C++test では、デバッガーを使ってテスト ケースをステップ実行し、コードの内部の状態を詳しく検証できます。たとえば、どのように C++test が予想外の出力を取得したのか、なぜテスト ケースが失敗したのかを詳しく知りたい場合などにテスト ケースをデバッグします。このとき、ユーザーが自分でコードにブレークポイントをセットする必要はありません。ユーザーが選択したテスト ケース関数の先頭に C++test が自動的にブレーク ポイントをセットします。
このセクションの内容 :
デバッガーの設定
Visual Studio IDE でのデバッグを有効にするには、次の操作を行います。
- テスト ケースの実行に使用するテスト コンフィギュレーションを開きます。
- [実行] > [実行時] タブをクリックします。
- [デバッガーでテストを実行する(*)] オプションを有効にします。
デバッガーを使ったテスト実行
このセクションでは、ネイティブ開発環境でテストをデバッグする方法について説明します。組込み環境でテストをデバッグする方法については 「テスト ケースのデバッグ 」 を参照してください。
使用している
Visual Studioのデバッガーを使ってテストを実行するには、次の操作を行います。
- Debug Unit Tests テスト コンフィギュレーションを準備します。
- ビルトイン テスト コンフィギュレーションの Debug Unit Tests を使用するか、Debug Unit Tests ビルトイン テスト コンフィギュレーションを複製してカスタム テスト コンフィギュレーションを作成します 。(カスタム テスト コンフィギュレーションの作成については、『Parasoft Test ユーザーズ ガイド』の「Parasoft Test の設定」>「テスト コンフィギュレーションとルールの設定」を参照)。
- 次の操作を行って、ビルトインまたはカスタムの Debug Unit Tests テスト コンフィギュレーションを実行します。
- 以下のいずれかの方法で、デバッグするテスト ケースを選択します。
- テスト ケース エクスプローラーでテスト ケースを選択します。
- コード エディターでテスト ケースの関数名を選択します。
- [クラス] ビューでテスト ケース関数を選択します。テスト ケース関数は、オリジナル ソースに対応するクラスの下ではなく、Testsuite クラスの下にあるので注意してください。
ビルトインまたはカスタムの Debug Unit Tests テスト コンフィギュレーションを実行します。たとえば、テスト対象を右クリックし、ショートカット メニューショートカット メニューの [Parasoft] からテスト コンフィギュレーションを選択して実行します。適切なデバッガーが起動し、選択した各テスト ケース関数の先頭でブレークポイントが自動的に設定されます。
- Microsoft Visual Studio 2003 サービス パック 1 を使用している場合、次の操作を行います。・ [プロセス] ダイアログでテスト プロセスを選択して [アタッチ] をクリックします。・ [プロセスにアタッチ] ダイアログで [OK] をクリックしてアプリケーション タイプ (ネイティブ) を確認します。・ [プロセス] ダイアログを閉じます。
- 以下のいずれかの方法で、デバッグするテスト ケースを選択します。
標準のデバッガー機能を使ってテスト ケースをステップ実行します。
- デバッガーが起動されるのは、1 個以上のテスト ケースを選択してデバッグ用テスト コンフィギュレーションを実行した場合だけです。そうでない場合、以下の警告がコンソール出力に表示され、デバッグなしで実行が続きます。
Warning: debugger will not be activated - no valid breakpoints found. Select (test case) function definitions to set breakpoints.
•ヒント: Standard Create Process ランチャーの使用
デバッグ構成の場合、デバッガーを選択することができるので、Standard Create Process ランチャーの使用を推奨します。この設定を行うには、[ウィンドウ] メニューの [設定] をクリックし、[設定] ダイアログで [実行/デバッグ] > [起動中] > [デフォルト ランチャー] をクリックします。デフォルトの Eclipse ランチャー (GDB DSF) の Create Process ランチャーでは、デバッガーを選択することはできません。