このセクションでは、静的解析結果のベースラインへの参照レポートの設定方法を説明します。
概要
C/C++test は、ベースライン レポートとの比較によって、現在の解析で検出されたタスクを識別できます。これにより、現在のレポートから既存のタスクを除外し、最近検出されたコードの欠陥に集中できます。
それには、大きく分けて 2 つの手順が必要です。
- C/C++test コマンド ライン インターフェイスを使用して参照レポート ファイルを生成します。
- 参照レポートをベースラインとして使用し、現在のレポートから既存のタスクを除外します。レポートには、現在の実行で検出されたタスクだけが含まれます。
参照レポート ファイルの生成
コマンド ライン インターフェイスから解析を実行することで、参照 report.xml ファイルを生成できます。
ローカル設定ファイルで以下を設定します (「ローカル設定の指定」を参照)。
report.ref.report.file=path/to/report.xml
- コマンド ラインから解析を実行します (「コマンドライン インターフェイスからのテスト」を参照)。
report.ref.report.file
設定で指定した場所に参照レポート ファイルが作成されます。
参照レポートを使用して既存の指摘事項を除外する
解析実行時に参照レポートをベースラインとして使用するには、詳細設定ファイルで詳細レポート設定を指定する必要があります。詳細設定ファイルは、コマンド ライン テストで使用する通常の設定では設定できない追加の設定を指定するファイルです。詳細設定ファイルを作成し、ファイルの場所を C/C++test に渡す方法については、「詳細設定ファイルの設定」を参照してください。
詳細設定ファイルを作成し、以下の C/C++test 詳細設定を含めます。
goal.ref.report.file=[PATH or URL] //Specifies the path or URL to a reference report.xml file goal.ref.report.findings.exclude=true //Enables excluding existing findings from the current report.
- 詳細設定ファイルへのパスを指定します。「詳細設定ファイルの設定」を参照してください。
静的解析を実行すると、レポートには現在の実行中に検出されたタスクだけが含まれます。