このセクションでは、Texas Instruments Code Composer Studio 4.x、5.x、6.0 と C++test プラグインの統合について説明します。

統合の概要

C++test プラグインは、Eclipse プラグインのメカニズムによって Code Composer Studio 4.x、5.x、6.0 の Eclipse IDE に統合されます。C++test プラグインは、リンク ファイル com.parasoft.xtest.cpptest.link を Code Composer Studio のインストール ディレクトリに追加することによって、 CCS IDE に統合されます。このリンク ファイルには、C++test プラグインへのパスが含まれ、この情報によって Eclipse が起動時に C++test プラグインをロードします。

サポートの概要

Texas Instruments Code Composer Studio 4.x では、以下のコンパイラ/環境がサポートされています。

  • Texas Instruments Code Composer Studio 4.x:
  • TMS320C6x C/C++ Compiler v6.1.x 
  • TMS320C2000 C/C++ Compiler v5.2.x
  • MSP430 C/C++ Compiler v3.2.x

Texas Instruments Code Composer Studio 5.x では、以下のコンパイラ/環境がサポートされています。

  • TMS320C6x C/C++ Compiler v7.3.x
  • TMS320C6x C/C++ Compiler v7.4.x
  • TMS320C2000 C/C++ Compiler v6.0.x
  • TMS320C2000 C/C++ Compiler v6.2.x
  • TMS470 C/C++ Compiler v4.9
  • MSP430 C/C++ Compiler v4.0.x
  • ARM C/C++ Compiler v5.1

Code Composer v3

 Code Composer Studio v3 もサポートされています。詳細については次のセクションを参照してください。

Texas Instruments Code Composer プロジェクトのテストを容易にするために、次のコンポーネントが提供されています。

  • CCS 4.x コンパイラ構成:
    • TMS320C6x C/C++ Compiler v6.1
    • TMS320C2000 C/C++ Compiler v5.2
    • MSP430 C/C++ Compiler v3.2
  • CCS 5.x コンパイラ構成:
    • TMS320C6x C/C++ Compiler v7.3.x
    • TMS320C6x C/C++ Compiler v7.4.x
    • TMS320C2000 C/C++ Compiler v6.0.x
    • TMS320C2000 C/C++ Compiler v6.2.x
    • TMS470 C/C++ Compiler v4.9
    • MSP430 C/C++ Compiler v4.0.x
    • ARM C/C++ Compiler v5.1
  • オプションのソース: Managed Make C/C++ プロジェクトのオプションを使用
  • テスト コンフィギュレーション
    • Run TI CCS v4+ Application with Memory Monitoring
    • Run TI CCS v4+ Tests
  • テスト コンフィギュレーションに関連付けられたテスト フロー。テスト結果の読み込みが組込まれています。
    Run Unit Tests on TI Code Composer 4.x (ライセンスが必要)
    Run TI Code Composer 4.x Application with Memory Monitoring (ライセンスが必要)

バージョン 5.x から、Texas Instruments は TI TMS470 コンパイラを TI ARM コンパイラとしてリブランドしています。一貫性を保って分かりやすくするために、Parasoft もコンパイラの頭字語を titms470_4_9 から tiarm_4_9 に変更しました。この変更は、以前のカスタム コンパイラ構成や、古いコンパイラ頭字語を参照する以前のプロジェクト オプションに直接影響します。同様に、titms470_4_9 への参照は tiarm_4_9 に変更するべきです。

既知の制限事項

テスト実行可能ファイルに含める実行時テスト機能によっては、準備されるテスト バイナリのサイズが元のアプリケーションに較べて非常に大きくなる場合があり、リソースの限られた環境では、利用可能なプログラム メモリの容量の問題が発生することがあります。プログラム実行中のヒープおよびスタック メモリ使用量の増加についても、同様の制限があります。 この問題を解決するには、メモリのプログラム レイアウトを変更し、利用できるスタック/ヒープのサイズを変更しなければならない場合があります。

 


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