変数を定義して Continuous Testing Platform の複数のインターフェイスで使用することができます。このセクションの内容:
システム、環境、コンポーネント、コンポーネント インスタンス、および変数セットで変数を定義できます。変数セットはテスト、ジョブ、仮想アセットで利用できます。CTP で変数を定義する手順は、すべてのインターフェイスでよく似ています。
次の画面は、TST ファイルに関連付けられた変数セットに追加された変数を示しています。
Environment Manager のインスタンス管理ページでは、特定の環境に関連するすべての変数を参照、追加、変更できます。詳細については「コンポーネント インスタンスの管理」を参照してください。
すべての変数名はシステム レベルで表示され、同じシステム上のすべての環境で共有されます。コンポーネント レベルで表示されるすべての変数名は、同じコンポーネントのすべてのインスタンスで共有されます。
環境変数で定義された値はシステムから継承した値を上書きします。さらに、コンポーネント インスタンス変数で定義された値はコンポーネントから継承した値を上書きします。
たとえば、PATH 変数がシステム レベルで定義されている場合、システムに環境を定義するとき、変数の値を変更できます (ただし、変数名は変更できません)。さらに、システムレベルには存在しない変数を新しく環境レベルで定義できます。それらの変数名は値を持たない状態でシステムに追加されます。
詳細については「変数セットの追加」を参照してください)
値を上書きするには、テキスト フィールドに新しい値を追加します。
後で継承された変数に戻す (上書きを取り消す) には、フィールドをクリックし、右側の [Revert] ボタンをクリックします。
変数値が編集可能な場合、(まだ保存されていなければ) 変数をマスキングまたはアンマスキングできます。
システム/環境情報パネルでフィールドをクリックし、フィールド右側の マスク アイコンをクリックすると、値がマスクされます。
他のエリアでは、変数エディター右側の鍵のアイコンを使用して値をマスクします。
例外は、SOAtest のテストから継承された変数、または CTP 内で継承された変数 (システムから継承された環境変数など) を編集している場合です。これらの変数は、親のマスキング設定を継承します。親変数がマスキングされている場合、継承されたレベルでアンマスキングで きません。このような変数をアンマスキングするには、親レベルで行う必要があります。
変数のセットを定義し、テスト シナリオまたは仮想アセット内で参照できます。たとえば、環境によって、異なる WSDL のホストおよびポート値を使用したい場合があるかもしれません。テストにハードコーディングするのではなく、変数を使用してこれらの設定を指定すると、複数の環境でテスト シナリオを再利用するのが非常に簡単になります。
SOAtest で 1 つまたは複数の変数が「環境」と呼ばれる場合がありますが、これと Environment Manager で定義される環境を混同してはいけません。 |
.tst ファイルが変数セットを使用している場合、特定の Environment Manager コンポーネント インスタンスまたはテスト ジョブでは変数セットをどのように設定するかを指定できます。たとえば、ある変数セットを使用してパフォーマンス テスト環境でテスト シナリオを実行した後、まったく同じテスト シナリオを別の変数セットを使用して UAT 環境で実行できます。
既存の .tst または .pva ファイルに変数セットを追加するには、次の操作を行います。
テストまたは仮想アセット ツリーに変数セットが追加されます。
複数の変数セットが追加された場合、自動的に変数フォルダーが作成され、そこに変数セットが格納されます。
変数値を設定するには、[変数セット] ページに表示されるコントロールを使用します。
変数値をマスクするには、値フィールドの右側にある鍵のアイコンをクリックします。
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アクティブな変数セットとは、現在、テストや仮想アセットが値を取得できるセットのことです。アクティブな変数セットには次のアイコンが表示されます。
テスト シナリオまたは仮想アセット ページを開いて [アクティブな変数] ドロップダウン メニューから変数セットを選択します。
変数セットをクリックして [アクティブに設定] オプションをオンにすると、アクティブなセットとしてマークできます。
テスト ジョブを作成すると、アクティブな変数セットの変数を使用するか、必要に応じて値を変更するかを選択できます。