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DTP Enterprise Pack は、DTP をインストールするときに任意でインストールできます。インストール操作については「DTP の新規インストール」を参照してください。最新バージョンの DTP Enterprise Pack にアップグレードしている場合は 「アップグレード」を参照してください。
「要件」を参照してください。
DTP と共に Enterprise Pack をインストールするには、同じローカル ユーザーを使用してください。同じローカル ユーザーを使用することで、Enterprise Pack を完全に統合することができ、一部の環境で起こりうる問題を防止できます。また、ユーザーはネットワークの共有ディレクトリではなくローカル ホーム ディレクトリにインストールしなければなりません。
<DTP_HOME>/dtpservices ディレクトリは、DTP Enterprise Pack のインストール ディレクトリです。以前のバージョンからアップグレードしている場合、DTP および Enterprise Pack のデプロイはこのディレクトリ構造に従う必要があります。DTP および DTP Enterprise Pack を異なるサーバーにインストールすること、および <DTP_HOME>/dtpservices 以外のディレクトリ構造に従ってインストールすることはサポートされていません。
サービス API を使用すると、DTP に接続するアプリケーションのデフォルトのホストとポートを指定できます。そのため、たとえば SSL を導入する必要がある場合に、適切な URL にユーザーをリダイレクトできます。 DTP Enterprise Pack アプリケーションは、たとえば、サービス API を使って Report Center とやり取りします。
<default-server-url> 要素を探し、有効な URL を指定します。
<default-server-url>http://example.host.com:port</default-server-url> |
DTP Enterprise Pack では SSL はデフォルトで無効化されています。ご使用のインフラストラクチャでアプリケーション間のデータ転送を保護する必要がある場合、SSL を有効化する必要があります。SSL が有効化されたリバース プロキシ サーバーを使用している場合、Parasoft アプリケーションの SSL を有効にする必要はありません (「リバース プロキシのサポート」を参照してください) 。
SSL を有効化するには、まず VeriSign、Symantec、GlobalSign といったプロバイダーから、認証局が署名した証明書 (CA) を取得する必要があります。
リバース プロキシ インフラストラクチャを実装しているのでない限り、SSL を有効にする際は、認証局が署名した証明書を使用してください |
DTP Enterprise Pack 用の SSL を有効化すると、同じポートが使用されますが、ポートはすべて HTTPS プロトコルを使用します。また、DTP Enterprise Pack も SSL が有効化されたポートを使って DTP とやり取りします。HTTPS を介して DTP と Enterprise Pack アプリケーションの間でデータを送信したい場合、適切に動作するよう、両方のシステムで SSL を有効化する必要があります。
Enterprise Pack の SSL を有効化する場合、同じプロトコル (HTTPS) を Report Cente および Extension Designer が使用できるよう、DTP インターフェイスの SSL も有効化する必要があります (DTP API は常に SSL の下で実行されます)。SSL を無効化し、SSL が有効化されたリバース プロキシ サーバーを使用していない場合、暗号化されていないネットワークを介してパスワードなどの重要な情報が送られます。