Parasoft Selenic は、Selenium テストの作成とメンテナンスに関連する複雑さを軽減します。Selenic は実行時に Selenium テストを分析し、ロケータの不良または待ち条件が原因でテストが失敗しうる場合、Selenic はロケータを修復して、テストを続行できるようにします。Selenic は、テスターがテストを修正するために使用できる新しいロケータも推奨します。Selenic のレコメンド機能は IDE に直接ロードできるため、開発者はコードを簡単に更新できます。Selenic には、Parasoft Recorder も付属しています。これは、Chrome ブラウザの拡張プラグイン機能で、UI アクションを記録し、Page Object Model を利用したメンテナンス性の高い、純粋な Selenium テストを生成できます。

AIの力を活用したセルフヒーリング機能とレコメンド機能

コマンドラインまたは IDE で Selenium テストを実行できます。Selenic は、テスト実行中にテストに関するデータを収集して分析するため、テストが失敗した場合、修正案を提示したり、実行時に自動的に適用したりできます。

  1. Selenic を CI プロセスに追加して、Selenium テストの実行を自動化するか、Eclipse で手動で実行します。
  2. Selenic は、実行中に既存の Selenium テストに関するデータを収集します。
  3. テストが失敗した場合、Selenic はテストの実行結果を分析し、ロケータまたは待ち条件の不良を特定し、テストの修正案を提示します。
  4. セルフヒーリング機能を有効にすることもできます。これにより、Selenic は、過去の実行から収集したデータに基づいて、テスト内の不良なロケータを自動的に修復できます。

Page Object Model で新しい Selenium テストを作成

Selenium を使い始めたばかりの場合は、Parasoft Recorder の Chrome 拡張プラグイン機能を使用してテストシナリオを記録し、その記録を IDE で Selenium テストに変換できます。

  1. Parasoft Recorder を使用して、テストシナリオのアクションを記録します。
  2. レコーディングを UI にインポートすると、Selenic は純粋な、実行可能な Selenium テストを作成します。
  3. Selenic は初期段階からテストをメンテナンスできるように、Page Object Model を使用してテストを作成します。

UI テストと API テストの関連付け

既存の Selenium テストの実行時に API テストの作成を有効にするか、Parasoft Recorder を使用して、アプリケーション上でユーザ操作を検証しながら API コールと UI アクションを同時に記録することができます。

  1. Selenium テストの実行時に Selenic で API テストの作成モードを有効にする、または
  2. ユーザ操作を記録するときに、Parasoft Recorder で APIテストの作成を有効にします。

この機能を利用するには、SOAtest Server と SOAtest Web Proxy(Parasoft Recorder に付属)が必要です。