このリリースでは、特に以下の機能強化が行われました。

• 単体テスト アシスタントの機能拡張
• デスクトップ ワークフローの改善

単体テスト アシスタントの拡張

単体テスト アシスタントに以下の機能追加および拡張が行われました。

PowerMock のサポート

単体テスト アシスタントを使用して、PowerMock で単体テスト フレームワークを拡張できます。特定のメソッド呼び出しを選択するか、モック パターンを指定することで静的メソッドおよびコンストラクターを簡単にモックできます。詳細については「モックの作成」を参照してください。

Spring 単体テスト作成のサポートの拡大

単体テスト アシスタントはSpring Boot をサポートするようになりました。Spring Boot は、Spring ベースのアプリケーションの作成を容易にします。さらに、ContextConfiguration アノテーションを使用して簡単に Spring テストを設定できます。詳細については「Spring 単体テストの作成」を参照してください。

UI/UX の拡張

• UTA のコンテキスト メニューに現在利用可能なすべてのアクションに簡単にアクセスできる項目が追加されました。「単体テスト アシスタント インターフェイスの有効化」を参照してください。
• 「推奨事項」フィルターに新しいアクション リンクが追加され、テストにすばやく修正を適用できるようになりました。さらに、フィルターのドロップダウン メニューを使用すると、カテゴリで推奨事項をフィルターできます。「単体テスト アシスタントを使用した単体テストの実行」を参照してください。
• プロジェクトに不足している依存先ライブラリを自動または手動で追加できます。「必要な依存先ライブラリの追加」を参照してください。
• 名前付け規則を統一し、「即時」アクション ラベルを「通常」に置き換えました。
• テスト ケースの追加オプションを使用して、オブジェクト初期化時のテスト コードの深さのほか、テスト実行時のタイムアウトを設定できるようになりました。

洗練されたワークフロー

このリリースでは、以下のユーザビリティ ワークフローの改善および拡張が実装され、IDE の Jtest のエクスペリエンスが向上しました。

Eclipse の Jtest パースペクティブ

Eclipse に Jtest パースペクティブが追加されました。このパースペクティブには、デスクトップで Jtest を使用するために必要なビューのセットが含まれています。「Eclipse で Jtest パースペクティブを開く」を参照してください。

サンプル プロジェクトのインポート

Jtest の機能に慣れるのに役立つサンプル プロジェクトが追加されました。また、サンプルを IDE にインポートするのが容易になりました。詳細については「Jtest サンプル プロジェクトのインポート」を参照してください。

コード カバレッジ収集用のラン コンフィギュレーション

Eclipse のコンテキスト メニューに、JUnit および Java アプリケーションのコード カバレッジの収集を容易にするラン コンフィギュレーションが追加されました。「JUnit テストの実行とカバレッジの収集 」および「Eclipse での Java アプリケーションのカバレッジ収集」を参照してください。

テスト コンフィギュレーション操作ワークフローの拡張

Jtest をデスクトップで使用する際にテスト コンフィギュレーションを操作するのが容易になりました。既存のテスト コンフィギュレーションを DTP 上で複製およびカスタマイズできるほか、IDE の設定ページからテスト コンフィギュレーションを実行できます。 詳細については「カスタム テスト コンフィギュレーションの作成」および「アクティブテスト コンフィギュレーションの設定」を参照してください。

IDE およびビルド システムのサポートの拡充

• Eclipse 4.7 のサポート 
• IntelliJ 2017.1 のサポート 
• Gradle 4.1 のサポート 

更新されたコード解析ルール

• PB.API.CMMT
• GC.OSTM
• OPT.ILUG
• UC.UIMPORT 
• JDBC.CDBC - 非推奨。BD.RES.LEAKS に置き換え 

コンフィギュレーションのアップデート

• CERT Secure Coding 

解決済みのバグおよび FR