このセクションの内容
全般
コマンド ラインの使用方法をすばやく参照する方法
-help
コマンド ライン オプションを使用します。
cpptestcli.exe -help
プロキシ経由で C/C++test を操作する方法
プロキシ サーバー経由で接続する場合、通常、-D
コマンド ライン オプションを使用して JVM にプロトコル固有のシステム プロパティを渡して接続する必要があります。
C/C++test を操作する場合、HTTPS プロトコルのシステム プロパティが設定されていることを確認してください。最低でも、https.proxySet=true
、https.proxyHost=[hostname]
、https.proxyPort=[port number]
を設定する必要があります。プロキシ サーバーが認証を要求する場合、https.proxyUser
および https.proxyPassword
プロパティを使用して認証情報を設定できます。
コマンドは次のようになります。
java -Dhttps.proxySet=true -Dhttps.proxyHost=myserver.example.com -Dhttps.proxyPort=8080 -Dhttps.proxyUser=user1 -Dhttps.proxyPassword=MyPassword
また、https.nonProxyHosts
プロパティを使用すると、プロキシ経由で接続する必要がないホストを指定できます。
Visual Studio では、プロキシ モードはサポートされていません。
Eclipse とともにデスクトップで C/C++test を使用する場合、プロキシ設定は自動的に検出されるため、コマンド ラインで設定する必要はありません。
インストール
レジストリ キーの接頭辞を指定して C++test を Visual Studio と統合している場合に失敗したインストールを修正する方法
長い接頭辞を指定すると、Windows のパスの長さの制限によりインストールが失敗する場合があります。C++test が正常にインストールされるようにするには、インストール中に短い接頭辞を指定します。
マシン ID が変わってしまうのを防ぐ方法
ネットワーク環境が変わると、マシン ID の計算に使用されるインターフェイスが変わり、結果としてマシン ID が一定でなくなる可能性があります。PARASOFT_SUPPORT_NET_INTERFACES 環境変数を使用すると、安定したインターフェイスを指定し、マシン ID が変化するのを防ぐことができます。
- PARASOFT_SUPPORT_NET_INTERFACES 環境変数を作成します。
変数に安定した Ethernet ネットワーク インスタンスを指定します。仮想インターフェイス、一時インターフェイス、ループバック インターフェイスは使用しないでください。
- Windows の場合: ネットワーク カードの MAC アドレスを指定します。ipconfig -all
コマンドを実行すると、アドレスを取得できます。 例:SET PARASOFT_SUPPORT_NET_INTERFACES=00-10-D9-27-AC-85
- Linux の場合: "inet" または "inet6" ファミリーのいずれかのネットワーク インターフェイスを指定します。
ifconfig
コマンドを実行すると、利用可能なインターフェイスのリストを取得できます。例:export PARASOFT_SUPPORT_NET_INTERFACES=eth1
問題が解決しない場合、PARASOFT_DEBUG_NET_INTERFACES 環境変数を作成して true を指定すると、診断情報を取得できます。テクニカル サポートに送信可能なチェック手順や、マシン ID の計算に使用されているインターフェイスが標準出力に表示されます。マシン ID の計算に使用されているインターフェイスには [SELECTED] という接頭辞が付きます。
テストおよび解析
C/C++test が静的解析時にタイムアウトをレポートする場合
解析が完了するよう、以下のいずれかを行ってください。
- 次のオプションを設定してタイムアウト上限値を増やします。
cpptest.analyzer.source.timeout=<TIMEOUT_IN_SECONDS>
「設定の構成」を参照してください。 - テスト コンフィギュレーションで時間がかかるルールまたはメトリクスを無効化します。コンソールに表示されるタイムアウト メッセージおよびレポートには、時間に関する情報が含まれています。
- Parasoft 製品サポートに問い合わせます。
ソース管理システムとテスト入力でファイルの名前が違っているためにファイルをテストできない場合
ファイルを適切に処理し、解析するには、 C/C++test がテスト スコープのファイル名 (プロジェクト内のファイル名) とソース管理システムのファイル名を照合できなければなりません。そのため、Git などの大文字と小文字を区別するソース管理システムを使用している場合は、ファイル名の大文字/小文字も同一であることを確認する必要があります。
静的カバレッジ データ収集時に 1 つまたはそれ以上のファイルが見つからなかった場合
静的カバレッジ データ収集時に見つからないファイルを指摘するセットアップの問題は、ファイルのローカル パスがビルド時のパスと異なっていることを示唆します。
回避策として、CPPTEST_COVERAGE_SRC_ROOT
環境変数を使用して元のパスをローカル パスにマッピングできます。
CPPTEST_COVERAGE_SRC_ROOT=original/path1=local/path1;original/path2=local/path2;...
