DTP のインストール、 Concerto (4.x) から DTP への移行、および DTP のアップグレードを行う前に、すべての要件を満たしていることを確認してください。
このセクションの内容:
OS
すべてのプラットフォームで 64-bit 版が必要です。DTP は 64-bit の Java Runtime Environment を必要とします。
Windows
以下のバージョンをサポートします:
- Server 2016
- Server 2019
- Server 2022
- Windows 10
- Windows 11
Microsoft .NET Framework 4.0 もインストールする必要があります。
Linux
Linux 64-bit Java Runtime Environment をサポートするディストリビューション (たとえば Ubuntu 14.04, 14.10、または RHEL Server 6.x)。
DTP のインストールと管理のために専用ユーザー アカウント (root 以外) を用意することを推奨します。なお、組込みデータベース サーバーを含む DTP ディストリビューションをインストールおよび管理するには、root ではないユーザー アカウントが必要です。
v2 ライセンス (β 版) を使用するには、Linux カーネル 3.10 以降のディストリビューションが必要です。
データベースの要件
DTP は MySQL、PostgreSQL、および Oracle データベースをサポートします。DTP で使用するデータベース サーバーのインストールと設定の詳細については、「データベースの設定」を参照してください。
MySQL
- MySQL 5.7 および 8.0
- MySQL 5.6 (非推奨)
Oracle
Oracle データベースを DTP と同じマシンにインストールしないでください。以下のバージョンがサポートされています。
- 19c
- 18c
- 12c
PostgreSQL
- 14
ハードウェア
DTP を仮想マシン (VM) にインストールする場合、必ず十分なリソースを仮想マシンに割り当ててください。物理マシン上で実行した方が高いパフォーマンスが得られる可能性があります。
- クアッド コア プロセッサ (以上) と 2GHz CPU
- 8GB メモリ (MySQL を使用する場合、10GB を推奨)。デフォルトでは、4GB が DTP Server と Data Collector に割り当てられます。
- DTP と共に MySQL をインストールしている場合、2 つのハード ドライブ パーティションが必要なほか、データベースに 100GB、プログラムに 60GB 必要です。
- 使用量が多い場合 (1 日 100,000 テスト以上)、I/O の書き込みパフォーマンスを確実に最適化するために、専用のデータベース サーバー (物理マシン) にデータベースをインストールしてください。
- 名前にアンダースコア ("_") を含むマシンに DTP Server をインストールすることはできません。
DTP Enterprise Pack をインストールしている場合、さらに 4GB の RAM を推奨します。
ポート
インストールを開始する前に、必要なポートを利用できることを確認してください。
デフォルト ポート | 説明 |
---|---|
80 (Windows), 8080 (Linux) | DTP Server |
8443 (Windows および Linux) | SSL Connector |
8005 | Apache Tomcat のポート |
2002 | License Server |
8082 | Parasoft 解析エンジンとサード パーティの統合のための Data Collector。 |
8787 | DTP ディストリビューションに同梱の組込みデータベース サーバーが使用します。このポートは変更できません。 |
9003 | セッション管理データを担当する HyperSQL データベース サーバーが使用します。 |
18888 | Team Server (非推奨) |
3306 | MySQL のデータを送信または取得するために使用されるデフォルト ポート。 |
5432 | PostgreSQL のデータを送信または取得するために使用されるデフォルト ポート。 |
1521 | Oracle のデータを送信または取得するために使用されるデフォルト ポート。 |
61617 | JMS イベント ブローカー。 |
1883 | MQTT トランスポート コネクタ。 |
DTP Server のポートは必要に応じてカスタマイズできます。「DTP ポートの再設定」を参照してください。
DTP Enterprise Pack のポート
DTP Enterprise Pack をインストールしている場合、以下のポートを利用できなければなりません。
デフォルト ポート | 説明 |
---|---|
8315 | Enterprise Pack に関連する他のすべてのプロセスを取りまとめる親プロセスのイベント ブローカー。 |
8314 | Extension Designer Web インターフェイス。 |
8320-8399 | DTP Enterprise Pack サービス。 |
8316 | DTP Enterprise Pack 用の 組込み MongoDB データベース。 |
IP アドレスの形式
IPv4 および IPv6 アドレスがサポートされています。
ブラウザー
以下のブラウザーの最新バージョンをサポートします。
- Microsoft Edge
- Firefox
- Google Chrome
- Safari
ファイル ディスクリプタの制限
Linuxでは、1 プロセスあたりのファイル ディスクリプタの数に制限があります。この制限は、DTP が安全にサポートできる同時接続数に影響します。DTP を使用する同時ユーザーの数が多い場合 (たとえば Report Center ダッシュボードあるいは REST API)、DTP を起動する前にファイル ディスクリプタの制限数を増やしてください。
Parasoft は、この制限を同時ログイン ユーザー数の約 100 倍に設定することを推奨します。たとえば、100 人の同時ログイン ユーザーが見込まれる場合、ファイル ディスクリプタの制限は 10,000 で十分でしょう。
サーバーの動作は OS によって異なるため、慎重に判断して環境に適した制限数を決定してください。制限数を増やす方法はディストリビューションによって非常に異なります。制限数を増やすことができるかどうか、およびそのその方法については、OS のドキュメントを参照してください。
ZIP 解凍プログラム
圧縮されたフォルダー/ファイルを解凍できるプログラムをインストール マシンにあらかじめインストールしておく必要があります。
Microsoft Visual C++ 再頒布可能パッケージ
Windows 上の DTP Enterprise Pack データベースには Microsoft Visual C++ 再頒布可能パッケージ (2015 以降) が必要です。このパッケージは非常に一般的であり、システムにすでにインストールされている可能性があります。まだインストールされていない場合、DTP インストーラーはパッケージのダウンロードを試みます。