トラフィックからテストおよび/またはメッセージ レスポンダーを作成する際、コンソール ビューを開いておくと役立ちます。コンソール ビューには、トラフィック ファイルの処理中に生成される警告、エラー、および通知メッセージが表示されます。 |
利用できる作成ウィザードで [トラフィック] > [パラメータライズされたメッセージを生成] を選択します。詳細については次の章を参照してください:
以前にテンプレートに保存した設定グループをウィザードに入力したい場合、テンプレートの場所を入力します。
Virtualize のテンプレートの作成と使用の詳細については「構成テンプレートによるウィザード設定の再利用と共有」を参照してください。
[Parasoft Data Repository Settings] ページで、 テスト クライアントまたはメッセージ レスポンダーのパラメータライズに使用されるデータを格納するデータ リポジトリを指定し、[次へ] をクリックします。
[サーバー] フィールドで、接続するサーバーを指定します (組込みサーバーまたはリモート サーバー)。組込みサーバーを選択した場合、[ポート]、[ユーザー]、[パスワード] フィールドはグレー表示になります。リモート サーバーを選択した場合、[ポート]、[ユーザー]、[パスワード] フィールドは自動的に設定されます。この設定は必要に応じて変更できます。
リポジトリ接続を定義したら、 [検証] をクリックして接続をチェックできます。
メッセージ フォーマットおよびグループ化手法 の画面で設定を行います:
[リクエスト メッセージ形式:] および [レスポンス メッセージ形式:] に正しいフォーマットが設定されていることを確認します。フォーマットが正しくない場合、適切なフォーマットを選択します。Virtualize は、トラフィックファイルの最初のメッセージに基づいて、リクエストおよびレスポンスのメッセージ フォーマットの識別を試みます。1 つのトラフィック ファイルでは、すべてのリクエストが同じフォーマットであり、またすべてのレスポンスも同じフォーマットであることが期待されます。リクエスト フォーマットとレスポンス フォーマットは異なっていてもかまいません。メッセージ フォーマットを検出できなかった場合、プレーン テキストが選択されます。
変換オプションは、EDI やカスタム形式などの一部の形式で使用できます。[変換オプション] ボタンをクリックして、必要な変更を加えます。
以下のいずれかのメッセージ グループ化オプションを選択します:
操作/タイプに基づく: 操作またはメッセージ タイプに基づいてメッセージをグループ化します。このオプションが有用なのは、操作によって、あるいはメッセージ タイプ (つまり、SOAP ボディの要素名、プレーン XML メッセージのルート要素、または指定されたメッセージ形式のメッセージ タイプ) によって、明確に特定できるメッセージを持つサービス トラフィックの場合です。トラフィック ファイル中で発見された操作/タイプごとに 1 つのレスポンダーが生成されます。このオプションを選択した場合、トラフィック ファイルの解析に基づいて、Virtualize はグループ化の経験則を適用することを推奨します。ユーザーはあらかじめ選択された経験則を変更できます。経験則の詳細については「 操作/ タイプによるグループ化の経験則」を参照してください。
類似レスポンスに基づく: レスポンス メッセージの構造に基づいてメッセージをグループ化します。このオプションを選択すると、Virtualize は、レスポンス メッセージの構造を解析し、リクエスト/レスポンスのペアをグループ化してレスポンダーにすることで、個々のレスポンダーが、構造が類似したレスポンスを持つようにします。メッセージは、たとえ値が異なっていても、同一の DOM ツリー モデルを持つ場合に " 類似" と見なされます。
なし: グループ化しない。トラフィック ファイル中のレスポンス メッセージごとにレスポンダーが生成されます。リクエスト/レスポンスのペアごとに個別のメッセージ レスポンダーを用意したい場合、このオプションを使用します。
応答条件基準は、表に表示されている順番に (上から下に) 処理されます。
これらのグループ化の作成方法の詳細については、「操作/ タイプによるグループ化の経験則」を参照してください。
利用できるコントロールを使って、グループ化条件を追加、変更、並べ替え、および削除することができます。
Virtualize でのグループ化条件の詳細については「グループ化条件のカスタマイズ」を参照してください。
条件を変更したら、次のページに進む前に必ず [再グループ化] をクリックしてください。
すべての [自動構成] チェック ボックスがオンであり、指定したグループに対してメッセージ レスポンダーを自動的に構成したい場合、このステップをスキップできます。
以下のいずれかの場合、カスタマイズする各メッセージ グループの [自動構成] チェック ボックスをオフにし、[次へ] をクリックします。そして、「リクエストの照合と応答条件のカスタマイズ」で説明しているようにリクエスト照合を設定します。
1 つのメッセージ グループ内に複数のリクエストが存在し、パス、パラメーター、またはボディに差異がある場合は通常、自動構成を利用できます。[自動構成] が灰色表示されている場合、そのグループに対して自動構成を利用することはできません。特定のグループがなぜ自動構成できないかについては、その項目のツールチップを参照してください。
パネルの上部に表示される項目の詳細 (処理されたペア、処理されなかったペア、グループに一致しないメッセージなど) については、関連するハイパーリンクをクリックしてください。
特定のレスポンダーに関連するメッセージを確認するには、あるいはレスポンダーとデータ セットの名前を変更するには、[カウント] 列で該当行をクリックします。
