このセクションの内容:

はじめに

Concerto から最新バージョンの DTP への直接のアップグレードはサポートされなくなりました。最新バージョンにアップグレードする前に、DTP 5.4.0 にアップグレードする必要があります。

DTP のインストーラー (Windows) およびインストール スクリプト (Linux) は、追加アクションなしでほとんどの移行プロセスを実行しますが、一部のタスクはユーザーが手動で行う必要があります。このセクションでは、インストーラー/スクリプトの実行方法、および Concerto で利用できたデータにアクセスするために必要な手動プロセスについて説明します。 

DTP は、10.x シリーズの Jtest、C++test、dotTEST が送信するデータ、および SOAtest 9.10.x が送信する機能テスト データと連携するように最適化されています。9.x シリーズの Jtest、C++test、dotTEST が生成するデータは、DTP 5.3.3 以降との互換性がなく、ウィジェットやレポートで参照できません。

前提条件

Concerto から DTP にアップグレードする場合、必ず次の章を読み、必要なすべての調整を行ってください。

Windows 

  1. Parasoft サービスを停止します。「Concerto サービスの停止」を参照してください。
  2. DTP 5.4.0 のインストール ファイルを実行します。
  3. ライセンス使用許諾を承認します。
  4. インストール ディレクトリを選択し、ショートカット オプションを設定します。デフォルトでは、DTP は C:\Parasoft\DTP ディレクトリにインストールされます。 
  5. インストール設定を確認し、[インストール] をクリックします。 

  6. ダイアログが開き、Concerto のアンインストール処理に進みます。 

  7. Concerto のアンインストールを促されたら、[削除] を選択します。
  8. デフォルトでは、DTP Enterprise Pack (ステップ 5で選択した場合) を除くすべての DTP サービスがアップグレード後に開始されます。アップグレード パスを続行する前に、DTP サービスを停止する 必要があります。
  9. 最新の DTP インストーラーを実行し、アップグレードが完了するまでインストーラーの操作指示に従います。
  10. DTP サービスを再開します。    

オプションの手順として GRS データベースを削除できます ( 追加情報については DTP 5.4.3 リリースノートを参照してください)。データベースを削除する方法については、データベース サーバー ソフトウェアのマニュアルを参照してください。

DTP の最初のインストール中に Enterprise Pack をインストールしなかった場合は、DTP インストーラーを再実行していつでも DTP Enterprise Pack をインストールできます。 

Linux

  1. Parasoft サービスを停止します。「DTP サービスの停止」を参照してください。
  2. -u オプションを使って DTP 5.4.0 のインストール スクリプトを実行します。

    ./DTP.sh -u DTP_HOME (DTP_HOME には、現在の Concerto のインストール ディレクトリを指定します)

    例: ./parasoft/dtp ではなく /home/parasoft/dtp

    組込みデータベース サーバーを含む DTP ディストリビューション にアップグレードしている場合、インストーラーがデータベース サーバーのサービスの状態を確認します。

  3. [DTP_INSTALL]/dtpservices ディレクトリに DTP Enterprise Pack をインストールするよう、インストーラーから指示があります。  Parasoft DTP Enterprise Pack をインストールする場合、[y] を選択して Enter キーを押します。DTP Enterprise Pack をインストールする場合は、最新バージョンにアップグレードする前に DTP 5.4.1 にアップグレードする必要があります。
  4. DTP.sh スクリプトが終了したら、最新バージョンの DTP 用のインストール スクリプトを実行します。 
  5. インストール スクリプトが終了したら、dtpconsole.sh を実行して DTP と Data Collector を開始します。組込みデータベース サーバーを含む DTP ディストリビューションをインストールしている場合、サービスが自動的に開始し、直ちに DTP の使用を開始できます。

オプションの手順として GRS データベースを削除できます ( 追加情報については DTP 5.4.3 リリースノートを参照してください)。データベースを削除する方法については、データベース サーバー ソフトウェアのマニュアルを参照してください。

DTP の最初のインストール中に Enterprise Pack をインストールしなかった場合は、DTP インストーラーを再実行していつでも DTP Enterprise Pack をインストールできます。 

データベースの更新

Report Center のための異なるデータベース スキーマが導入されました。Concerto から DTP への移行を実施した後、「MySQL データベース サーバーのインストール」の説明に従ってこの新しい DTP データベース  スキーマを作成してください。