このセクションでは、Data Generator ツールを設定し、適用する方法を説明します。Data Generator ツールは、数値、文字列、日付などのデータをデータ ソースまたはテスト スイート変数に保存し、後で他のツールが使用できるようにします。このツールは SOAtest および Virtualize で使用できます。

  1. 抽出したいデータに関連するテスト スイート、アクション スイート、またはレスポンダーを右クリックし、SOAtest と Virtualize のどちらを使用しているかに応じて [新規追加] > [テスト...]、[出力の追加...] または [新規追加] > [アクション]をクリックします。
  2. SOAtest の場合、[標準テスト] をクリックし、[すべてのツール] > [Data Generator Tool]を選択します。Virtualize の場合、出力の追加ウィザードのツール パネルで Data Generator Tool を選択します。カテゴリごとにツールを参照している場合、Data Generator ツールは Data Exchange フォルダーにあります。
  3. [終了] をクリックします。エディターで空のツールが開かれます。
  4. データ セット名を入力し、[追加] をクリックすると、データ ジェネレーター ウィザードが開きます。


     
  5. 生成するデータのタイプを選択し、[終了] をクリックします。


     
  6. 名前フィールドで Data Generator 設定のインスタンス名を指定します。たとえば、ジェネレーターのタイプ名を使用します。
  7. [データ ソース列] タブをクリックし、データ ソースの [列 ] セクションでデータを保存する方法を指定します。


     
    • カスタム列名: 値を保存するデータ ソース列名を指定する場合、このオプションを選択します。[書き込み可能なデータソース列] や [変数] を指定しない限り、値は内部データソースとして格納されます。このカスタム列名を指定して、格納されている情報を他のツールから参照できます。たとえば、 MyValue という列名でデータソース列に情報を格納した場合、他のツールから MyValue をパラメーター値として呼び出せます。また、 ${My Value} とすれば、リテラルまたは複数のレスポンス ビューで参照できます。


       
    • 書き込み可能なデータ ソースの列: 書き込み可能なデータ ソース列に値を格納する場合、このオプションを選択します。このオプションを使用すると、値の配列を格納できます。他のツールは、格納された値を反復処理することができます。
    • 一致するすべての列に書き込む: 列名に任意の文字列を含むすべての列に値を格納する場合、このオプションを選択します。1 つのメッセージから複数の値を抽出するとき、それぞれの値がすべての一致する列に書き込まれます。対照的に、[書き込み可能なデータソースの列] を選択した場合、値は複数の行にまたがる列に書き込まれます。
    • 変数: 値を指定された変数に格納し、現在のテスト スイート内で再利用できるようにするには、このオプションを選択します。変数は、「変数の定義」の説明に従って、テスト スイートにすでに追加されている必要があります。この方法で設定された値は、レスポンダー スイートまたはアクション スイートのプロパティパネルで指定された変数の値で上書きされます。
  8. [設定] タブをクリックし、値を生成する方法を指定します。各ジェネレーターがさまざまなタイプのデータを生成する方法の詳細については、以下のセクションを参照してください。


    以下のオプションは、すべてのジェネレーターに共通です。
    • ドロップダウン メニューから [固定] を選択すると、入力スペースが表示され、固定値を入力できます。



    • ドロップダウン メニューから [パラメータライズ] を選択すると、連結されたデータ ソースのパラメータライズ値を使用できます。
    • プログラムで値を設定したい場合、[スクリプト] を選択して [スクリプトの編集] をクリックすると、エディターが開きます。



      設定値をスクリプトで記述することを選択した場合、ドロップダウン メニューから言語を選択し、テキスト フィールドにスクリプトを入力します。[評価] をクリックしてスクリプトを検証し、[OK] をクリックします。
      スクリプト エディターで[ファイル] オプションを選択し、外部スクリプトを指定することもできます。


       
  9. ツールの設定が完了したら、 [追加] をクリックしてテスト スイートにさらにデータ ジェネレーターを追加するか、ツールを選択して [削除] をクリックしてツールを削除できます。
  10. データ ジェネレーターの設定が完了したら、[保存] ボタンをクリックします。

数値ジェネレーター 

数値ジェネレーターを利用すると、最小値と最大値の間の数値をランダムに生成したり、小数位の数を設定できます。負数もサポートされています。

デフォルト値

最小、最大、小数点桁数の値に Fixed を設定し、空のままにした場合、次のデフォルト値が使用されます。

最小0
最大2147483647
小数点桁数0

その他の動作

ツールは、まず指定された最小値と最大値の間の数値を 1 つ生成します。次に、指定された小数点桁数に従って数値が丸められます。

小数点桁数には、最大値または最小値として指定した値の小数点桁数以上の値を指定する必要があります。そうでない場合、数値が丸められたとき、指定された範囲外の値が生成される可能性があります。

次の例では、ツールは指定された範囲外の値を生成する場合があります。

日付/時刻ジェネレーター

  1. [開始日] セクションに開始日を指定します。 


    • 現在日付および時刻: 開始日および時刻にローカル マシンに従ったテスト実行時刻を設定します。
    • 現在日付の午前 0 時: 開始日および時刻に出力タイムゾーンを使用した午前 0 時を設定します。出力タイム ゾーンが空白の場合、ローカル マシンのタイム ゾーンが使用されます。
    • ユーザー定義: 特定の開始日、フォーマット、タイム ゾーン、ロケールを指定する場合、このオプションを選択します。固定値を使用するか、プログラムによって設定を行い、連結されたデータ ソースまたはスクリプトのパラメータライズ値を使用できます。



      [ユーザー定義] が有効な場合、開始日およびフォーマットは必須です。固定値を使用するよう設定しているが、フィールドが空白である場合、日付/時刻は生成されません。次の例は、さまざまな開始日およびフォーマットの指定方法を示しています。



  2. [出力] セクションで出力設定を指定します。


     
    出力設定は、固定、パラメータライズ、またはスクリプトを指定できます。
  3. [オフセット] 設定で過去または未来の日付を生成するよう指定できます。


     
    開始日および時間から生成する日付および時間までの隔たりを指定します。過去の日付を使用するには、負の数値を指定します。

文字列ジェネレーター

以下のフィールドを使用して文字列の生成方法を設定します。

パターン

文字列の構造を定義します。

以下の特殊文字を使用してパターンを定義します。

#ツール実行時に数字 0-9 に置き換えられます。
&文字マップで定義された文字に置き換えられます。
\#、&、および他の \ をエスケープし、これらの文字が生成された文字列にそのまま含まれるようにします。

[パターン文字] リンクをクリックすると、IDE でこのヘルプを参照できます。

文字マップ

文字をパターン文字にマッピングする方法を指定します。固定に設定したときのデフォルト値は、印刷可能なすべての ASCII 文字、0x20 (スペース) から 0x7e (~) です。

使用例

固定パターンに ###-##-### を指定し、デフォルト (空) 文字マップを固定モードに指定すると、テストで使用する社会保障番号を生成できます。

 

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