以前のバージョンの DTP からアップグレードする場合、必ず次の章を読み、必要なすべての調整を行ってください。
このセクションの内容:
オプションを使ってインストール スクリプトを実行します。
./DTP.sh -u DTP_HOME
DTP_HOME は現在インストールされている DTP のインストール ディレクトリです。
例: ./parasoft/dtp ではなく /home/parasoft/dtp |
組込みデータベース サーバーを含む DTP ディストリビューション (Linux のみ) をインストールしている場合、インストーラーがデータベース サーバー サービスの状態を確認します。
インストーラーは、指定の DTP インストール ディレクトリで DTP Enterprise Pack を探します。Enterprise Pack が検出された場合、Enterprise Pack を削除するか更新するかの問い合わせがあります。Enterprise Pack が検出されなかった場合、 [DTP_INSTALL]/dtpservices ディレクトリにインストールするよう指示が出ます。詳細については「以前のバージョンの DTP からのアップグレード (5.x から 5.y)」を参照してください。
DTP.sh -u がインストールを完了すると、dtpconsole.sh で DTP と Data Collector が開始します。組込みデータベース サーバーを含む DTP ディストリビューションをインストールしている場合、サービスが自動的に開始し、直ちに DTP の使用を開始できます。
アップグレードの後に管理者資格でログインすると、Report Center がデータベース構造を検証します。データベースを更新するよう促される場合があります。
初期インストールの後、管理者のデフォルトのユーザー名とパスワードはそれぞれ admin です。ただし、このユーザー名とパスワードは Report Center がカスタマイズされたときに変更された可能性もあります。 |
データベース構造をアップグレードするには、次の操作を行います。
Report Center と Project Center の機能とポート番号が保持されていることを確認します。
Report Center アップグレード プロセスの最中、DTP_HOME/grs/config/*.xml ファイルで設定したすべてのカスタマイズ設定は保持されます。 |
バージョン 5.4 以降の DTP インストーラーには DTP Enterprise Pack が含まれます。これは高度なリスク アセスメントと改善のためのプロセス インテリジェンス ツール スイートです (Enterprise ライセンスが必要です)。古いバージョンの Enterprise Pack は、手動でのインストールが必要であり、多くの場合、DTP とは別のディレクトリにインストールされました。以下の例を参考にして DTP と DTP Enterprise Pack を適切に更新してください。
Enterprise Pack を [DTP_INSTALL]/dtpservices にインストールしている場合、DTP のアップグレード時に Enterprise Pack を更新するか削除するかの問い合わせがあります。その他の操作は不要です。
以前のバージョンでは、通常 DTP Enterprise Pack は別のディレクトリにインストールされました。
DTP のアップグレード時に作成される新しい [DTP_HOME]/dtpservices ディレクトリに既存の Enterprise Pack アセットを移行できます。