clang コンパイラ ファミリーは、LLVM コンパイラ フレームワークを元に構築されています。clang は BSD に類似したライセンスをサポートするオープン ソースのコンパイラです。詳細については http://clang.llvm.org/docs/ を参照してください。以下の Clang コンパイラがサポートされています。
Clang C/C++ Compiler v 3.9
- コンパイラ略称: clang_3_9
- ホスト OS: Linux
- サポート対象言語: C89, C99, C++98, C++11, C++14
- サポート対象プラクティス: 完全サポート
- サポート レベル: Standard
その他の注意点
- x86_64 ターゲットだけがテスト済みです。clang 3.9 コンパイラがマルチターゲット コンパイラとしてビルドされている場合、クロスコンパイル ターゲットでは、C++test のコード解析が期待どおり動作しない可能性があります。
- 事前ビルド済みの cpptest ランタイムは動的解析 (単体テストおよびアプリケーション モニタリング) をサポートしません。テスト実行フローで autoBuildDefault="true" を設定し、テスト設定実行時にランタイムをビルドする必要があります。
- xmm 固有のヘッダーの動的解析はサポートされていません。
- Clang は C++test 内のリンクに使用されます。リンク時に C++ ライブラリの不足に関連するエラーが発生した場合、ビルド設定でリンカーを clang から clang++ に変更してください。
clang_3_9
コンパイラ設定は、ヘッダーの選択にデフォルトの GCC を使用しません。結果として、単体テストおよびアプリケーション モニタリング実行時にインストゥルメントされたソース コードをコンパイルすると、問題が発生する場合があります。
Clang C/C++ Compiler v 4.0
- コンパイラ略称: clang_4_0
- ホスト OS: Linux
- サポート対象言語: C89, C99, C++, C++11, C++14, GNU++11, GNU++14
- サポート対象プラクティス: 完全サポート
- サポート レベル: Standard
その他の注意点
- C++test は、clang が許容する C++17 の機能をサポートしていません。
- x86_64 ターゲットだけがテスト済みです。clang 4.0 コンパイラがマルチターゲット コンパイラとしてビルドされている場合、クロスコンパイル ターゲットでは、C++test のコード解析が期待どおり動作しない可能性があります。
Clang C/C++ Compiler v 5.0
- コンパイラ略称: clang_5_0
- ホスト OS: Linux
- サポート対象言語: C89, C++11, C++14
- サポート対象プラクティス: 完全サポート
- サポート レベル: Standard
その他の注意点
- デフォルトでは、clang は C++test 内のリンクに使用されます。リンク時に c++ ライブラリの不足に関連するエラーが発生した場合、ビルド設定でリンカーを clang から clang++ に変更してください。
- x86_64 ターゲットだけがテスト済みです。clang 5.0 コンパイラがマルチターゲット コンパイラとしてビルドされている場合、クロスコンパイル ターゲットでは、C++test のコード解析が期待どおり動作しない可能性があります。
- 現在、 C++17 はサポートされていません。
- avx512 固有のヘッダーはサポートされていません。
- このバージョンは、GCC 6 以降でテストされています。このコンパイラと古いバージョンの GCC の組み合わせはサポートされていません。
Clang C/C++ Compiler v 6.0
- コンパイラ略称: clang_6_0
- ホスト OS: Linux
- サポート対象言語: C89, C99, C++98, C++11, C++14, C++17
- サポート対象プラクティス: 完全サポート
- サポート レベル: Standard
その他の注意点
- avx2 固有のヘッダーはサポートされていません。
- avx512 固有のヘッダーはサポートされていません。
このバージョンは、GCC 6 以降でテストされています。このコンパイラと古いバージョンの GCC の組み合わせはサポートされていません。
サポート レベルについて
- Extended: サポートは拡張テストによって検証されており、セーフティ クリティカルなソフトウェア開発で使用できます。
- Standard: サポートは標準テストによって検証されており、セーフティ クリティカルではないソフトウェア開発で使用できます。