eVC プロジェクトを IDE から直接にテストすることはできません。eVC プロジェクトの設定を新規 C++test プロジェクトにインポートする必要があります。
サポートの概要
C++test は Microsoft eMbedded Visual C++ 4.0 プロジェクトをサポートしています。これには、Microsoft Standard SDK for Windows CE 4.0、4.1、5.0 の x86、ARM、MIPS および Hitachi SuperH アーキテクチャ用コンパイラのサポートが含まれます。
Makefile でビルドするように構成された (IDE ビルドをサポートしない) Microsoft eMbedded Visual 4.0 プロジェクトもテストできます。詳細については 「既存のビルド システムを使った C++test プロジェクト」を参照してください。
Microsoft Visual Studio .NET、.NET 2003、2005 および 2008 の組込みプロジェクトに対しては、Parasoft C++test Visual Studio プラグインを使用してください。
要件
Windows CE コンパイラを使ってテストするには、C++test を起動する前に、次の環境変数を設定する必要があります。
- PATH eMbedded Visual C++ コンパイラ、およびリンカーなどのコンパイルに必要なツールへのパス
- INCLUDE 使用する SDK のヘッダー ファイルへのパス
- LIB 使用する SDK のライブラリへのパス
Microsoft eMbedded Visual Studio に付属する *.bat ファイルを使用すると、簡単に環境変数を設定できます。たとえば、Windows CE 4.0 SDK を使用する x86 ターゲット用に環境をセットアップするには、eMbedded Visual Studio のインストール ディレクトリの下にある EVC\WCE400\BIN\WCEx86.BAT ファイルを使用します。次の操作を行います。
- bat ファイルを開いて PLATFORM、OSVERSION、WCEROOT および SDKROOT マクロのデフォルトの設定が環境に対して適切であるかを確認し、必要があれば変更します。
- Windows コマンド ライン プロンプトを開き、bat ファイルを実行します。
- 同じコマンド ライン プロンプトから C++test を実行します。
静的解析を行うには、環境を設定するだけで十分です。単体テストを行うには、設定によっては他のツール (Microsoft Device Emulator、Microsoft Device Emulator Manager、Microsoft ActiveSync) をインストールする必要がある場合もあります。