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この拡張機能は COBOL の copybook をサポートし、Parasoft ソリューションが copybook メッセージを設定、送信、検証、仮想化できるようにします。Parasoft Marketplace からダウンロードできるファイルは、ビルダー実行モジュールです。実行モジュールを実行し、SOAtest/Virtualize にインストールする JAR ファイルを生成します。ダウンロードしたビルダー jar ファイルは、Virtualize/ SOAtest にインストールする copybook jar ではありません。ビルダーを使用して任意の数の copybook jar ファイルを生成できます。複数の copybook jar ファイルを Virtualize/SOAtest にインストールできます。
ビルダーを実行すると、以下を含む jar ファイルが生成されます。
copybook JAR を生成しインストールすると、 Copybook Responder (Virtualize の場合) および Copybook Client (SOAtest の場合) を作成できるようになります。どちらも Parasoft 製品標準のグラフィカルなメッセージ ツリーや「リテラル」モード (プレーン テキスト) で copybook メッセージを操作するのに使用できます。
このツールは、構文的に正しい copybook をサポートし、また以下をサポートします。
ツールは OCCURS DEPENDING ON 文および COPY REPLACING 文をサポートしません。
Copybook ツールは、実行時に指定されたディレクトリのリストから copybook ファイルを検索します。各ディレクトリで、ツールは処理対象の copybook のファイル名およびワイルドカードのリストを検索します。
copybook ファイルに COBOL ソース コードとは異なる拡張子を付けるか (.cob ではなく .cpy)、COBOL ソース コードとは別のディレクトリに copybook ファイルを保存するよう推奨します。
Z/OS システムの copybook ファイル名は 8 文字に制限されていますが、Copybook ツールにはこの制限はありません。
copybook ファイルに COPY 文が含まれている場合、Copybook ツールは、実行時に指定された拡張子を持つ同じ名前のファイルをチェックして名前を解決します。
たとえば、copybook に COPY ACCTDATA
という文があり、ファイル名リストが *.cpy,*cbl
だった場合、Copybook ツールは実行時に指定されたディレクトリ リストで ACCTDATA.cpy
または ACCTDATA.cbl
を探します。
SOAtest および Virtualize は、さまざまなタイプのリクエスト (SOAtest) および Responder (Virtualize) をサポートしています。タイプには XML、JSON、CSV、プレーン テキスト、固定長データなどがあります。Parasoft Copybook Builder の出力を SOAtest および Virtualize に統合すると、新しく Copybook Message というタイプが作成されます。各 copybook が Copybook フォーマットのリクエストとレスポンダーに対応する Message Format になります。Copybook Message タイプを使用するには、次の手順を行います。
Copybook JAR の生成次のコマンドを使用して com.parasoft.soavirt.messages.copybook-<version>.jar ファイルを実行し、copybook ファイルを読み込んで UI に統合する JAR ファイルを生成します。
コマンドは次の引数を使用します。
例
この例は、以下のフォルダーを検索します。
ワイルドカード *.cbl または *.cpy に一致するファイルが copybook として処理されます。 Copybook ツールの実行が完了すると、ディレクトリに次の 2 つのファイルが作成されています: copybook.jar および velocity.logエラーがなかった場合、velocity.log は削除してかまいません。「Integrating the Copybook Extension」の説明に従って copybook.jar ファイルを統合します。 Copybook 拡張機能の統合Copybook ツールは、「Generating the Copybook JAR」で JAR の実行によって作成されたシステム JAR ファイルとして SOAtest および Virtualize の UI に統合されます。
ローカル設定プロパティ ファイルで system.properties.classpath プロパティに copybook.jar ファイルを追加すると、コマンド ラインから拡張機能をインストールできます。例:
また、VirtualAssets/system_jars フォルダー (フォルダーがまだ存在しない場合、作成します) に copybook.jar ファイルを追加します。次の API 呼び出しを実行して jar をリロードします。
Responder での Copybook の使用トラフィックから Copybook Responder および Copybook Client を作成したり、手動で追加できます。手動で追加する場合、[メッセージ タイプ] ドロップダウンから目的の copybook を選択します。copybook を選択すると、copybook に基づいてツリーに値が設定されます。このサンプルは、copybook から Virtualize のレスポンダーを作成する方法を示しています。
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同じ手順で、SOAtest 環境で copybook リクエストを作成できます。