次の条件を満たす場合、エクスプローラー ビュー でソース管理システム (SCM) のソース コードを表示できます。(1) Parasoft 静的解析/テスト ツールが SCM に接続していて、解析中に DTP にレポートをパブリッシュするように設定されている。(2) DTP Server が SCM を使用するように設定されている。

  1. Parasoft 静的解析/テスト ツールの設定を行います (詳細については Parasoft 静的解析/テスト ツール のマニュアルを参照してください)。
    1. Parasoft 静的解析/テスト ツールでソース コードのパブリッシュを無効化します。
    2. DTP へのレポートのパブリッシュを有効化します。
    3. ソース管理システムを使用するよう Parasoft 静的解析/テスト ツールを設定します。
  2. 個々のプロジェクトに対して、または全プロジェクトに対して、Parasoft Test 設定 タブでソース管理の設定を行います。詳細については「プロジェクトの作成と管理」または「全プロジェクトでの Parasoft Test の設定」を参照してください。 
  3. Parasoft 静的解析/テスト ツールでテストやコード解析を実行すると、適切な権限を持つユーザーのエクスプローラー ビューにソースが表示されます (「User Administration」を参照)。

SVN の設定の例

scontrol.svn.exec=/usr/bin/svn
scontrol.rep1.type=svn
scontrol.rep1.svn.url=http\://foo.bar.com/svn/repos
scontrol.rep1.svn.login=foo
scontrol.rep1.svn.password=65707c

DTP Server の SCM 設定の自動使用

DTP Server の Parasoft Test 設定を自動的に使用するよう Parasoft 静的解析/テスト ツール を設定できます ( 「Parasoft 静的解析/テスト ツールの自動設定」を参照)。 

場合によっては、Parasoft 静的解析/テスト ツールと DTP Server が再利用する設定をさらにカスタマイズしなければならないことがあります。たとえば、必要なソース管理サーバーの認証情報が DTP Server と Parasoft 静的解析/テスト ツールで異なる場合などです。

接頭辞として server. を追加すると、その設定を DTP Server だけに適用できるので、自動設定を使用し続けることができます。以下の Parasoft Test の設定では、SVN の実行ファイル ディレクトリを指定するために、Parasoft 静的解析/テスト ツールについては scontrol.svn.exec 設定を使用し、DTP Server については server.scontrol.svn.exec 設定を使用しています。

scontrol.svn.exec=C\:\\Program Files\\svn\\bin\\svn.exe
server.scontrol.svn.exec=/usr/bin/svn
scontrol.rep1.type=svn
scontrol.rep1.svn.url=http\://foo.bar.com/svn/repos
scontrol.rep1.svn.login=foo
scontrol.rep1.svn.password=65707c
server.scontrol.rep1.svn.login=bar
server.scontrol.rep1.svn.password=19787a

同じ [Parasoft Test] ビューに server. 接頭辞がある設定とない設定が存在する場合、DTP Server は常に server. 接頭辞がある設定を優先します。

Parasoft Test グローバル設定とプロジェクト固有の Parasoft Test 設定に同じ設定が存在する場合、DTP Server は次の優先順位で設定を上書きします。

  • server. 接頭辞がある、プロジェクト固有の Parasoft Test 設定
  • server. 接頭辞がない、プロジェクト固有の Parasoft Test 設定
  • server. 接頭辞がある、Parasoft Test グローバル設定
  • server. 接頭辞がない、Parasoft Test グローバル設定

ソース管理システムの問題のトラブルシューティング

ソース管理システムからソース コードを表示できない場合は、以下を確認してください。

  • DTP Server にパブリッシュされる report.xml にソース管理システムの情報があることを確認してください。<Repositories..> セクションがあることを確認してください。そうでない場合、Parasoft 静的解析/テスト ツールの設定が誤っています。
  • 違反エクスプローラー、テスト エクスプローラー、あるいはカバレッジ エクスプローラーで、ソース コード パネルに重要な情報がないか確認してください。
  • すべてのリポジトリ設定が Parasoft Test 設定に存在することを確認してください。ソース コードを表示するには、証明書と他のリポジトリの設定が必要です。
  • ソース管理クライアントが DTP Server で利用できることと正しく設定されていることを確認してください。DTP Server 用に設定された証明書を使ってソース管理クライアントがソース コードにアクセスできることを確認してください。
  • Git などの一部のソース管理システムの場合、リポジトリが DTP Server で複製されて最新であることを確認してください。Git は ローカル リポジトリを定期的に更新するために外部の cron ジョブを必要とすることがあります。

SCM からソース コードを表示する利点

ソース管理システムから直接ソースが取得されるため、DTP Server にソース ファイルのコピーをパブリッシュして保管する必要がありません。

その他の留意事項

  • Parasoft 静的解析/テスト ツールと DTP Server を設定するには、さらに作業が必要です。 
  • ビルド中に変更、移動、コピーされたソース ファイル (したがってオリジナルのソース管理システムとのつながりが切れたファイル) はサポートされません。


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