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設定
Jtest は、.properties ファイルに指定された設定によってカスタマイズできます (「設定リファレンス」を参照)。基本的な設定は、[INSTALL_DIR] にある jtestcli.properties
ファイルに記載されています。 デフォルトでは、多くの設定は無効です。有効化する設定のコメントを解除し、パラメーターを指定してください。または、ホーム ディレクトリ (<USER_HOME_DIR>) に置いた .properties ファイルに設定を保存し、再インストールやアップデートで既存の設定が影響を受けないようにすることもできます。インストール ディレクトリとユーザーのホーム ディレクトリの両方で設定されている場合、<USER_HOME_DIR> で設定されている値が <INSTALL_DIR> の値を上書きします。
カスタム . properties ファイルを作成し、 -settings スイッチを使用して jtestcli
に渡すこともできます。 カスタム .properties ファイルを指定する場合は、絶対パスを使用します。 -settings
スイッチは複数回使用して複数の .properties ファイルを指定できます。同じキーのエントリは上書きされます。
jtestcli -settings path/to/settings.properties -settings path/to/another/settings.properties
Windows でのファイル パス記述
Windows の .properties ファイルでファイル パスを指定する際、2 つのバックスラッシュを使用してください。例:
configuration.dir.user=C:\\parasoft\\2018\\configs\\user
パスワードを設定する
認証の成功とセキュリティ レベルの向上を確保するために、暗号化されたパスワードを使用することを強く推奨します。「暗号化されたパスワードの作成」を参照してください。
設定の階層
全般的な設定は次の順序で適用されます。
<INSTALL_DIR>/etc/jtestcli.properties
: 基本構成であり、変更してはいけません。<INSTALL_DIR>/jtestcli.properties
: 設定情報を指定するメインの設定ファイルです。ライセンスやレポートなどの基本的な設定のリストが含まれます。設定値を指定する前にコメントを解除する必要があります。<USER_HOME_DIR>/jtestcli.properties
: 利便性のために、設定ファイルをホーム ディレクトリに配置して [INSTALL_DIR] の設定を上書きすることができます (たとえば、設定が再インストールやアップデートの影響を受けないようにするため)。<WORKING_DIR>/jtestcli.properties
: 利便性のため、作業ディレクトリに設定ファイルを保存できます。- コマンドライン スイッチ
-settings path/to/settings.properties
(-settings ../settings.properties
) で渡されたカスタム設定 - コマンドライン スイッチ
-property [key=value]
(例:-property "report.mail.enabled=true"
) で渡されたカスタム設定
-report
, -config
) から渡される設定で上書きすることができます。Ant および Maven のパターン
Ant または Maven に設定ファイルへのパスを渡すには、次のパターンを使用します。
<settings>path/to/settings.properties</settings>
Maven の設定階層
Maven を使用している場合、以下によって jtestcli の設定を行うことができます。
-Djtest.[Maven property name]
(例:-Djtest.settings="my.general.properties"
)pom.xml
ファイル-Dproperty.[property name]
(例:-Dproperty.
dtp.server=server1.mycompany.com
)
--Djtest
と pom.xml
は、どちらも -Dproperty.jtest
で渡された設定を上書きします。
-Djtest
は、pom.xml
の設定がユーザー プロパティとして提供されている場合、pom.xml の設定を上書きします。しかし、設定の値が直接 pom.xml
で指定されている場合は、この値が最優先され、コマンドラインで上書きすることはできません。たとえば、pom.xml
でユーザー プロパティ <config>${jtest.config}</config>
として指定されたテスト コンフィギュレーションは、-Djtest.config
で上書きできます。しかし、<config>builtin://Demo Configuration</config>
としてハードコーディングされている場合は上書きできません。
パラメーターの全リストについては、「Maven 用 Jtest ゴール リファレンス」を参照してください。
カスタム設定、ライセンス、ルール、テスト コンフィギュレーション、コンパイラ コンフィギュレーションなど、ユーザー レベルでカスタマイズしたすべてのものは、再インストールや更新などの影響を受けないよう、Jtest のインストール ディレクトリの外に保存するべきです。
現在の設定の参照
各設定の元の値を含めた現在の設定およびカスタマイズの状況を参照するには、-showsettings
スイッチを使用します。
Ant および Maven のパターン
Ant または Maven を使用する場合、次のパターンを使用して現在の設定を参照できます。
<showsettings>true</showsettings>
DTP Server からの自動構成設定
DTP で設定を行い、Parasoft ツールが DTP Server に接続したときにその設定を使用するよう指定できます。これによって、複数のマシンや環境で同じ設定を使用することができ、一貫性を保証するのに役立ちます。自動構成を有効にするには、.properties
ファイルで次の設定を行います。
dtp.autoconfig=true
組織全体またはプロジェクト単位で自動構成を設定できます。
組織レベルの設定の指定
- DTP に管理者としてログインします。
- Report Center に切り替え、メニューの [Report Center 設定] をクリックします。
- [その他の設定] > [Report Center の管理] をクリックします。
- [設定] > [Parasoft Test グローバル設定] をクリックし、
.properties
ファイルの設定を入力します。 - [保存] をクリックします。
プロジェクトごとの設定の指定
- DTP に管理者としてログインします。
- Report Center に切り替え、メニューの [Report Center 設定] をクリックします。
- [プロジェクト] > [検索] をクリックし、[検索] をクリックします。
- 表示された結果の中から設定を行うプロジェクト名をクリックし、[Parasoft Test 設定] タブをクリックします。
.properties
の設定を入力し、[保存] をクリックします。
JVM、フレームワーク、およびアプリケーションの設定
次の表は、Jtest のその他の設定ファイルの説明です。
ファイル | 説明 | ディレクトリ |
---|---|---|
jtestcli.properties | Jtest プロパティのデフォルト設定を指定します。 | [INSTALL_DIR] |
jtestcli.jvm | Java プロセスの開始時に jtestcli.exe (jtestcli ) 実行モジュールが使用する JVM 引数を指定します。 | [INSTALL_DIR]/etc |
framework.properties | 起動された Felix OSGI フレームワークに渡されるプロパティを指定します。通常、このファイルを編集する必要はありません。 | [INSTALL_DIR]/etc |
formatting.properties | デフォルト Jtest プロパティの書式ルールを指定します。 | [INSTALL_DIR]/etc |
logging.xml | ロガー設定ファイルです。jtest.log ファイルでデフォルトおよび警告レベルによるサイレント コンソールを出力します。 | [INSTALL_DIR]/etc |
logging.console.debug.xml | コンソール出力でのデバッグ レベルのロガー設定です。 | [INSTALL_DIR]/etc |