このページは、jtestcli
のコマンド ライン オプションの一覧です。
テスト コンフィギュレーションの設定
-config <config_url>
解析に使用するテスト コンフィギュレーションです。オプションの後にビルトイン、ユーザー定義、または DTP に格納されたチーム コンフィギュレーションを指定します。例:
jtestcli -config "builtin://Critical Rules"
jtestcli -config "user://My_Config"
jtestcli -config "dtp://New_Rules"
-listconfigs
利用可能なテスト コンフィギュレーションの一覧を出力します。-config
オプションに渡すことができる有効なテスト コンフィギュレーションの名前を取得するのに使用できます。
利用可能なコンフィギュレーションをフィルタリングするパターンを指定できます。例:
-listconfigs builtin
(すべてのビルトイン コンフィギュレーションを表示します)-listconfigs builtin*Top*
(名前に "Top" が含まれるすべてのビルトイン コンフィギュレーションを表示します)
詳細については「テスト コンフィギュレーションの設定」を参照してください。
入力スコープの設定
-data <path>
カスタム json.data.file の場所を指定します。「カスタム .json データ ファイルの作成」を参照してください。
-resource <path relative to the project>
JSON データ ファイルで定義されているプライマリ テスト スコープを絞り込みます。Ant スタイルのワイルドカードを使用してパターンを指定できます。例:
-resource ProjectName/src
(選択したディレクトリとそのサブディレクトリ内のすべてのファイルを解析します)-resource ProjectName/**/*.java
(選択したプロジェクトのすべての Java ファイルを解析します)-resource **/src/main/java/my/company/*.java
(現在のビルドのすべてのプロジェクトの指定されたサブディレクトリからすべての Java ファイルを分析します)-resource c:/resource.lst
(resource.lst
ファイルにリストされているプロジェクトを解析します。1 行に 1 つのプロジェクト名を指定します)
同じコマンドラインでこのオプションを複数回使用して、複数のリソースを指定できます。
-include <絶対パス> および -exclude <絶対パス>
JSON データ ファイルで定義されているプライマリ テスト スコープを絞り込みます。 テスト中に含めるまたは除外するファイルとパッケージを指定できます。Ant スタイルのワイルドカードを使用してリソースを指定できます。
以下のいずれかを指定できます。
- リソースの完全修飾名
- "path:" 接頭辞を持つディスク上の絶対パス
例:
include com/**
(修飾名が "com" で始まるパッケージ内のすべてのファイルをテストします)include **/*Account
(修飾名が "Account" で終わるファイルをテストします)include path:**/Bank.java
(Bank.javaファイルのみをテストします)include path:C:/Project/src/**
(C:/Project/src/ のすべてのサブディレクトリとファイルをテストします)include path:C:/Project/src/examples/runtime/*
(C:/Project/src/examples/runtime のすべてのファイルをテストしますが、サブディレクトリはテストしません)include c:/include.lst
(include.lst ファイルにリストされているすべてのファイルをテストします。各行は 1 つのパターンとして扱われます)exclude **/internal/**
(パッケージ名の一部に "internal" が含まれるファイルを除く、プライマリ テスト スコープ内のすべてをテストします)exclude path:**/tests/**
("tests" フォルダー内のファイルを除く、プライマリ テスト スコープ内のすべてをテストします)
.lst
ファイルでパターンのリストを指定し、-include
または -exclude
スイッチでファイルを渡すことができます。ファイル内の各行は、1 個のエントリとして扱われます。
-data.update <pattern>
JSON データ ファイルに追加または上書きするプロジェクト コンパイル データを指定します。クラス パス、ブート パス、ソース パス、バイナリ パス、エンコーディング、およびソース レベルを次のいずれかの手順で設定することにより、JSON ファイルを手動で変更できます。
- <ファイルへのパス> を先頭に追加する - リストの先頭に 1 個以上のエントリを追加します。カンマ区切りリストで複数のファイルへのパスを指定できます。
- <ファイルへのパス> を最後に追加する - リストの最後に 1 個以上のエントリを追加します。カンマ区切りリストで複数のファイルへのパスを指定できます。
- <値> を設定する - 現在の値を上書きします。
利用可能なパターン:
- compilations.classpath.append=<path>
- compilations.classpath.prepend=<path>
- compilations.bootpath.append=<path>
- compilations.bootpath.prepend=<path>
- compilations.sourcepath.append=<path>
- compilations.sourcepath.prepend=<path>
- compilations.binarypath.append=<path>
- compilations.binarypath.prepend=<path>
- compilations.encoding.set=<character encoding>
- compilations.sourcelevel.set=<project source level>
例:
-data.update compilations.classpath.append="/tmp/last1.jar","/tmp/last2.jar"
-data.update compilations.encoding.set="UTF-8"
-data.update compilations.bootpath.prepend="/tmp/first.jar";compilations.sourcelevel.set="1.8"
詳細については「コンパイル データ モデル」を参照してください。
テスト スコープ設定の詳細については「テストスコープの設定」を参照してください。カスタム JSON の作成
