して ください。

• 最初のテストを実行する前に、プロジェクト オプションを確認し、必要に応じて変更しま す。詳細については「プロジェクトとファイルのオプション設定」を参照してください。
• テストを実行する前に、カスタマイズしたユーザー定義テスト コンフィギュレーションを用意することを推奨します。詳細については「C++test 環境設定－概要」および「テストコンフィギュレーションとルールの設定」を参照してく ださい。

プロジェクト中の特定のリソースだけをテストするには、テストを開始する前にリソースを指定する必要があります。詳細については「特定のリソースのテスト」を参照してください。

テストの実行

C/C++test は、静的解析から単体テスト/ 回帰テストの生成と実行、例外の発見まで、さまざまなタスクを実行することができます。これらの問題を検出するには、C/C++test による解析の性質とス コープを正確に定義したテスト シナリオに基づいてテストを実行します。このテスト シナリオは 「テスト コンフィギュレーション」と呼ばれ、テストのスコープ、静的解析、テスト ケースの生成、 テスト ケースの実行などのさまざまな設定を定義します。

あらかじめ用意されたテスト コンフィギュレーションの一覧は、「ビルトイン テスト コンフィギュレーション」を参照してください。カスタム テスト コンフィギュレーションを作成することもできます。「テストコンフィギュレーションとルールの設定」を参照してください。

GUI からテストを実行するための一般的な手順は次のとおりです。

1. Eclipse の [C/C++ プロジェクト] ビュー (プロジェクト ツリー) で、テストするリソースを選択します。 複数のリソースを選択するには、Ctrl キーまたは Shift キーを押しながらクリックします。

テスト コンフィギュレーションの実行

• ツールバーの [テスト] ボタンの右側のプルダウン ボタンをクリックし、[テストの実行] をポイントして適切なテスト コンフィギュレーションを選択します。
• [Parasoft] メニューの [テストの実行] をポイントし、適切なテスト コンフィギュレー ションを選択します。
• [Parasoft] メニューの [テスト履歴] をポイントし、適切なテスト コンフィギュレー ションを選択します。[テスト履歴] には、最近使用されたテスト コンフィギュレーションだけが表示されます。
• 選択した項目を右クリックし、ショートカット メニューの [テストの実行] をポイントし、適切なテスト コンフィギュレーションを選択します。
• 選択した項目を右クリックし、ショートカット メニューの [テスト履歴] から適切なテスト コンフィギュレーションを選択します。

一番のお気に入りテスト コンフィギュレーションを実行するには

• ツールバーの [テスト] ボタンをクリックします。
• [Parasoft] メニューの [テストの実行] をポイントし、お気に入りテスト コンフィギュ レーションを選択します。
• リソースを右クリックし、ショートカット メニューの [Parasoft] > ["お気に入りコンフィギュレーションの名前" を使用したテスト] をクリックします。

他のお気に入りテスト コンフィギュレーションを実行するには

• 適切なツールバー ボタンをクリックします。
• キーボード ショートカットを使用します。利用できるショートカットの一覧を参照するに は、Shift + F9 (Eclipse の場合) または Ctrl+Alt+F9 (Visual Studio の場合) を押します。

選択したテスト コンフィギュレーションで定義されたテスト シナリオが C/C++test によって実行さ れます。

結果の参照

テストの開始時に [テスト進捗] ビューが開き、テストの進行状況と結果サマリが表示されます。テスト結果についての詳細な情報は [品質タスク] ビューに表示されます。[品質タスク] ビューを表示するには、 [Parasoft] メニューの [ビューの表示] > [品質タスク] をクリックします。詳細情報を参照するには、ドリルダウンします。

詳細については「結果の参照」を参照してく ださい。

テスト設定の微調整

どのルールをチェックするか、どのようにテスト ケースを生成するか、カバレッジを収集するかどうかといったテスト設定を変更するには、使用するテスト コンフィギュレーションのパラメーターを変更します。テスト コンフィギュレーションおよび関連するパラメーターは、テスト コンフィギュレーション ダイアログで参照、編集、変更できます。テスト コンフィギュレーションダイアログを開くには、[Parasoft] メニューの [テスト コンフィギュレーション] をクリックします。

テスト コンフィギュレーションを設定するための全般的な方法については「テストコンフィギュレーションとルールの設定」を参照してください。

特定のリソースのテスト

特定のリソースだけをテストするには、次の操作を行います。

• プロジェクト ツリーで、テストするリソースを Ctrl キーまたは Shift キーを押しながらクリックして選択し、テストを開始します。
• テスト コンフィギュレーションの [スコープ] タブで、そのテスト コンフィギュレーショ ンで解析するファイルとコードを制限します。詳細については、「[スコープ] タブ － テスト対象のコードを定義する」 を参照してください。

テストから除外するリソースの指定

たとえば自動生成ファイルなど、テスト対象ではないファイルがある場合、テスト対象からプロジェ クト リソースを除外できます。次の操作を行います。

1. プロジェクト ツリーで、テストから除外するリソースを含むプロジェクトを選択して右クリックします。

2. ショートカット メニューの [プロパティー] をクリックし、[Parasoft] > [C++test] の [スコープ設定] を選択します。

3. 具体的なリソースあるいは除外パターンを指定します。

• 特定のファイルまたはディレクトリを除外するには、[リソースを追加] をクリックして、除外するリソースを選択します。
• スキップするリソースを示す除外パターンを指定するには、[パターンを追加] をクリックしてパターンを入力します。
  • パターン マッチングは、Ant/Nant スタイルのワイルド カードをベースにしています。 '?' は 1 文字に一致します。'*' は任意の文字列に一致しますが、パス セグメントを超えた一致はしません。 '**' は、パス セグメントを超えて任意の文字列に一致します。
  • ファイル区切り子として / と \ のどちらでも使用できます。
  • パターン マッチングは大文字と小文字を区別します。
  • パスはプロジェクトからの相対パスです。
    • 例:

      • **\Generated*.c 次の条件を満たす C ファイルをすべて除外します。 1) 任意のプロジェクト ディレクトリに存在する 2) ファイル名が Generated で開始する

      • **\*.designer.c 次の条件を満たす C ファイルをすべて除外します。1) 任意のプロジェクト ディレクトリに存在する 2) ファイル名の最後が designer.c である

      • biz\Test*.c 次の条件を満たす C ファイルをすべて除外します。 1) biz ディレクトリ中にある 2) ファイル名が Testで開始する。たとえファイル名が Test であっても、biz のサブ ディレクトリに あるファイルはテストから除外されません。

      • biz\**\Test*.c 次の条件を満たす C ファイルをすべて除外します。 1) biz ディレクトリおよびそのサブ ディレクトリ中にある 2) ファイル名が Testで開始する。

        4.[OK] または [適用] をクリックします。

ソース管理システムを介してプロジェクトを共有する場合、この設定はチーム内で共有されます (設定は .parasoft プロジェクト定義ファイルに保存されます)。