Apache Tomcat にデプロイされた SOAtest/Virtualize Server をアップグレードする方法は 2 つあります。

Tomcat に新しく SOAtest/Virtualize Server をインストールする場合の手順については、「Apache Tomcat デプロイメント サンプル」を参照してください。

推奨される方法

SOAtest/Virtualize Server が「Apache Tomcat デプロイメント サンプル 1 (推奨される方法)」で説明された方法でデプロイされている場合、次の手順に従って WAR ファイルをアップグレードします。

  1. Tomcat Server を停止し、<SOAVIRT_HOME> ディレクトリに移動します。
  2. <SOAVIRT_HOME>/WEB-INF ディレクトリの config.properties ファイルを一時的な場所にコピーします。
  3. workspace フォルダーを一時的な場所にバックアップします。
    • これは、config.properties ファイルの working.dir プロパティが指定されていない場合にのみ必要です。詳細については working.dir を参照してください。
  4. <SOAVIRT_HOME> から以下のディレクトリを削除します。 
    • apifiles
    • axis2
    • META-INF
    • WEB-INF 
  5. 新しい WAR ファイルのコンテンツを <SOAVIRT_HOME> に展開します。
  6. 手順 3 で workspace フォルダーをバックアップした場合は、新しいワークスペース フォルダーを、保存したフォルダーと置き換えます。config.properties ファイルの working.dir プロパティが指定されている場合は、この手順をスキップできます。
  7. <SOAVIRT_HOME>/WEB-INF ディレクトリの config.properties ファイルをステップ 2 で保存したファイルに置き換えます。
  8. config.properties ファイルを開いて、ライセンスの設定を確認します。
  9. Tomcat を起動します (たとえば <TOMCAT_HOME>/bin から)。

簡易的な方法

SOAtest/Virtualize Server が「Apache Tomcat デプロイメント サンプル 2 ((簡易的な方法)」で説明された方法でデプロイされている場合、次の手順に従って WAR ファイルをアップグレードします。

  1. Tomcat Server を停止し、<TOMCAT_HOME>/webapps/ROOT ディレクトリに移動します。
  2. workspace フォルダーを一時的な場所にバックアップします。
    • これは、config.properties ファイルの working.dir プロパティが指定されていない場合にのみ必要です。詳細については working.dir を参照してください。
  3. webapps ディレクトリから "ROOT" ディレクトリを削除します。
  4. 新しい soavirt_<version>.war ファイルの名前を ROOT.war に変更します。
  5. ROOT.war を <TOMCAT_HOME>/webapps/ ディレクトリにコピーします。
  6. <TOMCAT_HOME>/webapps にある config.properties ファイルを開いて、ライセンスの設定を確認します。
  7. Tomcat を起動します (たとえば <TOMCAT_HOME>/bin から)。

  8. http://<HOST>:<PORT> にアクセスし、以下のメッセージが表示されることを確認します。

    There are no deployments on this server.Cannot respond to this request: /.

  9. Tomcat Server を停止します。 
  10. 手順 2 で workspace フォルダーをバックアップした場合は、ワークスペース フォルダーを、保存したフォルダーと置き換えます。config.properties ファイルの working.dir プロパティが指定されている場合は、この手順をスキップできます。
  11. Tomcat Server を再起動します。

サーバーの準備状況の確認

サーバーの準備ができており、利用可能であることは、いくつかの方法で確認できます。

ブラウザー リクエスト

サーバーの準備ができていることを確認するには、http://<HOST>:<PORT> (たとえば http://localhost:8080/) を参照します。 次のいずれかのメッセージが表示されます。

No virtual asset or proxy found at this path: /

Enabled virtual assets:

...

There are no deployments on this server.Cannot respond to this request: /.

Curl コマンド

次のコマンドを実行して、サーバーの健全性ステータスを確認します。

curl -X GET "http://<HOST>:<PORT>/soavirt/api/v6/healthcheck" -H "accept: */*"

このコマンドは、サーバーが正常な場合はステータス コード 200 を返し、サーバーに問題がある場合はステータス コード 500 を返します。

サーバーが正常な場合は、次のようなコマンドを使用して既存のデプロイメントを検証できます。

curl -X GET "http://<HOST>:<PORT>/soavirt/api/v6/virtualAssets?fields=id%2Cname%2Cenabled" -H "accept: application/json"

出力には、利用可能な仮想アセットが表示されます。

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