SOAtest では、アプリケーションのテスト実行中に、ミドルウェア コンポーネントとメッセージング ブローカーを通るメッセージを可視化することができます。この機能を使うと、多層システムを移動するトランザクション イベントをトレースすることができるため、問題の理解とデバッグに役立ちます。また、自動化されたテスト実行の回帰コントロールとして使用して、モニターするイベントの検証を定義することもできます。
JMS を介したトランザクションのモニタリング
JMS を介したトランザクションを可視化するには、以下の操作を行います。
- まだ実施していない場合、「JMS を介したサービスのテスト」を行います。
- Loan Processor > テスト スイート: テスト スイート ノードを右クリックし、[新規追加] > [テスト] を選択します。
- Event Monitor ツールを以下のようにセットアップします。
- Event Monitor を選択して [終了] をクリックします。ESB やビジネス アプリケーションといったシステム内の内部イベントを Event Monitor ツールがトレースします。これは SOAtest のエンド ツー エンド テスト シナリオの一部にすることができます。
- 以下のように Event Monitor をセットアップします。
- プラットフォーム: Generic JMS System
- URL:tcp://localhost:61616/
- 初期コンテキスト: org.apache.activemq.jndi.ActiveMQInitialContextFactory
- 接続ファクトリ: ConnectionFactory
- 接続先の名前: queue.loans.*.mirror
- 接続先のタイプ: Topic
- [オプション] タブで、[イベント モニターを実行する前にイベント ビューアーを消去する] を有効にします。
- Event Monitor を保存します。
- LoanProcessor.tst を実行します。テストは成功します。
- Event Monitor ノードをダブルクリックし、表示されたパネルの [イベント ビューアー] タブをクリックします。Event Monitor の初期化の後に取られたアクションのグラフィカル表現を見ることができます。