Jtest が解析に使用するカスタム .json データ ファイルを手動で作成できます。Ant スタイルのワイルドカードを使用してオプションを設定できます。複数の値を構成する場合は、.lst
ファイルに値をリストし、コマンドライン オプションでファイルを渡すことができます。
-project.location
必須
プロジェクトのルートを指定し、.json ファイルの生成を有効化します。既存のディレクトリへの絶対パスを指定します。
デフォルトでは、-project.location オプションで設定されたプロジェクトのルートに example.data.json
ファイルが作成されますが、-project.jsonpath
を使用して .json ファイルの場所と名前をカスタマイズできます。
解析後生成される Jtest レポートに含まれるパスは、すべてこのオプションで指定したプロジェクトのルートへの相対パスになります。
-project.jsonpath
作成する .json ファイルのカスタムの場所と名前を指定します。必ず既存ディレクトリへのパスを指定してください。
-project.name
必須
プロジェクトの名前を指定します。
-project.encoding
必須
プロジェクトのエンコードを指定します。
-project.sourcepath
プロジェクトのソースを指定します。複数のソース フォルダーを指定する場合、このオプションを複数回使用できます。
-project.sourcelevel
Java コンパイラの準拠レベルを指定します。
-project.classpath
クラスパスを指定します。
-project.javahome
必須
JDK インストール ディレクトリのパスを指定します。
-project.classpath.jars.dir
プロジェクトのクラスパスに追加したい jar ファイルがあるディレクトリへのパスを指定します。
json ファイルで jar ファイルの順番をチェックし、プロジェクトの要件に順番が合っていることを確認する必要があります。
-project.junit.outcomes
レポートを生成するために使用する、JUnit テストの結果がある XML ファイルへのパスを指定します。このオプションを複数回使用して、複数のレポート ファイルを指定できます。
-project.compilation.classes
Calculate Application Coverage コンフィギュレーションを実行するために必要なメタデータ情報を生成するために使用する、コンパイル済みプロジェクト クラスへのパスを指定します。
例:
-project.location C:/ExampleProject -project.jsonpath C:/project1/test/project1.json -project.name ExampleProject -project.encoding UTF-8 -project.sourcepath C:/ExampleProject/src -project.sourcelevel C:/ExampleProject/src-test -project.classpath C:/ExampleProject/lib/test.jar;C:/ExampleProject/lib/test2.jar -project.javahome C:/Program Files/Java/jdk1.7
レポート
-report <path>
レポートが作成されるディレクトリへのパスを指定します。
-publish
結果を DTP に送信します。「DTP への結果の送信とソース コードのパブリッシュ」を参照してください。
コンフィギュレーションのカスタマイズ
-settings <path>
カスタマイズされた設定を含む .properties カスタム ファイルへのパスを指定します。フォーマットは key=value
です (例: report.format=pdf
)。このオプションを複数回使用して、複数の .properties ファイルを指定できます。同じキーのエントリは上書きされます。例:-settings Project1Config.properties
-property <key>=<value>
このオプションを使用すると、直接コマンドラインで 1 個の設定を指定できます。 次の形式を使用します: key=value
。
このオプションを複数回使用して、同じコマンドラインで複数の設定を指定できます。同じキーを持つエントリは上書きされます。例:
-property session.tag=sa_linux -property report.dtp.publish=true -property techsupport.create.on.exit=true
-showsettings
現在の設定とカスタマイズの内容を出力します。
指定できるオプションの一覧は「設定リファレンス」を参照してください。
カバレッジの収集
- staticcoverage
静的なカバレッジ データを含む coverage.xml ファイルへのパスを指定します。
- runtimecoverage
ランタイム カバレッジ データ ファイルへのパスを指定します。このファイルは、CAM を介してダウンロードされるか、SOAtest によって生成されます。また、複数のテスト セッションからの複数のカバレッジ データ ファイルを含むフォルダーへのパスを指定できます。
詳細については「アプリケーション カバレッジ」を参照してください。
その他のオプション
-machineId
マシン ID を出力します。
-encodepass <your password>
.properties 設定ファイルで使用可能な暗号化されたパスワードを出力します。
-workspace <path>
解析中に実行固有のデータが格納される、ユーザーが変更可能な .jtest ディレクトリへのパスを指定します。-showdetails
コンソールの詳細度を上げて、進行状況の詳細を表示します。
-autoconfig <project name@server_name:port>
コンフィギュレーション設定を含む、DTP に保存されているプロジェクトを指定します。このオプションを有効にすると、指定した DTP プロジェクトに保存されている設定で Jtest が自動的に構成されます。ローカルに保存された .properties ファイルで設定する必要はありません。
-property
オプションを使用して、DTP の認証に必要な資格情報を提供します。
例:
-autoconfig [email protected]:8080 -property dtp.user=user1 -property dtp.password=myPassword1
-fail
指摘事項またはセットアップの問題がレポートされた場合、ゼロ以外の終了コードを返し、コマンドを失敗させます (プロセスが失敗したときに返される終了コードについては「コマンドラインの終了コード」を参照してください)。
-version
使用している Parasoft ツールのバージョンに関する情報を出力します。
-help
コマンドラインヘルプを出力します。