次の操作手順は、WebLogic 9.2 に適用できます。この操作手順は、最も一般的で推奨される方法である WebLogic Data Source データベース接続フレームワークを利用するアプリケーションに適用されます。アプリケーションが WebLogic のフレームワークを迂回して直接データベースに接続する場合 (つまり独自に JDBC ドライバーおよび接続をインスタンス化して管理する場合) は、「スタンドアロン アプリケーションまたはその他のアプリケーション サーバー プラットフォームでの設定」の手順を行ってください。
WebLogic 環境のセットアップ
- WebLogic アプリケーションのドメイン ライブラリ ディレクトリを探します。そこに Parasoft JDBC ドライバーの jar ファイルをコピーします。
たとえばWebLogic Medical records サンプル アプリケーション ドメインのlib
フォルダーは、通常[WebLogic install dir]\weblogic92\samples\domains\medrec\lib
の下にインストールされます。独自のドメインが作成されている場合、たとえば次のようになり ます。[WebLogic install dir]\user_projects\domains\your_domain\lib
startWebLogic.cmd
(Linux ではstartWebLogic.sh
) スクリプトを変更して必要な起動パラメーターを追加します。たとえば Medical records サンプル アプリケーションの場合、スクリプトは[WebLogic install dir]\weblogic92\samples\domains\medrec\
の下にあります。set DOMAIN_HOME=
で始まる行の上に (1 行で) 次を追加します。set JAVA_OPTIONS=%JAVA_OPTIONS% -Dparasoft.virtualize.server.url=http://[virtualize server host name]:9080 -Dparasoft.virtualize.group.id=ParaBank
- 新しい jar がロードされ、プロパティが適用されるよう、WebLogic を再起動します。
新規 JDBC データ ソースの作成
- WebLogic サーバーの管理コンソールにログインします。
- Domain Structure の下の [Services] > [JDBC] を展開し、[Data Sources] をクリックし
ます。
- アプリケーションが現在使用しているデータ ソースを確認し、設定されている JNDI 名 (および [Properties] フィールドのすべての値) をメモします。
[Targets] タブを開いてデータ ソースがデプロイされているサーバーのチェックをオフにし、[Save] をクリックします。この操作の代わりに (またはこの操作に加えて) JNDI 名を変更して、新しい JDBC データ ソースに元の名前と同じ JNDI 名を指定したときの競合を防ぐこともできます。
- Data Sources セクションに戻り、次の操作を行います。
- [New] をクリックします。
- JDBC Data Source Properties の下に [Name] および [JNDI Name] を入力し、前の手順でメモした詳細情報を指定します。
- データベースの種類に [Other] を設定します。
- ドライバーに [Other] を設定します。
- [次へ] をクリックします。
- Transaction Options の下の [Supports Global Transactions] オプションをオフにし、[Next] をクリックします。
ドライバーは JDBC のコミット API をエミュレートしますが、これらのオプションを有効化して Parasoft JDBC ドライバーを使用した場合の動作は、完全には検証されていません。 - Connection Properties プロパティの下で元のデータベースの接続設定を指定し、[Next] をクリックします。
- Test Database Connection の下で次の操作を行います。
- Parasoft JDBC ドライバーの完全修飾クラス名を指定します。例:
com.parasoft.xtest.jdbc.virt.driver.JDBCProxyDriver
詳細については「JDBC ドライバーの実装クラス」を参照してください。 - 先頭に Parasoft JDBC ドライバー文字列を付加した JDBC 接続 URL を指定します。例:
jdbc:parasoft:proxydriver:oracle.jdbc.driver.OracleDriver:@jdbc:oracle:thin:@beast:1521:XE
- データベースを使用するために必要なプロパティ (上記の手順 3 でメモしたもの) を指定します。
- (任意) テスト テーブル名を指定します (または、SQL という文字列の後に完全な SQL 文を入力します)。このオプションを指定すると、アプリケーション上でシナリオを実行せずにデータソース設定をテストできます。
- [Test Configuration] をクリックします。一番上の Messages セクションにテスト結果が表示されます。テストが成功した場合、次のメッセージが表示されます。
エラーが起きた場合は、次のメッセージとともに例外スタック トレースが表示されます。
この場合、エラー メッセージの指示に従って構成を修正するか、Parasoft JDBC ドライバーのロ グファイル (ログ ファイルの場所プロパティで指定した場所にあります) を参照して問題を修正します。
接続のテストが成功したら、[Next] をクリックします。
- Parasoft JDBC ドライバーの完全修飾クラス名を指定します。例:
- Select Targets の下で元のデータ ソースがデプロイされていたサーバーを指定し、[Finish] をクリックします。
- ページの左上隅 (Change Center セクション) で変更をアクティベートします。
代替方法: 異なる JNDI 名で Parasoft JDBC ドライバーを使用するためのアプリケーション設定の変更
この方法は、元のデータ ソースを変更したくない場合に行うことができます。たとえば、同じデータ ソースが複数のアプリケーションで使用されており、特定のアプリケーションでだけデータベース接続を仮想化したい場合などです。そのような場合、管理コンソールからアプリケーションのデータ ソース JNDI バインディングを変更できます。
デプロイ済みのアプリケーションには、Domain Structure ツリーの [Deployments] セクションからアクセスできます。
対象のアプリケーション モジュールに移動し、使用している JDBC データ ソースの JNDI 名を変更します。