元のパスの中で '*' をワイルドカードとして使用できます。例:
CPPTEST_COVERAGE_SRC_ROOT=/*/path=/local/path
リスト ファイル (*.lst) でパス マッピングのリストを指定し、ファイルの場所を値として設定することもできます。例:
CPPTEST_COVERAGE_SRC_ROOT=/path/mapping.lst
*.lstファイルの各アイテムが個別のエントリとして扱われます。
レポート
C++test レポートで一部の文字が正しく表示されない場合
Parasoft 製品によって生成されたレポートを使用するには、環境に sans-serif フォントがある必要があります。国別文字などの一部の文字がレポートで正しく表示されない場合は、システムに sans-serif フォントがインストールされていることを確認してください。IDE での操作
起動時に Visual Studio 2017、2019 または 2022 の速度を Parasoft Plugin またはそのコンポーネントが低下させているという通知を受け取る理由
Visual Studio 2017、2019 および 2022 には新しくパフォーマンス管理オプションが導入され、起動時間に影響を与える可能性がある拡張機能をモニターし、管理できるようになりました。結果として、Parasoft Plugin がインストールされていると、Visual Studio の起動時間が長くなったことを示すポップアップ警告が表示される場合があります。ポップアップ ウィンドウで [Manage performance] リンクをクリックして起動時間を確認し、警告の表示を無効にすることができます。
Visual Studio 2017 のソリューション エクスプローラーのコンテキスト メニューに一部の Parasoft オプションが表示されない場合
ソリューション エクスプローラーのコンテキスト メニューにすべての Parasoft オプションを表示するには、Visual Studio 2017 に以下のいずれかのワークロードがインストールされていることを確認してください。
- Desktop development with C++
- Universal Windows Platform development または .NET desktop development
- Visual Studio のインストーラーを実行します。
- ウィザードに従って適切なワークロードを選択します。
Visual Studio 2015 でコード マーカーが表示されない場合
Parasoft DTP Plugin for Visual Studio を再インストールした場合、Visual Studio 2015 のエディターに解析の指摘事項やコード カバレッジを示すコード マーカーが表示されない場合があります。これは、Visual Studio の既知の問題によるものです (詳細については「MEFCache bug breaks text adorments in any package」を参照 )。
コード マーカーが正しく表示されるようにするには、再インストールまたは Parasoft DTP Plugin をアップデートするたびに Visual Studio MEF キャッシュを消去します。それには、以下の方法があります。
- MFC キャッシュを自動的に消去する Clear MEF Component Cache 拡張を使用します (ここからダウンロード)
- キャッシュ ディレクトリを手動で削除します。インストールの方法によって、以下のいずれかの場所にキャッシュディレクトリがあります。
- デフォルトのオプションでプラグインをインストールした場合: %localappdata%\Microsoft\VisualStudio\14.0\ComponentModelCache
- インストール時に<SUFFIX>
パラメーターを使用して Visual Studio のレジストリ接尾辞を指定した場合: %localappdata%\Microsoft\VisualStudio\14.0<suffix_name>\ComponentModelCache
Parasoft dotTEST と Parasoft C/C++test を同じ Visual Studio にインストールする方法
Parasoft dotTEST および Parasoft C/C++test に付属のインストーラーを実行して Parasoft Plugin をインストールすると、同じ Visual Studio で両方の製品を使用してコードを解析することができます。
- どちらかの製品の
[INSTALL_DIR]/integration/vstudio
に移動し、 Parasoft Plugin インストーラーを実行してウィザードの指示に従います。そうすると、Parasof Plugin がインストールされ、製品のコード解析エンジンが有効化されます。 - もう一方の製品の
[INSTALL_DIR]/integration/vstudio
ディレクトリに移動し、Parasoft Plugin インストーラーを実行します。Parasoft Plugin がすでにインストールされているので、再インストール/削除ウィザードが開きます。[再インストール] を選択してウィザードを続行します。そうすると、もういっぽうの製品のコード解析エンジンが有効化されます。
詳細については「Plugin for Visual Studio」を参照してください。