概要

単体テスト アシスタントを使用すると、抽象クラスやそのスーパークラス、またプロジェクト エクスプローラーで選択されたファイルやパッケージのメソッドに対して、複数のテスト ケースを簡単に作成できます。単体テスト アシスタントはメソッドを解析し、初期値とサンプル アサーションを含む実行可能なテスト ケースを生成します。値やアサーションは、簡単に変更またはコメント解除できます。UTA のインターフェイスまたは Eclipse のコンテキスト メニューを使用してテスト ケースを追加できます。

大規模なコードに対して複数のテスト ケースを作成する場合、Eclipse の使用メモリを 2 GB 以上に設定することを推奨します。

IntelliJ IDEA での一括作成

 IntelliJ の [Synchronize files on frame or editor tab activation] オプションをオフにすることを推奨します。このオプションがオンの場合、UTA はテスト作成プロセスを異常終了してから再開する場合があり、これは単一のテストの生成が失敗したり、テストが不完全になったりする原因になる可能性があります。オプションをオフにするには、次の操作を行います。

  1. IntelliJ IDEA で [File] メニューの [Settings] をクリックします。
  2. [Appearance & Behavior] > [System Settings] を選択します。
  3. [Synchronize files on frame or editor tab activation] オプションをオフにします。

テスト アシスタント ビューから複数のテストを作成

  1. 単体テスト アシスタント ビューがまだ開かれていない場合、Eclipse の [Parasoft] メニューの [ビューの表示] > [単体テスト アシスタント] をクリックします。
  2. エディターでメソッドを選択します。
  3. [テスト ケースの追加] ボタンをクリックます。


    複数の Spring テスト

    Spring コントローラー メソッドに対して複数のテストを作成する場合、ボタンのラベルは [Spring テスト ケースの追加] になります。UTA deno Spring 単体テストの作成および設定に関する詳細は、「Creating a Spring Unit Test」を参照してください。

     
    または、エディターでクラスを右クリックしてコンテキスト メニューの [単体テスト] > [テスト ケースの追加] をクリックします。

    [単体テスト アシスタント - テスト ケースの追加] ダイアログが開きます。

  4. テスト タイプを指定します。
    - 通常 - 通常のテスト ケースを作成します。
    - パラメータライズ - パラメータライズド テスト ケースを作成します (詳細は「パラメータライズされた単体テストの作成」 を参照)。
    - Combined - 異なる引数でテスト可能なメソッドについてはパラメータライズド テスト ケースを作成します。その他のメソッドについては通常のテスト ケースを作成します。
    テスト ケースを作成するメソッドを選択します (パラメータライズされたテスト ケースの作成の詳細については「パラメータライズされた単体テストの作成」を参照してください)。
  5. オブジェクト初期化モードを指定します。
    深く -(デフォルト値)  テスト対象メソッドおよびテスト実行時に呼び出された他のメソッドから収集されたデータを使用してオブジェクトおよびモックを準備します。
    浅く - テスト対象メソッドから収集されたデータを使用してオブジェクトおよびモックを準備します。
  6. (任意) [作成されたテストの実行タイムアウト (ミリ秒)] オプションを有効または無効にし、このテストのセットを実行する際の制限時間 (ミリ秒単位) を指定します。この制限時間が過ぎると、テスト実行が停止し、テストが失敗します。エラー情報は UTA インターフェイスの推奨事項として表示されます。デフォルトでこのオプションはオンであり、値として 1000 が設定されています。
  7. テスト ケースを作成するメソッドを選択します ([すべて選択] または [すべて選択解除] ボタンを使用して簡単に選択を行うことができます)。

    複数の Spring テスト

    複数の Spring テストを作成する場合、[Spring ハンドラー メソッドの選択] ボタンをクリックすると、リストのすべての Spring コントローラー メソッドが選択され、その他のメソッドの選択が解除されます。

  8. [OK] をクリックします。
  9. テストを参照し、必要であればデフォルトの値を変更またはコメント解除します。
  10. UTA でテストを実行し、カバレッジ情報および可能な改善策に関する推奨事項を取得します (「単体テスト アシスタントを使用した単体テストの実行」を参照)。

コンテキスト メニューから複数テストを作成

または、Eclipse のコンテキスト メニューを使用してテスト ケースを追加することもできます。

  1. プロジェクト エクスプローラーでファイルまたはパッケージを右クリックします。
  2. [単体テスト] > [テスト ケースの追加] をクリックして単体テスト アシスタント ダイアログを開き、上の手順 4 から 8 を実行します。
     

単一のファイルを選択した場合:

  • テスト タイプ (通常またはパラメータライズ) を指定し、テスト ケースを作成する対象メソッドを選択できます。 
  • UTA はファイル内のすべての選択されたメソッドに対して新規テスト ケースを追加します。 

単一のファイルより大きいスコープを選択した場合:

  • テスト タイプ (通常またはパラメータライズ) を指定できますが、個々のメソッドは指定できません。
  • UTA はテストできないファイルやテスト クラスがすでに存在するファイルをスキップします

パッケージ エクスプローラーで複数のメソッドを選択した場合、メソッドが同じクラスに属しているときは、個々のメソッドに対してテスト ケースを作成できます。異なるクラスのメソッドを選択した場合、またはメソッドとクラスまたはパッケージを同時に選択した場合、テスト ケースは生成されません。



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