このセクションの内容:

基本的な Data Bank の設定

Data Bank ツールを構成するには、次の操作を行います。

  1. ツールの設定ページで [抽出の追加] をクリックします。
  2. 抽出を指定するには、次の操作を行います。
    1. [XPath] フィールドをクリックし、XPath ビルダーを使用して抽出対象の要素を指定します。詳細は「XPath の指定」を参照してください。

    2. [抽出] の設定は [カスタム列名] のままにします。SOAtest デスクトップで作成された Data Bank ツールを編集している場合、その他のオプション ([書き込み可能なデータ ソース] 列および [スイート変数]) も表示される場合があることに注意してください。CTP を使用して既存の設定を [カスタム列名] に変更できます。 

    3. [列名] の下に、値の抽出先となる「カスタム列」の名前を指定します。この名前は、テスト シナリオ内で抽出された値を参照する際に使用されます。たとえば、systemID という名前のカスタム列に値を抽出するとします。

      ${systemID} を使って、抽出した値を後で参照できます。
       


    4. テキスト コンテンツ、要素全体、またはすべての子ノードのうち、どれを抽出するかを指定します。

      抽出オプション

      [テキスト コンテンツ] を指定すると、選択された要素のテキスト コンテンツが抽出されます。たとえば、 XPath/Parent は VALUE を出力します。

      [要素全体 ] はXPath 全体を出力します。たとえば、 XPath/Parent は <parent>VALUE</parent> を出力します。抽出対象のインデックスを指定できます。インデックスは、要素が複数回出現する場合にどれを抽出するかを制御します。

      すべての子ノード は、選択した要素のすべての子ノードを抽出します。

  3. 上記の手順を繰り返して、目的の抽出をすべて追加します。1 つの Data Bank で複数の抽出を実行できます。
  4. 必要に応じてツールのオプションを確認し、変更します。以下のオプションがあります。
    • XML 出力の正規化 (XML Data Bank の場合のみ): 抽出された要素を正規化するかどうかを指定します。要素全体が抽出された場合にだけ適用されます。このオプションがオンの場合、抽出された要素に同じ要素で宣言されていない名前空間を参照する接頭辞が含まれていると、抽出された要素に必要な前空間の宣言が付加されます。
    • 変更を許可: XPath の変更 (値の末尾への追加、先頭への追加、置換) を許可するには、デスクトップ版の SOAtest でこのツールを開き、UI コントロールで [変更を許可] を指定します。 
    • 空要素の抽出方法: 空の要素を抽出するかどうかを指定します。抽出された要素が空文字列の場合に適用されます。このオプションが有効な場合、隣のテキスト フィールドで、空の抽出要素の代わりに「プレースホルダー」として追加するテキスト文字列を指定できます。 
    • 不足要素の抽出方法: 空の要素を抽出するかどうかを指定します。一致するノードが見つからない場合に適用されます。このオプションが有効な場合、隣のテキスト フィールドで、見つからない抽出要素の代わりに「プレースホルダー」として追加するテキスト文字列を指定できます。 
    • [期待値の保存] オプションをオンにすると、関連付けられたクライアントが受信したメッセージが保存されます。XPath ビルダーは、このメッセージを使用します。

REST URL Data Bank の設定

URL Data Bank は、Service Virtualization にだけ適用され、Parasoft Virtualize 9.10.2 以上を必要とします。 このツールを利用すると、REST URL から以下の値を抽出し、データ バンクに保存することができます。

  • ホスト
  • ポート
  • HTTP メソッド
  • パス (インデックスにより識別)
  • パラメーター (名前により識別)

値を連結することで、複数回出現するパラメーターを抽出できます。このツールは、CTP では Message Responder にだけ利用できます。

  1. ツールの設定ページで [抽出の追加] をクリックします。
  2. ドロップダウン メニューから値タイプを選択します。
  3. 値を保存するデータ ソース列名を指定します。
  4. 抽出する URL 値の抽出を追加します。ホスト、ポート、メソッドは 1 つしか抽出できませんが、複雑な URL を抽出する場合、複数のパスおよびパラメーター値を追加できます。
  5. その他のツール オプションを指定し、[保存] をクリックします。