トラフィックファイルの新規データを使って、既存のリポジトリデータセットをどのように拡張あるいは更新するかを指定できます。
一致するデータ (ID によって既存のレコード タイプに一致するデータ) がある場合、既存のレコード タイプを再利用するか、それとも既存レコードを更新するかを指定できます。再利用: 一致する既存のレコードを再利用/共有します。更新: 既存のレコードの対応するフィールドをトラフィックのデータで更新し、新規レコード タイプに対応する新規レコードを追加します。
置換: 既存データを削除し、新規データを追加します。 マージ: 既存データを変更せずに、新規データをインポートします。 更新: 一致するレコードを新規データで更新し、必要に応じて新規レコードを作成します。 上書き: 一致するキーを持つ、一致するレコードを新規データで更新します。新規レコードは作成しません。 |
Virtualize については「データの再利用と更新の設定」を参照してください。
[再利用可能なテンプレートに構成データをエクスポート] オプションを有効にして、ファイル名と場所を指定して、このウィザードで使用した設定をテンプレートとして保存することができます。
(仮想アセットフォルダーで .pva を作成していて、自動デプロイとなる場合) [仮想アセッ トのデプロイ] ウィザード ページで、作成する仮想アセットの名前およびデプロイ パスを指定します。そして [次へ] をクリックします。リストにあるエンド ポイントに仮想アセットがデプロイされます。詳細については「個別の仮想アセットのデプロイメント設定」を参照してください。
次のアイテムが作成および構成されます。
Virtual Asset フォルダーに .pva が作成された場合、ウィザードが完了すると、仮想アセットは自動的にローカルの Virtualize サーバーにデプロイされます。そうでない場合、ローカル サーバーまたはリモート サーバーに手動でデプロイすることができます。
データ リポジトリに格納されたデータの編集および格納については、「リポジトリ構成とコンテンツの参照/修正」を参照してください。
なお、トラフィック ファイル中に存在する、カスタム トランスポート ヘッダーおよび SOAP ヘッダー (たとえば WS-Security ヘッダー) は、生成されるアセットあるいはデータリポジトリ データ セットに自動的に設定されないので注意してください。それらのヘッダーは、生成されたメッセージ レスポンダーで指定できます
(詳細については「メッセージ レスポンダーの概要」を参照してください)
Virtual Asset フォルダーに .pva が作成された場合、ウィザードが完了すると、仮想アセットは自動的にローカルの Virtualize サーバーにデプロイされます。そうでない場合、ユーザーは準備ができたときにいつでもローカル サーバーまたはリモート サーバーに仮想アセットをデプロイすることができます。
デプロイ手順とオプションの詳細については、「仮想アセットのデプロイ - 概要」を参照してください。
メッセージ レスポンダーの振る舞いをカスタマイズする方法については、「メッセージ レスポンダーの概要」を参照してください。
ウィザードの最後に WSDL ファイルまたはスキーマ ファイルを入力しない場合、Virtualize は記録されたトラフィックのデータ構造を使用してデータ リポジトリを作成します。記録されたトラフィックで要素のデータ構造が異なる場合、おそらくスキーマでのその要素のタイプは choice です。しかし、ウィザードは明示的に choice タイプをサポートしません。ウィザードは、可能性のあるすべての子要素のシーケンスとして要素のデータ構造を解釈します。
たとえば、要素の実際のスキーマが以下であるとします。
<element name= "parent" > <complexType> <choice minOccurs= "0" maxOccurs= "unbounded" > <element name= "child1" /> <element name= "child2" /> <element name= "child3" /> </choice> </complexType> </element> |
Virtualize は以下のデータ構造で要素を表現します。
<element name= "parent" > <complexType> <sequence> <element name= "child1" minOccurs= "0" maxOccurs= "unbounded" /> <element name= "child2" minOccurs= "0" maxOccurs= "unbounded" /> <element name= "child3" minOccurs= "0" maxOccurs= "unbounded" /> </sequence> </complexType> </element> |
記録されたトラフィック中で、子要素の順番が異なるケースがあります。たとえば、あるレスポンス メッセージの "parent" では "child1" の後に "child2" があり、別のレスポンスメッセージでは "child2" の後に "child1" がある、といったケースです。しかし、Virtualize はパラメータライズされたメッセージ データを固定の順番でパラメータライズします。したがって、この例の場合、レスポンスメッセージ内で "child1" と "child2" は常に同じ順序で出現します。
以下のセクションでは、ウィザードを完了するのに役立つ詳細情報について説明しています。
ビデオ チュートリアル: メッセージ プロキシで記録したトラフィックから仮想アセットを作成するこの動画では、メッセージ プロキシで記録したトラフィックから仮想アセットを作成する方法を学びます。 |