Visual Studio Code 統合にカバレッジのインポート機能が追加

dotTEST extension for VS Code が CI/CD パイプライン (GitHub、GitLab、Azure DevOps) からのカバレッジ結果のダウンロードをサポートするようになりました。
カバレッジデータが変更されると、自動的にカバレッジマーカーがリフレッシュされます。
カバレッジデータは、GitHub 統合の一部として、Codespaces for VS Code プラグイン内でビジュアルに表示されます。

コードカバレッジの拡張

dotTEST には新しくスタンドアロンのカバレッジツール (dottestcov) が付属します。このツールには、さまざまなテストフローに容易に組み込むことができるカバレッジレポートを作成するための拡張機能があります。
QA チームはソースコードにアクセスせずにアプリケーションのコードカバレッジを計測できます。dottestcov を使用してアプリケーションのアセンブリ (カバレッジの収集には PDB ファイルが必要です) をスキャンし、アプリケーション内のテスト可能なコードのスコープを含むレポートを作成したり、dotTEST カバレッジエージェントによって収集された実行時カバレッジを含むレポートを作成したりできます。作成されたレポートは、Parasoft DTP にアップロードできます。Parasoft DTP は、カバレッジデータを集約し、アプリケーションの包括的なカバレッジメトリクスを表示します。
dottestcov のテスト影響分析機能を使用すると、アプリケーションの新しいバージョンで変更されたコードだけを検証するために実行する必要があるテストのセットを計算できます。
dottestcov は、カバレッジワークフローを簡略化します。ソースコードの解析によって生成される静的カバレッジファイルとは別個に実行時カバレッジレポートを作成できます (詳細は「ソースコード情報を含む静的カバレッジファイルの生成」を参照してください)。コンフィギュレーションおよびユーザビリティの改善により、アプリケーションのカバレッジ解析およびテスト影響分析をセットアップするためのワークフローが簡略化されました。
新機能および dottestcov の使用方法に関する詳細は、「アプリケーションカバレッジ」を参照してください。

BDD テストのサポート

BDD SpecFlow テストを単体テストとともにシームレスに実行できるようになりました。簡単に BDD テストの結果を収集し、DTP にパブリッシュできます。

注意: 現時点では、SpecFlow テストのカバレッジ収集はサポートされていません。

追加または更新されたテストコンフィギュレーション

Security Compliance Pack が拡張され、以下のテストコンフィギュレーションのサポートが追加されました。

CWE 4.10
OWASP ASVS 4.0.3

Recommended .NET Core Rules テストコンフィギュレーションが Recommended .NET Rules に変更されました。

更新された静的解析ルール

以下のルールが更新されました。

ルール ID	更新
CS.PROTC	.NET 6+ サポート、CQA モードで利用可能

追加または更新されたフロー解析ルール

以下のルールが追加されました。

ルール ID	ヘッダー
BD.PB.INTDL	整数型の変換によるデータの損失を避ける
BD.PB.INTVC	整数型の変換による値の変化を避ける
BD.PB.INTWRAP	整数の算術演算によるラップアラウンドを避ける

以下のルールが更新されました。

ルール ID	更新
BD.EXCEPT.NR	ルールのパフォーマンスが向上しました。
BD.PB.UGHC	ルールの正確さが向上しました。
BD.SECURITY.SENSLOG	ルールのパフォーマンスが向上しました。

その他のアップデート

テスト影響分析機能は、ソリューションのルートフォルダーの外にソースがあるソリューションの解析をサポートするようになりました。
rulemap.xml で定義された複製ルールおよびマッピングルールにデフォルトのパラメーターを指定できるようになりました。値は IDE のテストコンフィギュレーションエディターに表示されます。
Visual Studio Parasoft Plugin にダークモードのサポートが追加されました。
コンプライアンスパックのルールおよび複製されたルールの実行時間が最適化されました。
フロー解析での C# ラムダ式のサポートが改善されました

サポートの廃止

Team Server サポートの廃止

Team Server が廃止され、サポートされなくなりました。チームコンフィギュレーション、ルール、ルールマッピングがまだ DTP の Team Server に保存されている場合、共有の場所に移行してください。「Team Server から共有の場所へのテストコンフィギュレーション、ルール、ルールマッピングの移行」を参照してください。

廃止されたプラットフォーム

次のプラットフォームのサポートは廃止されました。

Windows Server 2019

廃止された開発プラットフォーム

次の開発プラットフォームのサポートは廃止されました。

.NET Core 3.1

非推奨のルール

非推奨のルール	代替ルール
BD.PB.INTOVERF	BD.PB.INTWRAP、BD.PB.INTDL、BD.PB.INTVC

解決済みのバグおよび FR

バグ/FR ID	説明
FA-9166	配列が静的に初期化されるクラス変数である場合、BD.PB.ARRAY ルールが違反をレポートしない
FA-9261	範囲外の値の等価性をチェックしている場合、BD.PB.CC が違反を検出できない。
XT-40717	1 つのファイル内のすべてのコメント抑制に対して同じ抑制理由が表示される
XT-40748	"wait for tokens" オプションの不正な動作
XT-40970	トークンのリフレッシュが無効な場合、OIDC 設定の適用が認証を要求しない
XT-41092	ルールリンクへの相対パスが絶対パスに解決されるため、レポートおよびルールドキュメントがポータブルではない

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