ツール オプション

以下のオプションも指定できます。

  • 空要素の抽出方法: 空の要素を抽出するかどうかを指定します。このオプションが有効な場合、隣のテキスト フィールドで、空の抽出要素の代わりに「プレースホルダー」として追加するテキスト文字列を指定できます。
  • 不足要素の抽出方法: 存在しない要素を抽出するかどうかを指定します。このオプションが有効な場合、隣のテキスト フィールドで、存在しない抽出要素の代わりに「プレースホルダー」として追加するテキスト文字列を指定できます。
  • リクエスト テンプレート フィールドで、抽出する URL パス中の位置を指定できます

    (<method>) <host>:<port>/<path 0>/<path 1>/<path ..>/<parameter>

Data Generator の設定

Data Generator Tool は、数値、文字列、日付などのデータをデータ ソースまたはテスト スイート変数に保存し、後で他のツールが使用できるようにします。詳細については SOAtest/Virtualize マニュアルの「Data Generator」を参照してください。

  1. テストまたは仮想アセットを選択し、アクション メニューの [Data Generator の追加] をクリックします。
     
  2. (任意) ツール名を指定します。
  3. テスト シナリオに Data Generator を追加した場合、要件を追加できます (「テストと要求の関連付け」を参照)。
  4. [+ジェネレーターの追加] をクリックし、ドロップダウン メニューからジェネレーターのタイプを選択します。文字列、数値、日付/時刻を生成できます。



  5. [カスタム列名] フィールドに、生成した値を保存するデータ ソース列名を指定します。  
  6. ジェネレーターのオプションを指定します。ジェネレーターのタイプによって、オプションは異なります。各タイプの設定については、以下のセクションを参照してください。 
  7. ツールの追加を終了するには、[保存] をクリックします。

文字列ジェネレーターの設定

以下のフィールドを使用して文字列の生成方法を設定します。

パターン

文字列の構造を定義します。以下の特殊文字を使用してパターンを定義します。

#ツール実行時に数字 0-9 に置き換えられます。
&文字マップで定義された文字に置き換えられます。
\#、&、および他の \ をエスケープし、これらの文字が生成された文字列にそのまま含まれるようにします。

情報アイコンをクリックすると、文字の簡単な説明が表示されます。

動的な生成パターンを使用したい場合、パターン フィールドのスクリプト アイコンをクリックし、ドロップダウン メニューから言語を選択します。

入力フィールドにスクリプトを記述します。

再び静的なパターンに切り替えるには、パターン フィールドのドロップダウン メニューから [固定] を選択します。

文字マップ

文字をパターン文字にマッピングする方法を指定します。固定に設定したときのデフォルト値は、印刷可能なすべての ASCII 文字、0x20 (スペース) から 0x7e (~) です。

数値ジェネレーターの設定

数値ジェネレーターを利用すると、最小値と最大値の間の数値をランダムに生成したり、小数位の数を設定できます。負数もサポートされています。

デフォルト値

最小、最大、小数点桁数の値に Fixed を設定し、空のままにした場合、次のデフォルト値が使用されます。

最小0
最大2147483647
小数点桁数0

その他の動作

ツールは、まず指定された最小値と最大値の間の数値を 1 つ生成します。次に、指定された小数点桁数に従って数値が丸められます。

小数点桁数には、最大値または最小値として指定した値の小数点桁数以上の値を指定する必要があります。そうでない場合、数値が丸められたとき、指定された範囲外の値が生成される可能性があります。
次の例では、ツールは指定された範囲外の値を生成する場合があります。

日付/時刻ジェネレーターの設定

  1. [入力ソース] ドロップダウン メニューから開始日を選択します。

    以下のオプションがあります。 
    • 現在日付および時刻: 開始日および時刻にローカル マシンに従ったテスト実行時刻を設定します。
    • 現在日付の午前 0 時: 開始日および時刻に出力タイムゾーンを使用した午前 0 時を設定します。出力タイム ゾーンが空白の場合、ローカル マシンのタイム ゾーンが使用されます。
    • ユーザー定義: 特定の開始日、フォーマット、タイム ゾーン、ロケールを指定する場合、このオプションを選択します。 

      ユーザー定義オプションを有効にした場合、開始日およびフォーマットは必須です。

      固定値を使用するよう設定しているが、フィールドが空白である場合、日付/時刻は生成されません。次の例は、さまざまな開始日およびフォーマットの指定方法を示しています。

  2. 出力フォーマット、タイム ゾーン、ロケールを設定します。

     
     
  3. (任意) オフセットの設定で、過去または未来の日付を生成するツールを設定します。



    開始日および時刻からどれほど離れた日付および時刻を生成するかを指定します。過去の日付を使用するには、負の数値を指定します。


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