このトピックでは、複数のユーザーが同じ SOAtest/Virtualize のインストールを使用できるようにする方法について説明します。
はじめに
Eclipse の各インスタンスは、設定フォルダーを作成し、そこに書き込みます。SOAtest/Virtualize を含む Eclipse の複数のインスタンスが並行して実行されている場合、データの破損が発生することがあります。Eclipse では、複数ユーザーのインストールをサポートするために、Eclipse の設定領域を初期化するためのさまざまな方法が提供されています。
このセクションでは、複数ユーザーのインストールを可能にする 2 つの方法について説明します。共有マスター構成またはユーザー固有の構成です。共有構成は、SOAtest/Virtualize の複数ユーザー インストールを実装する場合に推奨される方法です。詳細については、Eclipse のドキュメントを参照してください。
共有構成 (推奨)
この方法では、ユーザーはインストール領域とマスター構成領域の両方を共有します。システム管理者は、マスター構成 (通常はインストール場所にある) を初期化し、インストール領域と構成領域がユーザーに対して読み取り専用になるようにします。これにより、ユーザーは SOAtest/Virtualize に新しいコンポーネントをインストールすることができなくなります。
デフォルトでは、ユーザーが共有インストール場所から Eclipse を実行すると、Eclipse は自動的に以下の場所に各ユーザー用のローカル構成領域を作成します: <HOME>/.eclipse/<VERSION>
。マスター構成領域が完全に初期化されている場合、ユーザー固有の構成領域には関連データは含まれません。
- 管理者は、SOAtest/Virtualize をインストールします。
管理者は、SOAtest/Virtualize を起動し、マスター構成領域を初期化します。
管理者は、次の場所にある config.ini ファイルに新しいエントリを追加します。
プラグインとしてインストールされた SOAtest/Virtualize:
<ECLIPSE_INSTALL_DIR>/configuration
config.ini[email protected]/<Eclipse configuration directory>
管理者は、config.ini ファイル内の次のエントリを変更します。
SOAtest/Virtualize スタンドアロン:
config.inieclipse.p2.data.area=<SOAVIRT_INSTALL_DIR>/p2
プラグインとしてインストールされた SOAtest/Virtualize:
config.inieclipse.p2.data.area=<ECLIPSE_INSTALL_DIR>/p2
- ユーザーは、通常どおり SOAtest/Virtualize を起動します。
ユーザー固有の構成
この構成では、1 つのインストール領域が多くのユーザーによって読み取り専用権限で共有されますが、各ユーザーは独自のローカル設定領域を持ちます。これにより、ユーザーは新しいコンポーネントを SOAtest/Virtualize にインストールすることができます。
- 管理者は、SOAtest/Virtualize をインストールします。
管理者は、次の場所にある config.ini ファイルに新しいエントリを追加します。
SOAtest/Virtualize スタンドアロン:
<SOAVIRT_INSTALL_DIR>
/configuration
プラグインとしてインストールされた SOAtest/Virtualize:
<ECLIPSE_INSTALL_DIR>/configuration
config.ini[email protected]/<Eclipse configuration directory>
ユーザーは、
-initialize
スイッチを使用して SOAtest/Virtualize 起動し、新しいユーザー固有の Eclipse 構成領域を初期化します。soavirt -initialize
上記のコマンドラインは、SOAtest/Virtualize 起動しません。
- ユーザーは、通常どおり SOAtest/Virtualize を起動します。