C++test スタンドアロン版および Eclipse 版は、Keil MDK-ARM と共に使うことができます。特別な統合作業は必要ありません。
C++test と Keil MDK-ARM/uVision 開発環境は、実際には「統合」されるわけではありません。C++test のビルトイン コンフィギュレーションは、Keil uVision のコンパイラ セットをサポートしています。そのため、C++test プロジェクトから Keil uVision のコンパイラを使用することができ、また Keil uVisionプロジェクト全体を C++test のワークスペースにインポートすることができます。
サポートされる環境
C++test は次の環境をサポートします。
- Keil MDK-ARM 3.4x と uVision3 バージョン 3.7x
- Real View MDK-ARM 4.0x から 4.7x
- Keil C166 7.00 with uVision4 version 4.00a (uVision4 プロジェクトのインポート固有の手順については、「プロジェクトの作成と構成」を参照してください)
ITM ベースの通信チャネルを利用する、完全に自動化された C++test テスト コンフィギュレーション (つまり [ビルトイン] > [Embedded] > [Keil uVision] カテゴリにある、接尾辞が "(ITM)" のテスト コンフィギュレーション) を使用するには、 MDK-ARM 4.11 以上が必要です。
以下のクロス コンパイラがサポートされます。
- ARM/Thumb C/C++ Compiler、RVCT3.1 for uVision
- C51 COMPILER V8.18 (静的解析のみ)
- ARM C/C++ Compiler、RVCT4.0 for uVision
- C166 compiler V7.00 (静的解析のみ)
- ARM C/C++ Compiler、RVCT4.1 for uVision
- ARM C/C++ Compiler、RVCT5.0 for uVision
- ARM C/C++ Compiler 5.0x for uVision
要件
C++test 自体には、通常の稼動要件が適用されます。スタンドアロンの C++test Eclipse の場合は、拡張は必要ありません (CDT がすでに含まれています)。Eclipse プラグイン版の場合は、CDT (C++ Development Tools) を Eclipse にインストールする必要があります。詳細については 「インストール」 を参照してください。
RealView MDK コンパイラでテストするには、コンパイラへのパスが通っていなければなりません。コンパイラ実行ファイルの場所がシステムの PATH 変数に追加されていることを確認してください。たとえば、armcc コンパイラを使用する場合は、次のパスを PATH 変数に追加する必要があります。
- uVision3 :
<MDK install dir>\ARM\BIN31
- uVision4 :
<MDK install dir>\ARM\BIN40
また、必須ではありませんが、プロジェクト プロパティでコンパイラの種類の定義を変更して、コンパイラ実行ファイル名をフルパスに変更することができます。