このセクションの内容:

変数セット (SOAtest では「環境」と呼ばれます) は、テスト シナリオのフィールドから参照可能な変数の集合です。たとえば、テスト環境によって、異なる WSDL のホストおよびポート値を指定したい場合があるかもしれません。テストにハードコーディングするのではなく、変数を使用してこれらの設定を指定すると、複数の環境でテスト シナリオを再利用するのが非常に簡単になります。

.tst ファイルが変数セットを使用している場合、特定のコンポーネント インスタンスまたはテスト ジョブでは変数セットをどのように設定するかを指定できます。たとえば、1 つのコンポーネント インスタンスまたはテスト ジョブで同じ .tst ファイルを複数回、異なる変数設定を使用して実行できます。

ジョブでの変数マッピング

変数セットを選択し、環境またはコンポーネントで設定されている変数を .tst にマッピングすることで、異なる値で実行できます。  

次の表は、.tst で使用されている変数を構成されたソースにマッピングする方法を説明します。


タイプ説明
From tstテスト実行時に (SOAtest サーバーの) テスト シナリオで定義された値を使用します。
リテラル値テキスト フィールドに指定されたリテラル値を使用します。
環境 (<NAME>)現在の環境から選択された変数を使用します。
コンポーネント (<NAME>)

環境コンポーネントで指定された変数を使用します。フィールドで作成/編集された変数または同じ環境の別の変数を使用します。 

新規コンポーネント インスタンス変数が作成され、変数値の設定に使用されます。こうすると、SOAtest の UI に移動しなくても、Environment Manager の変数を使用して SOAtest の環境変数を設定できます。ユニークな変数/値のペアごとに 1 つの変数が作成されます。たとえば、WSDL SOAtest 変数を使用するシナリオが 6 個あり、すべてに同じ WSDL 値が設定されている場合、1 つのコンポーネント インスタンス変数が作成されます。テスト シナリオのうち 2 つが 1 つの WSDL 値を使用し、他の 4 つがそれぞれ異なる WSDL 値を使用している場合、5 個のインスタンス変数が作成されます。WSDL、WSDL_1、WSDL_2、WSDL_3、および WSDL_4

変数を参照する他のユーザーにパスワードなどの機密情報が見えないよう、マスクする変数を指定できます。マスクされたシステム/コンポーネント変数を含む環境がセットアップされるとき、.tst ファイルの変数は自動的にマスクされます。システム、環境、コンポーネント、およびコンポーネント インスタンスの各レベルで変数を定義する方法の詳細については「変数の操作」を参照してください。

変数値の確認

このセクションの内容は、環境にSOAtest Test Executor コンポーネントまたはカスタム ヘルス チェックを追加する場合に適用されます。オンデマンド実行用にテスト ジョブを定義する場合にはあてはまりません。

変数ウィザード ページには、(上で説明した) SOAtest の環境変数を表すものも含め、コンポーネント インスタンスに関連付けられたすべての変数が表示されます。

変数の値を変更するには、[上書きします] をオンにしてテキスト フィールドに値を入力します。




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