API カバレッジの結果は、HTML、PDF、および XML レポートに含まれます。 

HTML / PDF レポート

API カバレッジを有効化したテスト実行で生成される HTML / PDF レポートには、API カバレッジのセクションが含まれ、サービス定義に対する API カバレッジがレポートされます。適用されるリソースと操作ごとに、詳しいカバレッジ率とともに、そのカバレッジに該当するテストの成功/失敗ステータスが示されます。また、各操作をどの .tst ファイルとテストがカバーしたかも正確にレポートされます (このレベルでも成功/失敗の詳細がレポートされます)。

[Coverable Resource] 列には、既知の "カバー可能なリソース" が表示されます。これはサービス定義 (RAML、Swagger、WADL、WSDL) です。 



[Successful/Total] 列は、カバー可能なリソース (サービス、特定の REST リソース/メソッドあるいは SOAP メソッドなど) を何回テストが呼び出したか、および何個のテストが実際に成功したかを示します。

[Coverage] 列は、リソースの総数に対して、呼び出されたリソースの数を示します。どのサービス定義にも一致しないリソースは "Unknown Service" の下に表示されます。グラフィカルなカバレッジの棒グラフは、全体的なカバレッジ (棒グラフの色が付いている部分の全長) と、そのカバレッジを得たテストの失敗/成功を示します。  

表は階層になっています。カバレッジはサービス全体に対して計測されるだけでなく、個々のリソース/メソッドと操作についても計測されます。HTML レポートをブラウザーで参照する場合、ツリー ブランチを展開/縮小することができます。 



どの .tst ファイルとテストが特定のメソッドをカバーしたかを確認したい場合、ツリーを展開して [Show tests] リンクをクリックします。レポートの左上の [Expand All] / [Collapse All] リンクを使用すると、簡単にツリー ブランチを展開/縮小できます。




なお、テスト ケースが表示されるのは、[設定] > [レポート] の [Only top-level test suites] レポート オプションが無効な場合だけなので注意してください。


XML レポート  

API カバレッジを有効化されたテスト実行で生成される XML レポートには、API カバレッジのセクションが含まれ、サービス定義に対する API カバレッジがレポートされます。

この XML レポートには APICoverage 要素があり、この要素にはカバー可能なサービス定義のリストが含まれます。テストの実行中にカバーされた操作ごとに test-ref 要素があります。各 test-ref 要素 の id は、どのテストがその操作をカバーしたかを示します。

以下は、非常に単純な XML レポートの API カバレッジ セクションの例です。


<APICoverage>
   <service definition-uri="http://machine:8080/petstore.yaml" type="REST">
     <resource id="/pets-multipart/{petId}">
       <operation name="POST" />
     </resource>
     <resource id="/pets-urlencode/{petId}">
       <operation name="POST" />
     </resource>
   </service>
   <service type="Unknown Service">
     <resource id="http://ws1.parasoft.com:8080/examples/servlets/Echo/v2/pets-multipart/">
       <operation name="POST">
           <test-ref id="wk:///TestAssets/Diff3 Swagger.tst#01#02#03" />
       </operation>
     </resource>
     <resource id="http://ws1.parasoft.com:8080/examples/servlets/Echo/v2/pets-urlencode/">
       <operation name="POST">
           <test-ref id="wk:///TestAssets/Diff3 Swagger.tst#00#01#04#05" />
       </operation>
     </resource>
   </service>    
</APICoverage>
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