このセクションでは、静的解析と単体テストの初期テストを実行して「ノイズ」を削減する方法について説明します。

初期テストの後、結果をレビューして対処したら、今後のテストでは現実の問題に集中できます。現実の問題とは、例えば予想外の例外をスローするコード、以前に検証した動作が変わってしまったコード、チームのコーディング規約 ガイドラインに違反するコードなどです。初期テストでレポートされた予定どおりの例外と静的解析違反について下記のように対応すれば、今後のテストでそれらの例外と違反はレポートされません。

初期テストを実行して「ノイズ」を削減するには、次の操作を行います。

  1. テスト対象のコードをプロジェクトで使用できることを確認します。
    • プロジェクトの作成方法については、製品個別の『ユーザーズ ガイド』の「テストの基本事項」>「テストの準備」を参照してください。
  2. プロジェクトと環境に合ったテストを実行するために、ユーザー定義テスト コンフィギュレーションを作成します。
  3. コマンドラインからコマンドを実行し、適切なテスト コンフィギュレーションを使ってテストを実行します。
  4. テストが正常に実行されたことを検証します。
  5. テスト結果を GUI にインポートします。
    • [Parasoft] メニューの [インポート] > [推奨される個人のタスク] を選択します。
    • [品質タスク] ビューのプルダウン ボタンをクリックして [インポート] > [推奨される個人のタスク] をクリックします。
    • その他のインポート方法については 「GUI への結果のインポート」 を参照してください。
  6. レポートされた静的解析違反をレビューします。
    • 静的解析違反をレビューする方法については、該当製品の『ユーザーズ ガイド』を参照してください。
  7. 発見された静的解析違反についてチーム メンバーと話し合います。必要に応じて設定を変更して、チームが対処する静的解析違反にフォーカスします。
    • 特定のルールの違反を今後レポートしないようにするには、使用しているチーム テスト コンフィギュレーションでそのルールを無効にします。
    • レポートされた静的解析違反が今の段階では問題ない場合、違反メッセージを抑制します。抑制は、Team Server に接続しているすべての Parasoft Test で自動的に共有されます。チーム メンバー全員が各自の Parasoft Test を Team Server に接続している場合、メンバーの 1 人が追加した抑制は、他のメンバーが当該リソースをテストするたびに自動的に適用されます。例えば、あるメンバーが「ファイル A」でレポートされた静的解析違反のメッセージを抑制したとします。その後他のメンバーが「ファイル A」をテストすると、この違反メッセージは抑制されてレポートされません。
  8. レポートされた単体テスト タスクをレビューします。
    • 単体テスト タスクをレビューする方法については、該当製品の『ユーザーズ ガイド』を参照してください。
  9. レポートされた単体テスト タスクについてチーム メンバーと話し合い、指摘事項に対応して回帰テストの準備を実施します。
    • 自動生成テストを回帰テストに使用する方法については、該当製品の『ユーザーズ ガイド』を参照してください。
  10. プロジェクトおよびテスト ファイルをチームのソース管理システムに追加します。
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