単体テスト アシスタントを使用すると、単体テストアシスタント ビューまたは IDE のコンテキスト メニューで [テスト ケースの追加] オプションをクリックすることで、抽象クラスやそのスーパークラス、またプロジェクト エクスプローラーで選択されたファイルやパッケージのメソッドに対して、複数のテスト ケースを簡単に作成できます。単体テスト アシスタントはメソッドを解析し、初期値とサンプル アサーションを含む実行可能なテスト ケースを生成します。値やアサーションは、簡単に変更またはコメント解除できます。
一括作成を行う場合、UTA は 2 GB の RAM を必要とします。大規模なコードに対して複数のテスト ケースを作成する場合、IDE が使用する RAM を 4 GB に設定することを推奨します。 |
IntelliJ の [Synchronize files on frame or editor tab activation] オプションをオフにすることを推奨します。このオプションがオンの場合、UTA はテスト作成プロセスを異常終了してから再開する場合があり、これは単一のテストの生成が失敗したり、テストが不完全になったりする原因になる可能性があります。オプションをオフにするには、次の操作を行います。
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UTA の設定で [private メソッドのテストを作成] オプションが有効な場合 (「設定の構成」を参照)、UTA は選択されたクラスの private メソッドに対するテストを作成します。デフォルトでは、[private メソッドのテストを作成] オプションはオフです。業界のベスト プラクティスでは、private メソッドを直接テストするのではなく、private メソッドを呼び出すアクセス可能なメソッドのテストを作成することで private メソッドをテストするよう推奨されています。 |
以下のいずれかの方法で [単体テスト アシスタント - テスト ケースの追加] ダイアログを開きます。
- エディターでクラスを選択し、 単体テスト アシスタント ビューの [テスト ケースの追加] アクション リンク をクリックします。
- プロジェクト エクスプローラーでファイルを右クリックし、コンテキスト メニューの [単体テスト] > [テスト ケースの追加] をクリックします。
Spring コンポーネントに対して複数のテストを作成する場合、ボタンのラベルは [Spring テスト ケースの追加] になります。UTA での Spring 単体テストの作成および設定に関する詳細は、「Spring 単体テストの作成」を参照してください。 |
モックの初期化方法を指定します。
- テスト メソッド内で設定 - テスト対象オブジェクトおよびその依存関係をテスト メソッド内で宣言して初期化することでモックを初期化します。
- @InjectMocks の使用 - @InjectMocks アノテーションを使用してモック インジェクションを実行するフィールドをマークし、@Mock を使用して依存関係をマークすることでモックを初期化します。
詳細については「Configuring Mock Initialization」を参照してください。
テスト ケースを作成するメソッドを選択します ([すべて選択] または [すべて選択解除] ボタンを使用して簡単に選択を行うことができます)。
UTA が 選択されたリソース内で Spring クラスを検出すると、追加のオプションが表示されます。 - Spring クラスのテスト内で Spring テスト フレームワークを使用する - Spring クラスに対して作成するテストの種類を指定します。このオプションが有効な場合、UTA は Spring テスト フレームワークを使用してテストを作成します (詳細は「Spring MVC Test Framework」を参照)。オプションがオフの場合、標準の JUnit テストを作成します。 - Spring ハンドラー メソッドの選択 - すべての Spring コントローラー ハンドラー メソッドを選択し、リスト内の他のメソッドをすべて選択解除できます。 Spring フレームワークのサポートに関する詳細は、「Spring 単体テストの作成」を参照してください。 |
複数のファイルのテスト ケースを作成することもできます。
[単体テスト] > [テスト ケースの追加] をクリックして[単体テスト アシスタント - テスト ケースの追加] ダイアログを開きます。
複数のファイルに対するテスト ケースの作成には、「Bulk creation」ライセンス機能が必要です。この機能は、テスト ケースが生成されたファイル数をモニターするライセンス トークンを提供します (トークンの数は、ライセンス契約に依存します)。複数のファイルに対してテスト ケースの作成を行うと、UTA は選択された .java ファイルごとに 1 つのトークンを消費します。
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テスト作成を簡略化するため、利用可能なアサーションで複数のテストを更新する UTA の機能を活用することを推奨します。
詳細は「オブジェクトの変更の追跡とアサーションの作成」を参照してください。