このセクションでは、 REST URL Data Bank ツールの設定および適用方法について説明します。 REST URL Data Bank ツールを使用すると、REST URL から値を抽出し、テスト アクティビティで利用できます。URL は書き込み可能なデータ ソースに送られて Extension Tool でアクセスできたり、変数に送られて .tst (テスト スイート)、レスポンダー スイートまたはアクション スイート間での再利用を簡単にしたりします。

REST URL Data Bank について

このツールを利用すると、REST URL から以下の値を抽出し、データ バンクに保存することができます。

  • ホスト
  • ポート
  • HTTP メソッド
  • パス (インデックスにより識別)
  • パラメーター (名前により識別)

値を連結することで、複数回出現するパラメーターを抽出できます。

REST URL Data Bank ツールの追加

  1. 抽出したいデータに関連するアクション スイートまたはレスポンダーを右クリックし、[出力の追加...] をクリックします。
  2. 出力の追加ウィザードのツール パネルで [REST URL Data Bank] を選択し、[終了] をクリックします。カテゴリごとにツールを参照している場合、REST URL Data Bank は Data Exchange フォルダーにあります。
  3. ツール インスタンスの名前を追加し、ツールの設定を指定します (「Configuring the REST URL Data Bank Tool」を参照)。
  4. 変更を保存します。

REST URL Data Bank ツールの設定

  1. ツール設定セクションで [利用可能な REST 出力] の値をクリックし、REST URL から抽出したいコンポーネントを選択します。 
  2. [追加] をクリックします。URL コンポーネントが [抽出] パネルに追加されます。


     
  3. データ バンクへの値の保存方法を変更するには、コンポーネントを選択して [変更] をクリックします。
    • カスタム列名: 値を保存するデータ ソース列名を指定する場合、このオプションを選択します。[書き込み可能なデータソース列] や [変数] を指定しない限り、値は内部データソースとして格納されます。このカスタム列名を指定して、格納されている情報を他のツールから参照できます。たとえば、 MyValue という列名でデータソース列に情報を格納した場合、他のツールから MyValue をパラメーター値として呼び出せます。また、 ${My Value} とすれば、リテラルまたは複数のレスポンス ビューで参照できます。


       
    • 書き込み可能なデータ ソースの列: 書き込み可能なデータ ソース列に値を格納する場合、このオプションを選択します。SOAtest の「ファイル データソースの構成」または Virtualize の「書き込み可能データソースの構成」を参照してください。 このオプションを使用すると、値の配列を格納できます。他のツールは、格納された値を反復処理することができます。

    • 変数: 値を指定された変数に格納し、現在のテスト、レスポンダー、またはアクション スイート内で再利用できるようにするには、このオプションを選択します。変数は、「変数の定義」(SOAtest) または「変数の定義(Virtualize) の説明に従って、現在のスイートにすでに追加されている必要があります。 この方法で設定された値は、レスポンダー スイートまたはアクション スイートのプロパティパネルで指定された変数の値で上書きされます。

    • パスの抽出を変更するには、パス インデックスの設定を変更します。



      インデックスとは、パス内の位置を表し、次の規則に従います:

      <host>:<port>/<method>/<path 0>/<path 1>/<path . . .>/<parameter>


      ホスト、ポート、メソッドは 1 つしか抽出できませんが、複雑な URL を抽出する場合、複数のパスおよびパラメーター値を追加できます。


       
  4. その他のオプションを設定し (「Tool Options」を参照)、変更を保存します。

ツール オプション

以下のオプションを指定できます。

  • 空要素の抽出方法: 空の要素を抽出するかどうかを指定します。このオプションが有効な場合、隣のテキスト フィールドで、空の抽出要素の代わりに「プレースホルダー」として追加するテキスト文字列を指定できます。
  • 不足要素の抽出方法: 存在しない要素を抽出するかどうかを指定します。このオプションが有効な場合、隣のテキスト フィールドで、存在しない抽出要素の代わりに「プレースホルダー」として追加するテキスト文字列を指定できます。
  • No labels