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Key Performance Indicator (KPI) スライスは、開発プロジェクトでコード解析ルールに割り当てられた重み付けに基づいて、スコアを計算します。重み付けは、開発目標に合わせてカスタマイズできるプロファイルで定義されます。このスライスが呼び出されると、プロジェクトの各ファイルについてルール違反の数がカウントされます。各ルールについて、プロファイルで指定されたルールの重み付けで違反カウントを乗算します。ルールに対してルール プロファイルに定義された重みがない場合、そのルールのカウントは収集されません。KPI スコアを出すために、重み付けされたカウントの合計が論理コード行 (METRIC.NOLLOCIF) で除算されます。このアーティファクトは Security Compliance Pack for DTP 5.4.3 に同梱されています。これには、セキュリティ コンプライアンス標準に関連する KPI を計算するためのコンフィギュレーションが含まれます。
KPI スライスは Security Compliance Pack for DTP 5.4.3 と共にインストールされます。Security Compliance Pack をインストールした後、Extension Designer を使用してスライスをデプロイする必要があります。
KPI スライスのスタンドアロン インスタンス (DTP 5.3.3 でサポート) からアップグレードする場合は、最新バージョンをインストールする前に、モデルやプロファイルを含め、以前のバージョンのアーティファクトをアンインストールしてください。以前のバージョンに同梱のデフォルト プロファイルを変更した場合、またはカスタム プロファイルを作成した場合、プロファイルをエクスポートし、以下の属性を追加します (「プロファイルのエクスポートとインポート」も参照)。
デフォルト値を変更する場合、メトリクス ID 接頭辞を METRIC.KPI.<スペースなしのプロファイル名>
に設定することを推奨します。メトリクスには完結な名前を使用してください (最大 30 文字)。
Security Compliance Pack for DTP 5.4.3 をインストールすると、いくつかの KPI プロファイルが追加されます。各プロファイルには、一連のセキュリティ コンプライアンス ガイドラインをチェックする Parasoft ルール用の重み付けが含まれています。デフォルトの重み付けを使用するか、各ルールを確認して独自の重み付けを適用できます。
重み付けを変更するには:
プロファイルにないルールを追加して、計算に含めることもできます。詳細については「モデル プロファイルの使用」を参照してください。
KPI スライスは長時間実行するスライスです。理想的には夜間ジョブの一部として、サード パーティによって実行されたときにだけ計算されるべきです。
filterId | 計算を実行するプロジェクトのフィルター ID。 |
---|---|
profile | 計算に使用するルールと重み付けのプロファイル名。 |
buildId | 計算を実行するビルド ID。ビルド ID を指定しない場合、このパラメーターのデフォルトは最新ビルドです。 |
以下のコマンドを実行して、スライスを実行して計算を行うことができます。
curl "http://localhost:8314/api/v1/services/5dcc38b803c7380f707268b9/slices/bd858e5f.965978?filterId=2&buildId=docs-2019-11-13&profile=CWE%20Security%20Impact%20-%20Java" |
成功の場合、以下のようなレスポンスを受け取ります。
{ "success": { "message": "Calculation has started for filter 'jtest' using profile 'CWE Security Impact - Java'. Check debug output for any errors during calculation.", "title": "KPI" } } |
計算が完了して KPI メトリクスが DTP にレポートされたら、DTP のダッシュボードにメトリクス ウィジェットを追加し、セキュリティ コンプライアンス ガイドラインに関連するメトリクスを [メトリクス] ドロップダウン メニューから選択できます。ドロップダウン メニューの値は、プロファイルの [メトリクス名] フィールドから取得されます (「構成」を参照)。DTP ダッシュボードへのウィジェットの追加に関する情報については「ウィジェットの追加」を参照してください。
ユーザーの指定に従ってウィジェットにメトリクスが表示されます。
ウィジェットをクリックして 単一メトリクスの概要 レポート を表示します。
メトリクス エクスプローラー でデータを確認するには、レポートのリンクをクリックします。