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概要

Parasoft の変更ベースのテストは、最新のソース コードの変更に直接関連するテスト ケースを特定することによって、テスト作業の最適化に役立ちます。ユーザーは、コードを変更するたびに、システム全体を再テストするのではなく、影響のあったテスト ケースだけを再テストすることができます。

変更ベースのテストは以下によって実現されます。

  • C/C++test によるテストおよびコード解析
  • Parasoft DTP によるデータ収集、関連付け、視覚化
  • Parasoft Enterprise Pack (特にChange Based Testing 拡張) による高度なプロセス インテリジェンス 

Parasoft DTP は、テスト中に実行されたソース コードを識別し、コード カバレッジ イメージと関連付けます。Change Based Testing 拡張機能は、変更ベースのテスト メトリクスを計算し、DTP に表示します。拡張機能は、ファイルに関連するテスト ケースを解析し、ファイルが変更されているが、関連するテスト ケースが実行されていない場合、テスト ケースの「アクション」を「再テスト」に設定します。その他の場合は、テスト ケースの「アクション」は変更されません。解析が終了すると、テスト サマリーを表す円グラフ (成功、失敗、未完了、再テストの合計)、ファイルごとのテスト サマリーを表すテーブル、DTP テスト エクスプローラーで結果を参照できます。詳細についてはDTP および  Change Based Testing DTP Enterprise Pack 拡張機能のマニュアルを参照してください。

要件

変更ベースのテストを有効化するには、以下のコンポーネントが必要です。

  • DTP 5.3.0 以降 (適切なライセンスが設定されていること)
  • Change Based Testing 拡張機能をデプロイした Parasoft Enterprise Pack 

コードとテストの関連付けの有効化

次の操作を行います。

  1. Parasoft DTP へのレポートを有効にします。「DTPとの接続」を参照してください。  
  2. 各テストが関連するタスク、要求、または欠陥をマークします。「コードとテストの関連付け」を参照してください。  
  3. テスト実行時にコード カバレッジを有効化します。「カバレッジ情報の生成」を参照してください。

手動テストおよび API テストを含むアプリケーション カバレッジ プロセスの一部として変更ベースのテストを行う方法については、 SOAtest および Coverage Agent Manager のドキュメントで追加のセットアップおよび設定手順を参照してください。

Concerto または 古いバージョンの DTP での変更ベースのテスト

バージョン 5.3.0 より前の DTP を使用している場合、DTP のマニュアルで「Legacy 9.x Functionality for Concerto and Development Testing Platform」を参照してください。

  • No labels