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はじめに

TCP/IP Socket Listener は、Parasoft Virtualize 用のカスタム メッセージ リスナー拡張です。TCP/IP Socket Listener は TCP/IP ソケットを開き、受信メッセージをリスンして (エンコーディングおよび EOF トークンを設定可能)、各メッセージを処理する Virtualize にフォワードし、仮想レスポンスを返します。

インストール

この拡張は UI またはコマンドラインからインストールできます。

UI からのインストール

  1. [Parasoft] メニューの [設定] を選択します。
  2. [システム プロパティ] ページで [JAR の追加] をクリックします。
  3. com.parasoft.virtualize.listener.socket-<version>.jar ファイルを参照し、[OK] をクリックします。
  4. Virtualize を再起動します。

コマンドラインからのインストール

localsettings プロパティ ファイルの system.properties.classpath プロパティに com.parasoft.virtualize.listener.socket-<version>.jar ファイルを追加します。例:

system.properties.classpath=<path to jar>/com.parasoft.virtualize.listener.socket-1.1.1.jar

使用方法

仮想アセットの設定パネルでリスナーを選択し、設定を行います。

  1. [Virtualize サーバー] ビューを開き、仮想アセットを選択します。
  2. 仮想アセットのデプロイ設定で [トランスポート] > [カスタム] に移動し、ソケット リスナーを選択します。

    複数のリスナーがインストールされている場合、まず [実装の選択] ドロップダウン メニューから com.parasoft.virtualize.listener.socket.SocketListener を選択します。

設定

以下の設定を行うことができます。

接続設定

Portサーバーのポートを指定します。空の場合、リスナーは開始されません。
Maximum Connection Backlogバックログに保存する接続の最大数を指定します。ワーカー スレッドがビジーである場合、処理を待機する接続でバックログが埋められていきます。バックログがいっぱいになると、リスナーによってその後の接続が拒否されます。
Idle Sleep受信を保留中の接続がない場合にスリープする時間をミリ秒単位でしています。これにより、ビジー ループによって CPU 時間が使用されるのを防ぎます。

ワーカー設定

Character Encoding受信メッセージの文字エンコーディングを指定します。空の場合、システムのデフォルト値 (UTF-8) が使用されます。
EOF Token

メッセージの終端を決定するためのメッセージ区切り文字を指定します。EOF トークンが読み取られるか受信ストリームの終端に達するまでリクエストの入力をバッファーに貯めることで受信メッセージが生成されます。

発信メッセージには常に EOF トークンが付加されます。空の場合、デフォルト値が使用されます。デフォルト値は End Transmission Block (ETB) 文字 (非表示) です。他の非表示文字は、文字コードによって指定することができます。たとえば、手動で ETB を指定したい場合、フィールドに \u0017 と入力します。

Maximum Workers

任意の時点で処理できる同時接続の最大数を指定します。多数の同時接続が必要な場合、この値を大きくします。ただし、値を大きくすると、パフォーマンスに影響を与える可能性があります。強力なマシンでだけ大きな値を使用してください。空の場合、デフォルト値 (50) が使用されます。値がゼロ (0) の場合、ワーカー数は無制限です (非推奨)。

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