多くの Web アプリケーションには非表示の要素があります。非表示の要素は、他のページ要素を表示する部分にマウス ポインターを移動したときに初めて表示されます。よくある例は、Web アプリケーション上部のメニュー バーにあるメニューです。メニュー バーの上にマウスを移動すると、メニュー項目が表示され、ユーザーはそれまで表示されていなかったメニュー項目の 1 つをクリックします。SOAtest は、シナリオを記録する際、マウスの動きを記録せず、それまで非表示だったメニュー項目で発生したクリックを記録します。シナリオを再生すると、マウスの動きは記録されていないため再生されず、まだ表示されていない非表示の要素に対する操作が発生します。
ページの構成によって、メニュー要素が存在しない、または表示されていないというエラー メッセージが表示されます。Parasoft のネイティブ再生エンジンは、要素がページに存在していれば、表示されていなくてもアクションを再生するのに対して、Selenium WebDriver 再生エンジンは、非表示の要素に対してアクションを再生できないことに注意してください。どちらのエンジンも、存在しない要素に対してはアクションを再生できません。
これらのエラー メッセージが表示された場合、以下の 2 つの対処方法があります。
- シナリオを記録する際、メニュー項目を表示するためのメニュー バーの上にマウスを移動するのではなく、メニュー項目をクリックする前にメニュー バー自体をクリックします。すると、メニュー バーに対するクリック アクションが記録され、シナリオの再生中に非表示のメニュー項目が表示されるようになります。
- 記録済みのシナリオにメニュー バーに対するクリック アクションを追加し、非表示のメニュー項目を表示します。