このセクションの内容:

組込みデータベースのバックアップ (Windows)

組込みデータベース サーバーの GRS および DTP データベースを MySQL スクリプト ファイルにバックアップするには、以下の操作を行います。

  1. Parasoft DTP Server および Data Collector のサービスを停止します (詳細については「DTP サービスの停止」を参照)。
  2. Parasoft Database Service の Windows サービスを開始します。
  3. backup 引数を指定して Windows バッチ ファイル <DTP_HOME>/bin/db_backup.cmd を実行します。
    例: C:\Program Files\Parasoft\DTP\bin\db_backup.cmd backup

バッチ ファイルは 2 個の SQL ファイルを生成します: dtpDbExport_<TIMESTAMP>.sql および grsDbExport_<TIMESTAMP>.sql です。これらのファイルは、DTP データベースと GRS データベースをそれぞれエクスポートします。

組込みデータベースの復元 (Windows)

バックアップ時に生成された MySQL スクリプト ファイルから組込みデータベース サーバーの GRS および/または DTP データベースを復元するには、以下の操作を行います。 

  1. Parasoft DTP Server および Data Collector のサービスを停止します (詳細については「DTP サービスの停止」を参照)。
  2. Parasoft Database Service の Windows サービスを開始します。
  3. restore 引数を指定し、その後に以下のいずれかまたは両方の引数を指定して、Windows バッチ ファイル <DTP_HOME>/bin/db_backup.cmd を実行します。
    • -d <SQL FILE> は、提供された SQL ファイルから DTP データベースを復元します。
    • -g <SQL_FILE> は、提供された SQL ファイルから GRS データベースを復元します。

C:\Program Files\Parasoft\DTP\bin\db_backup.cmd restore -g "C:\GRS-Backup.sql"

C:\Program Files\Parasoft\DTP\bin\db_backup.cmd restore -d "C:\DTP-Backup.sql"

C:\Program Files\Parasoft\DTP\bin\db_backup.cmd restore -d "C:\DTP-Backup.sql" -g "C:\GRS-Backup.sql"

組込みデータベースのバックアップ (Linux)

以下のいずれかの方法で、GRS および DTP データベースをバックアップすることができます。

方法 1: DTP コンソールの使用

  1. <DTP_HOME>/bin/dtpconsole.sh を実行して DTP コンソールを開きます。

  2. Parasoft DTP Server および Data Collector のサービスを停止します (詳細については「DTP サービスの停止」を参照)。

  3. [Database (Embedded)を選択します。

  4. [Startオプションを選択して Database (Embedded) サービスを選択します。

  5. [Backup] オプションを選択して、データベースのバックアップの作成を開始します。

方法 2: バックアップ スクリプトの実行

  1. <DTP_HOME>/bin/dtpconsole.sh を実行して DTP コンソールを開きます。

  2. Parasoft DTP Server および Data Collector のサービスを停止します (詳細については「DTP サービスの停止」を参照)。

  3. DTP コンソールを終了し、backup 引数を指定して <DTP_HOME>/bin/db_backup_run.sh スクリプト ファイルを実行します。

どちらの方法も以下の 2 つの SQL ファイルを生成します。

  • dtpDbExport_<TIMESTAMP>.sql
  • grsDbExport_<TIMESTAMP>.sql.

これらのファイルは、DTP データベースと GRS データベースをそれぞれエクスポートします。

組込みデータベースの復元 (Linux)

以下の方法で、GRS および DTP データベースを復元することができます。

方法 1: DTP コンソールの使用

  1. <DTP_HOME>/bin/dtpconsole.sh を実行して DTP コンソールを開きます。
  2. Parasoft DTP Server および Data Collector のサービスを停止します (詳細については「DTP サービスの停止」を参照)。
  3. [Database (Embedded)を選択します。
  4. [Startオプションを選択して Database (Embedded) サービスを選択します。
  5. [Restore DB] オプションを選択します。
  6. DTP と GRS のバックアップ ファイルのパスを入力します。また、エントリを空のままにして Enter キーを押し、このステップをスキップすることもできます。

方法 2: バックアップ スクリプトの実行

  1. <DTP_HOME>/bin/dtpconsole.sh を実行して DTP コンソールを開きます。
  2. Parasoft DTP Server および Data Collector のサービスを停止します (詳細については「DTP サービスの停止」を参照)。
  3. DTP コンソールを終了し、restore 引数を指定して <DTP_HOME>/bin/db_backup_run.sh スクリプト ファイルを実行します。
    • -d <SQL FILE> は、提供された SQL ファイルから DTP データベースを復元します。
    • -g <SQL_FILE> は、提供された SQL ファイルから GRS データベースを復元します。

例:

/home/tester/dtp/db/bin/db_backup_run.sh restore -g "/home/tester/GRS-Backup.sql"

/home/tester/dtp/db/bin/db_backup_run.sh restore -d "/home/tester/DTP-Backup.sql"

/home/tester/dtp/db/bin/db_backup_run.sh restore -d "/home/tester/DTP-Backup.sql" -g "/home/tester/GRS-Backup.sql"

組込みデータベースの外部データベース サーバーへの復元

以下では、組込みデータベース サーバーの GRS あるいは DTP データベースを外部の MySQL データベース サーバーにインポートする方法について説明します。インポートするには、GRS および/または DTP データベースが外部サーバー上に構築済みでなければなりません。データベースの作成の詳細については「データベースのインストールと構成」を参照してください。

  1. Parasoft DTP Server および Data Collector のサービスを停止します (詳細については「DTP サービスの停止」を参照)。
  2. 外部サーバーのコマンドライン インターフェイスで、以下の mysql コマンドを実行します。

    mysql -u <USERNAME> -p<PASSWORD> <DB> < <SQL FILE>
  3. <USERNAME> と <PASSWORD> は、それぞれ実際のデータベース ユーザー認証情報で置き換えてください。
    <DB> には外部サーバーのターゲット データベースを指定してください。
  4. 必要に応じて、ステップ 2 を繰り返して他のデータベースをインポートします。
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