リリース日: 2020年4月17日
このリリースでは、サポート対象環境の拡充と Jtest の単体テスト機能の強化に重点が置かれました。
IDE のサポート
次の IDE のサポートが追加されました。
- Eclipse 2019-12 (4.14)
- Eclipse 2020-03 (4.15)
- IntelliJ IDEA 2019.2
- IntelliJ IDEA 2019.3
現在、IntelliJ 2020.1 はサポートされていません。
ソース管理システムのサポート
以下のサポートが追加されました。
- Git 1.8、1.9、2.x
- SVN 1.10、1.11、1.12、1.13
- Microsoft Team Foundation Server 2017、2018、2019
非推奨のソース管理システムおよびサポートが廃止されたソース管理システムの情報は、「非推奨になった環境およびシステム」を参照してください。
プラットフォームのサポート
以下のサポートが追加されました。
- OS X 10.14 Mojave
- OS X 10.15 Catalina
単体テストの拡張
単体テスト アシスタントの拡張
- UTA はデータフロー解析を実行し、未カバーのコード行をカバーする方法について、より確実な推奨事項を提示できるようになりました。
- パッケージやクラスを UTAによるテスト実行時のモニターから除外できるようになりました。 この機能は、テスト実行時にメソッド呼び出し数の制限を超えないようにするのに役立ちます。詳細については「設定の構成」を参照してください。
Junit 5 のテストに対するテスト影響分析
Junit 5 フレームワークのサポートが拡張されました。Maven または Gradle での Junit 5 のテストを実行する際にテスト影響分析を実行できるようになりました。
Junit 4 および 5 のテスト実行のパフォーマンス最適化
テスト実行のパフォーマンスを最適化するよう Jtest を設定できます。 これにより、JUnit 4 および 5 のテストの結果およびカバレッジの計算に必要な時間が劇的に短縮されるほか、バージョンやビルド システムが異なる場合に結果の一貫性を改善するのに役立ちます。詳細については「単体テストの実行」を参照してください。
セキュリティ コンプライアンス パックの拡張
Security Pack は CWE 4.0 をサポートするようになりました。さらに、CWE Top 25 2019 および On the Cusp ガイドラインのサポートが拡張され、新規ルールの追加と既存のテスト コンフィギュレーションの更新が行われました。追加または更新されたテスト コンフィギュレーションの詳細は、下を参照してください。
バージョン番号の刷新
Jtest を含むすべての Parasoft 製品は次のバージョン番号付け規則に従います。YYYY.release
追加または更新されたテスト コンフィギュレーション
Common Weaknesses Enumeration (CWE) 4.0 で挙げられている脆弱性の検出に役立つ新規テスト コンフィギュレーションが追加されました:
- CWE 4.0
次のテスト コンフィギュレーションが拡張され、新規ルールまたは更新されたルールによってセキュリティ標準のサポートが強化されました:
- CWE Top 25 2019
- CWE Top 25 + On the Cusp 2019
- Flow Analysis Aggressive
- Flow Analysis Standard
- OWASP Top 10-2017
- UL 2900
削除されたテスト コンフィギュレーション
- CWE 3.4
追加または更新された静的解析ルール
以下のルールが追加されました。
ルール ID | ヘッダー |
---|---|
BD.SECURITY.SENSLOG | ログ ファイルに書き込む関数に機密データを渡さない |
BD.SECURITY.TDALLOC | メモリ割り当サイズの決定に使用する前に、汚染されている可能性があるデータを検証する |
SECURITY.WSC.HTTPRHA | HTTP リクエスト ヘッダーから取得した IP アドレスに基づいて認証を行わない |
SECURITY.WSC.JXCORS | オリジン間リソース共有をセキュアなオリジンだけに制限する |
解析結果の向上のため、以下の静的解析ルールが更新されました。
BD.EXCEPT.NP
BD.PB.STRNULL
BD.SECURITY.TDRESP
BD.SECURITY.TD*
- CODSTA.ORG.DINT
- FORMAT.CBRACE
- FORMAT.TNL
- GLOBAL.ACD
- GLOBAL.DPAC
- GLOBAL.DPAF
- GLOBAL.DPAM
- GLOBAL.DPPC
- GLOBAL.DPPF
- GLOBAL.DPPM
- GLOBAL.SPAC
- GLOBAL.SPAM
- GLOBAL.SPPC
- GLOBAL.SPPM
- GLOBAL.UPAC
- GLOBAL.UPAF
- GLOBAL.UPAM
- GLOBAL.UPPC
- GLOBAL.UPPF
- GLOBAL.UPPM
- JUNIT.AUL
- PB.CUB.UEIC
- PB.USC.NACC
- SECURITY.IBA.DXXE
- SECURITY.WSC.DMDS
- SECURITY.WSC.MCNC
- SECURITY.WSC.PBFA
- SERIAL.NSFSC
以下のルールの出力メッセージが更新されました。そのため、以前に DTP で関連付けられたこれらのルールの抑制はもう利用できない場合があります。
- CODSTA.ORG.DINT
- FORMAT.TNL
- GLOBAL.ACD
- PB.USC.NACC
- SECURITY.WSC.MCNC
- SECURITY.WSC.PBFA
その他の拡張
- Gradle 6.0 - 6.3 のサポートが追加されました。
- 静的解析のパフォーマンスが改善されました。Jtest のプロジェクト関連情報の収集と再利用が効率化され、グローバル スコープで解析されるルールの実行時間が短縮されました。
- DTP への接続設定でコンテキスト パスを指定できるようになりました。
非推奨になった環境およびシステム
次の環境およびシステムのサポートは非推奨であり、将来のリリースで削除される予定です。
Windows 7
EOL に伴い、Windows 7 のサポートは非推奨になりました。
NetBeans
すべてのバージョンの NetBeans IDE が非推奨になりました。
ソース管理システム
次の SCM のサポートは非推奨になりました。
- AccuRev
- ClearCase
- CVS
- Serena Dimensions
- StarTeam
- Synergy CM
- Visual Source Safe
さらに、Microsoft Team Foundation Server 2010 のサポートは廃止されました。
Java 6
java 6 以下のサポートは非推奨になりました。結果として、Java 6 以下を必要とする環境のサポートは、今後のリリースで廃止されます。
解決済みのバグおよび FR
バグ/FR ID | 説明 |
---|---|
JT-72013 | 解析スコープが空の場合のコマンド ライン終了コード |
JT-72015 | グローバル解析のパフォーマンス改善 |
JT-72067 | PB.CUB.UEIC の誤検出 |
JT-72081 | EVAL - CWE.400.DMDS の結果についての質問 |
JT-72105 | EVAL - CWE.749.DPAM のコンストラクターに対する違反 |
JT-72402 | FORMAT.CBRACE の誤検出の可能性 |
JT-72541 | JUNIT.AUL および JUNIT.RPL5 の問題の確認 |
UTA-4268 | 添付のケースで Jtest がモック オブジェクトをトレースできない |
UTA-4377 | ダイアログのローカライズされていないメッセージ "Unable to detect the testing framework" |
UTA-4902 | 非ハンドラーメソッドの Spring テスト生成時にディープ セットアップがない |
UTA-5056 | IntelliJ の Clone メソッド アクションの javadoc の書式が誤っている、javadoc がない |
XT-36582 | 一部のバージョンの Eclipse および Netbeans で Java 11 を使用して実行したとき、Parasoft Plugin が動作しない |
XT-37673 | Command Line 機能がないため、IDE からの静的解析が終了する |
XT-37692 | Java または IKVM によって、IDE が生成する Engine ライセンスが異なる場合がある |