このセクションでは、単体テストとアプリケーション検証の両方について説明します。
環境特有の構成
TASKING CrossView デバッガー (VX-toolset v2.5)
TASKING CrossView デバッガー (VX-toolset v2.5) と連携して使用するための C++test テスト コンフィギュレーションを使用する前に、次の変更を行います。
- PATH 環境変数にデバッガーの実行モジュール xfwtc.exe を追加します。または、デバッガーの実行モジュールをフル パスで参照するよう、ID "run_tests" のテスト フロー ステップを修正してテスト コンフィギュレーションのテスト実行フローを変更します。
- 自動テスト セッションの実行を容易にするために、最小の GUI コンポーネント構成でデバッガー GUI 構成を生成します。デバッガー GUI 構成を作成するには、次の操作を行います。
- 一時ディレクトリを作成します。
- この一時ディレクトリから CrossView Pro を起動します。コマンドラインを使って一時ディレクトリでデバッガーを起動するか、Windows ショートカットのプロパティで作業ディレクトリを変更できます。
- コマンド ウィンドウを除き、すべての CrossView Pro ウィンドウを閉じます。
- [Save desktop and target settings] を有効にした状態で Exit CrossView Pro を終了します。GUI 構成ファイル xvw.ini が一時ディレクトリに作成されます。
- GUI 構成ファイル xvw.ini の準備ができたら、このファイルを C++test プロジェクト フォルダーに直接追加します。このファイルは、テスト コンフィギュレーションによって C++test プロジェクト フォルダーから C++test テスト生成バイナリ フォルダーにコピーされ、Cross View デバッガーによって使用されます。
- メモリーとデバイスのためのシミュレーター構成ファイル、MConfig および DConfig を準備します。シミュレーションを実行するためにこれらのファイルが必要な場合、プロジェクト フォルダーに直接これらのファイルを置きます。C++test のテスト コンフィギュレーションがこれらのファイルを適切に処理します。
TASKING スタンドアロン デバッガー dbgtc
TASKING スタンドアロン デバッガー dbgtc と連携して使用するための C++test テスト コンフィギュレーションを使用する前に、次の変更を行います。
- PATH 環境変数にデバッガーの実行モジュール (
dbgtc.exe
) を追加します。または、デバッガーの実行モジュールをフル パスで参照するよう、ID "run_tests" のテスト フロー ステップを修正してテスト コンフィギュレーションのテスト実行フローを変更します。 - メモリーとデバイスのためのシミュレーター構成ファイル、MConfig および DConfig を準備します。シミュレーションを実行するためにこれらのファイルが必要な場合、プロジェクト フォルダーに直接これらのファイルを置きます。C++test のテスト コンフィギュレーションがこれらのファイルを適切に処理します。
- デフォルト構成は、一部のターゲット アーキテクチャにとって適切ではありません。そのため、TASKING スタンドアロン デバッガー
dbgtc.exe
は .dcf 構成ファイルを必要とする場合があります。.dcf 構成ファイルが必要な場合、-c オプションを使って構成をdbgtc.exe
に渡すべきです。ユーザーは、ビルトイン テスト コンフィギュレーションの [実行] タブで適切なテスト実行フロー プロパティを編集することができます。
単体テスト
次のテスト コンフィギュレーションは、単体テストのプロセスを容易にするために提供されています。
- [Embedded Systems] > [Altium] > [Run Altium TASKING CTC Tests]
- [Embedded Systems] > [Altium] > [Run Altium TASKING CTC Tests - CrossView]
ターゲットまたはシミュレーター上で単体テストを実行するには、次の操作を行います。
- テスト ケースを手動で作成するかまたは自動生成します。
- Altium TASKING 用のテスト コンフィギュレーションの 1 つを複製します。
- 必要に応じてテスト コンフィギュレーションを変更します。
- 詳細については 「環境特有の構成」を参照してください。
- 目的のテスト コンテキストを選択します。
- 上記のステップでカスタマイズしたテスト コンフィギュレーションを使ってテストを実行します。
テスト ケースのデバッグ
C++test はこの環境での直接的なテスト ケース デバッグをサポートしていません。オリジナル/テスト対象プロジェクトに合った適切なデバッグ/起動構成を使ってテスト用実行モジュールをロードし、目的のテスト ケースに手動でブレークポイントを設定してください。
アプリケーション検証
アプリケーション検証のプロセスを容易にするために、次のテスト コンフィギュレーションが用意されています。
- [Embedded Systems] > [Altium] > [Run Altium TASKING CTC Application with Mem Monitoring]
- [Embedded Systems] > [Altium] > [Run Altium TASKING CTC Application with Mem Monitoring - CrossView]
ターゲット上でアプリケーション検証を実行するには、次の操作を行います。
- Altium TASKING Application Monitoring テスト コンフィギュレーションの 1 つを複製します。
- 必要に応じてテスト コンフィギュレーションを変更します。
- 「環境特有の構成」 を参照してください。
- 目的のテスト コンテキストを選択します。
- 上記のステップでカスタマイズしたテスト コンフィギュレーションを使ってテストを実行します。